1980年代にあった日本の昭和バブル、アメリカのITバブル、そしてつい最近あった仮想通貨バブル…。
ぼくはこの中で、仮想通貨バブルでとんでもない暴落を経験しました。
高値230万円だったものが、60万円近く落ちたのです。
ほかの人からすると、「そんな急に上がったものが下がらないわけがない」とか「どう見てもバブルじゃんwこんなの売り抜けれないなんてセンスないでしょw」なんて思うかも知れません。
でも、当事者として、投資(投機)初心者としては「まだ上がるかも!?」という思いが抜けれませんでした…。
ぼくの周りの株経験者(しかも利益上げてる人たち)ですら、うまく売り抜けた人はほとんどいません。
なぜ、バブル相場は売り抜けるのが難しいのか、当時を振り返って考えてみました。
今後もまたなんらかのバブルはあると思いますので、それに備えて参考にしてもらえたらと思います。
簡単な目次
【仮想通貨バブルで実体験】バブル崩壊でなぜ逃げれなかったのか
まずは当時のチャートを再確認
2017年10月から現在までのチャートがこちらになります。
12月の最高値は、1BTCが2,325,600円となっていますね。
※BTCとはビットコインのこと。
2017年の1月には1BTCは8万円から10万円ほどでした。
10万円が1年で230万円になっているわけです。
23倍…!
そしてそのあと、年を跨いで2018年の1月から大暴落が始まりました。
一時期は1BTCが60万円台になり、ぼくの持っている仮想通貨もさんざんなことに…。
さらにアルトコインと呼ばれるその他の仮想通貨はさらにひどい暴落となっています。
いや~12月の時点で売ってたら、ぼくの資産は7倍くらいだったのに…とぼんやり考える夜もありますw
なぜそれができなかったのか、思い返してみることにしました。
10月くらいからすでに浮かれっぱなしの雰囲気だった
ぼくが参入したのはたしか5月のGWあたりだったと思います。
そのころは1BTCが20万円台で、10月には60万円台くらいになってました。
一気に3倍です。
しかも世間では、「いままで誰も知らなかった(一般大衆的に)仮想通貨は、これからどんどん認知されて価値があがる!」みたいな風潮があったんですよね。
まだまだ知らない人が多い=これからどんどん買われるから価値が上がる、みたいな理屈です。
そしてビットコインだけでなくいろんな種類の仮想通貨がぽこぽこと生まれまくった時期でもありました。
「まだ1円くらいの安い仮想通貨を買えば、一気に値段があがってめちゃくちゃ儲かるかも…!」みたいな一攫千金狙いの人がたくさんいたのを覚えています。
たくさんいたのを覚えていますとか他人事的に書きましたが、恥ずかしながら自分もそうやって変な通貨を買って損をしたりもしていましたw
テレビでCMをやり始めて、週刊誌が特集を組み始めたころが暴落の始まりだった
テレビで仮想通貨業者のCMが始まり、週刊誌でも特集を組まれるようになって、いろんな人が仮想通貨を買うようになりました。
いまから振り返れば、このときが暴落の始まりだった気がします。
あまりにも有名になって、美容室で美容師さんが「仮想通貨買ったんですよね」とかキャバ嬢の友達が「仮想通貨よくわかんないけど買った」という話をしてました。
普段、投資をまったくしない人たちが買い始めたら、バブルの終焉が近いと思っていい気がします。
ビットコインの送金詰まり、手数料の高騰など問題が勃発
あまりにもいろんな人が急に仮想通貨を買うようになったせいで、致命的な問題が発生するようになりました。
一番の問題は、「スケーラビリティ」というものです。
ビットコインが想定している以上の取引が行われた結果、送金したくてもすぐには送金されなかったり、送金手数料がめちゃくちゃかかったりするようになったのです。
ビットコインは金(ゴールド)と同じ様に資産として使われるなんて言われてますが、送金に時間がかかったり手数料が高い通貨なんて金よりも使い勝手が悪いですよね。
こういった問題を見てみぬふりをしつつ、ビットコインの価格はどんどん上がっていったような気がします。
しかし、コインチェックで仮想通貨の盗難事件があったのをきっかけに「仮想通貨はヤバい」という空気が出来上がり、仮想通貨市場からどんどんお金が抜けることになりました。
その結果、ビットコインも大暴落したのです。
下がるときに思うことは、「まだ致命的じゃなくて上がるかもしれない」「下げは一時的なもの」「ずっと持ってればいつかは上がる」という希望的観測でした。
しかしどんどん価格は下がっていき、60万円台になっちゃったわけです。
バブル崩壊でも生き残るには、レバレッジをかけないこと
仮想通貨バブルが一段落した今、ぼくはほそぼそと仮想通貨を少し持っています。
ただ、ほかの人にはオススメしていません。
なぜならボラティリティが半端なく、リスクが高すぎるからです。
個人的には面白いと思っているんですけどね…。
どうしてぼくが生き残れたかというと、レバレッジをかけた取引をしてなかったのが大きかったです。
レバレッジ3倍くらいなら安心と言われたりもしてますが、仮想通貨でレバレッジ3倍は非常に危険です。
もし3倍なんてやってたら、退場してた可能性はかなり高いはず。
うまくやって何億円と儲かってる人もいますが、ほんの一握りの人だけです。
最近だと、不正が発覚した不動産のTATERUも連日のストップ安でヤバいことになってますよね。
あれも信用取引でレバレッジかけて買ってる人はかなり大きなマイナスになっているはず。
しかもストップ安だと売るに売れず、マイナスはどんどん増えてしまいます。
FXのようにロスカットがないので、マイナス分は支払わなければいけないことになるため非常に危険です。
レバレッジは仮想通貨に限らず、投資をするときにはよくよく注意してやりましょう。
まとめ:猫も杓子もはじめたら逃げる準備をしよう
バブル崩壊は、前兆があることが多いです。
それを注意深く観察し、周りの雰囲気に流されないようにしましょう。
仮想通貨バブルの崩壊は、「普段、投資をしてない人たちまで仮想通貨をやりはじめた」のが前兆でした。
TATERUの株価暴落は、「かぼちゃの馬車など、素人のサラリーマンが不動産投資ブームでやたらと買い始めた」のが前兆だったと思います。
どちらも、普段は投資に興味ない人たちがはじめたというのが、その時の熱狂っぷりを表していると思います。
日本であった昭和バブルのときも、それまで株式に興味がまったくなかった主婦層が株を買い始めたりと、やはり「素人が熱狂する」という類似点があります。
バブルで含み益が増えたとしても、できるだけ冷静に周りを観察し、「いままで投資に興味がない人がどれだけ流入してきたか」を見るようにしましょう。
もちろんこれが間違いない策かはわかりませんが、確率は高めなのかなーと思っています。
次にうまくバブルに乗れたときは、この点に注意して売り抜けたいと思います!w
…ちなみに、次にくるバブルは「海外の大麻関連銘柄のバブル」なんじゃないかなーと思っています。
実際に買った銘柄などを別な記事で書きましたので、興味があるかたはこちらもどうぞ!
参考:【自腹】株のオススメはコレ!大麻関連銘柄を買ってみた。【海外株】
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