この記事の役立つポイント:あなたの人生に役立つ仕事のやり方を学べます。
キャリアというと、よくドラマなどで眉間にシワを寄せた現場叩き上げのおじさんが、エリートに対して「あいつはキャリア組だからな…」なんて喋ってるイメージがあります。
しかし本来、”キャリア”は誰しもが持っているものです。
ドラマなどでつかうキャリアとは「職務・職位(部長とか課長とか)」を言う場合が多いです。
ですが本来の意味になると、なにか仕事をして得た経験、それがキャリアになります。
どんな仕事をしてきて、どんな実績を作ったか。
例えば、管理職の経験、人事の経験、チームリーダーの経験など、それらはすべてキャリアです。
この自分自身のキャリアを明確にすることで、転職の際には心強い武器になってきます。
「え、でも仕事で大したことやってないし…」と思う方もいるかもしれません。
ですが、よくよく考えてみれば、なにかアピールできるキャリアがあるはずです。
「いやいや、自分そんなキャリアとかないし、これからどうしよう!」と思う方も、もしかしたらいるかもしれません。
そんな方や、これからもっといい会社に転職したい!という方に向けて、どのようにすればキャリアを作っていくことができるのかを解説したいと思います。
ぜひ働き方の参考にしてみてください。
簡単な目次
幸せな働き方の実践法則No.6:転職に使えるキャリアの作り方
キャリアを作る3つの要素
これは完全にオリジナルの図なんですけど、これがキャリアを作るために重要な3つの要素になります。
下のほうが根本的なところになり、上に行くほど結果として現れるキャリアになります。
キャリアを作る要素その1:ポジティブな思考
仕事をやるにあたって、ポジティブにやるのとネガティブにやるのでは結果が全然違ってきます。
例えば、有名なところで言うと新幹線の清掃員の方々。
たまにテレビなどで「世界中から称賛される新幹線の清掃員」的な感じで特集されたりもしています。
あの方々は清掃にプロ意識を持って取り組んでおり、新幹線が停まる非常に短い時間で、完璧な清掃を行います。
さらに、新幹線が発車する際には乗客の見送りまでするほどに自分の仕事に誇りを持っています。
その完璧な仕事の結果、乗客はいつも清潔な新幹線を使うことができ、そのことに満足して次も新幹線に乗ろう!となるわけです。
「完璧な清掃」という仕事をすることで、新幹線ブランドの一翼を担っているんですね。
これがもし、イヤイヤ掃除をしていたらどうでしょうか?
限られた時間の中で、適当に掃除をしていたらおそらく前の客のゴミが残ったまま次の客を載せることになります。
汚い新幹線なんて誰も乗りたくないですよね。(割と高い料金払ってるし…)
新幹線の清掃にプロ意識を持った方々がやっているからこそ、それが評判となり、TV番組でも取り上げるほどに有名になりました。
この清掃をする方はまさにキャリアを持っていると言えます。
新幹線の清掃経験がある方がほかの清掃会社に転職するときは、いきなりチームリーダー待遇で転職することができる可能性があります。
清掃ノウハウを教えることができるので、正社員待遇で就職することも可能かもしれません。
なんにせよ、適当に清掃に取り組んでた人よりも有利に転職できることは間違いありません。
そんな可能性を作ったのは、ポジティブに仕事に取り組む姿勢です。
ポジティブな思考は職場の雰囲気で決まる
5回転職をしていろんな職場を経験したぼくが言えることは、
自分がポジティブになりたかったら、ポジティブな人が多い職場に転職する
ことです。
自分がポジティブ思考になれないときは、他人のいい影響に引っ張られるようにするのです。
逆にまわりが「仕事ダリー…はやく休みこねーかなー」って言ってる職場で、自分だけポジティブな気持ちを保つのは至難の業です。
めちゃくちゃ上昇志向の人でもこれはムズカシイかも…。
職場の雰囲気が悪いところにずっといるのは時間のムダだとぼくは思っています。
感情は伝染するので、周りに明るくポジティブな人が多そうな職場に転職すれば自分も自然とポジティブになるんですよね。
転職活動でどうやって職場の雰囲気を知るのかというと、ぼくの場合は面接を受けたときにかならず職場を見せてもらっています。
そこで働いている人達の表情を観察して、生き生きと仕事をしてるかどうかをチェックします。
さらに、パソコンまわりにフィギュアやお菓子などが置かれているところはポイントが高い!
なぜなら、それだけ社員が自由だからです。
IT系の場合はスーツでいる人も少ないので、私服の自由度もぜひチェックしてみてください。
社員の自由度が高い会社(雰囲気がいい会社)ほど、ポジティブな考えの人が多い傾向があります。
キャリアを作る要素その2:人脈・情報収集スキル
いい環境でポジティブな思考を手に入れたら、次は人脈と情報収集スキルを磨きましょう。
仕事を前向きに考えるようになったら、あとはどうやってうまく仕事を上達させたり新しい仕事を生み出したりするかになってきます。
そのためには、社内で有能そうな人を見つけて、さりげなく仲良くなってみるのがオススメ。
有能な人から多くを学ぶためには、まず距離を近づけることが大事です。
会社の飲み会がニガテな方もいるかと思いますが、仲良くなれるチャンスだと割り切って参加してみてください。
そして有能な人から仕事のポイントを教えてもらうことで、普通の人よりも早く一人前のスキルを身につけることができるようになります。
そこからさらに、自分で自発的に情報を収集するクセをつけましょう。
仕事に関することをネットで調べてみたり、仕事に関係してそうな参考書を買ったり…。
ぼくも管理職になったときはなにをどうしたらいいのかわからず、手当たり次第参考書を読みまくりましたw
情報収集は誰にも知られることもなくそれ自体は評価されないので、非常に地味な作業です。
地味なことですが、これをやっていくことで気がついたら周りのライバルよりも高みに立っているはず。
まさに小さなことからコツコツと、です。
キャリアを作る要素その3:技能・知識
前の2つを実践していたら、すでにある程度の技能・知識を身に着けていると思います。
ここではさらに、自分の仕事に繋がりがある技能や知識を身に着けていきましょう。
例えば、デザイナーだったとしたら、デザイン業務だけではなく、営業が企画をどうやって売り込んでいくのか、価格の交渉はどうやっているのか、などです。
逆にもしあなたが営業マンだとしたら、自分が売っているものはどうやって作られているのか、自分だったらどういう商品を開発したいかなどを考えます。
意外と、自分の売ってる商品について、カタログスペック程度しかしらない営業マンも多いんですよね…。
自分の仕事の周りをどんどん深掘りしていくことで、ほかの人にはないあなただけのキャリアが形成されていきます。
そして一番重要なことですが、ここまでやってきた人は仕事に対して愛着が湧き、仕事が楽しくなってきます。
これら3つの要素をうまくこなしていれば、会社での地位は自然と管理職側になっている場合も多くなります。
しかも、もしまた転職がしたくなった場合にはキャリアがあるので楽勝で転職できるはず。
一番重要なのは、最初の「ポジティブな感情で仕事をする」ことができない場合、キャリアを作るのは非常に難しくなること。
働く環境ってめちゃくちゃ大事なんですよね…。
これはきっと何回か転職したことがある方ならわかってくれるはず。
いい職場にいてこそ、いい成果がうまれるというものです。
一番良くないのは、ネガティブな感情に同調してしまうこと。
仕事が終わったあと飲み屋で「うちの会社の人はぜんぜんわかってねーよなー」なんて言って終わりにしてはダメです。
ダメな会社なら、転職してしまえばいいのです。
大切なあなたの人生、ほかの人のネガティブな感情に引っ張られてはもったいないです。
ぜひ、あなただけのキャリアを作って、転職も楽勝なくらいの社会的価値を作ってみてください!