今でこそ個別株でもそこそこリターンを出せてますが、昔は損切り&塩漬け株ばかりでした。
なぜ株式投資で失敗したのかその原因をまとめたので、ぜひ参考ににしてみてください!
簡単な目次
【実体験】初めての株式投資で失敗する9つのパターン
他人のオススメは、握力が弱くなる
初心者に一番多い失敗パターンがコレです。
Twitterなどで、有名な株式投資家の方が言うことに左右されて、調べもせずに買っちゃうパターン。
意外と多いんですよ…。
そもそも、Twitterでの発言は誰だろうとほとんどポジトークだということを忘れないようにしましょう。
※ポジトークとは、ポジショントークの略。自分の保有する株式に対して有利な発言をすること。
他人の意見に左右されて買うと、少しでもその予想が外れたときにどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。
ずっとクソ株を持ち続けて損を増やすか、下手なところで損切りして資産を減らすか…。
Twitterや掲示板などの情報は、参考程度に考えておいたほうがいいと思います。
有名人のツイートに「有益な情報ありがとうございます!さっそく、全力買いします!」とかリプしてる人はほとんど養分です。
テクニカル指標は信用ならない
株式投資をやってる人ならほとんどの人が読んでる「ウォール街のランダム・ウォーカー」
これを読むと、テクニカルってほとんど意味ないやんけ…ってなります。
実際、「これはテクニカル的に見て上がる可能性高いわ…」っていうのも外すことが多々あります。
テクニカルを過信しすぎると痛い目をみるので、参考程度にしておきましょう。
最近でいうと、アリババはテクニカル的に良かったので買いました。
しかし、その後「アリババはいろんなジャンルに投資しすぎててよくない」みたいな情報がでたために株価は下落することに…。
テクニカルで良かろうがなんだろうが、なにか下がる要因が出たらそれで下がっちゃいます。
自分の興味がないジャンルは買わない
自分の興味がないジャンルの銘柄は、将来どうなるかイメージがつきづらいです。
でも、自分が好きなジャンルの銘柄だと、「この会社は将来も安泰だな…」というイメージがつきやすいですよね?
ぼくの場合は任天堂がそうでした。
任天堂株、買ったタイミングが悪くてマイナス10万円くらい行きましたが、「任天堂はこのまま終わらない」という予想があったので握力強めに持つことができました。
その結果、プラス15万円くらいで利確できたのです。
やっぱりどうせ買うなら自分の好きなジャンルで買うほうが、大きなリターンにつながるはず。
ここらへんは機関投資家よりも個人のほうが強いポイントだと思います。
会社の業績が好調でも、商品に不満がある人が多い場合は買わない
最近で言うと、TATERU【1435】がまさにソレです。
業績がめちゃめちゃ良くて、株価も絶好調でした。
2,000円くらいで推移してたのですが、不祥事が発覚して一気に400円台までに暴落しています。
TATERUは不動産投資を紹介するサービスなんですけど、「全然儲からない物件を掴まされた」というブログを書いている方がいました。
業績が良くても、売っている商品(サービス)が悪いといつかその影響が株価にも反映されます。
株式を買うときは、かならずその会社の商品がいい商品なのか、ユーザーの声を確認するようにしましょう。
ググったりTwitterで検索するだけでもかなりリアルなユーザーの声がわかります。
集合知を信用しない
割と有名な本で「みんなの意見」は案外正しい、という本があります。
めちゃくちゃシンプルに言うと「人が集まると、専門家よりも常に良い意見を出せる」というもの。
実際に読んでみると、都合の良い事例を都合の良いように解釈してるだけな印象でした。
ぼくは正直なところ、集合知を信じてません。
あまりにもノイズが多すぎますし、人は右にならえする性質があるからです。
さきほどのTATERU【1435】の例で説明してみます。
不祥事が発覚して連日のストップ安になってたとき、果たして集合知は役にたったでしょうか?
ストップ安の間、株価が906円だったときの投資家の予想がこちらです。
個人投資家の予想は「買い」、アナリストの予想も「買い」になってます。
…。
今、これを書いているときの価格は492円です。
906円で買った人は、1日で414円も下がってます。
集合知がまったく役にたってない感じがしますよね。
他人の意見に左右されるといいことありません…。
レバレッジをかけすぎない
信用取引で、レバレッジをかけるととんでもないことになる可能性があります。
またTATERU【1435】の例なのですが、信用買いで買いまくった人が悲惨な結果になったそうです。
現金4,700万円でレバレッジかけて1.2億円70,000株を購入して、その結果、損失8,200万円になったとのこと。
そもそも4,700万円も元手がある時点でスゴいですが、レバレッジをかけてなければもっと損は少なかったはず…。
連日ストップ安になると、損切りしたくてもできず、損失が膨らむのを見ているだけというツラい状態になってしまいます。
ナンピンしない
自分の買った銘柄の株価が下がると、ついついナンピンしてしまいたくなります。
※ナンピンとは、株価が予想に反して下がったときに、追加で同じ株を買う行為。
資産が何億円もある方で、メンタルも強い方だったらナンピン戦略もアリだと思いますが、ほとんどの人はナンピンが裏目にでてしまいます。
悪い材料がたくさんでてるのに「これ以上下がることはない!だからこれから上がるはず」と根拠もなく思い込んでナンピンをするのが一番ダメなパターン。
ナンピンするくらいなら塩漬けのほうがまだ悪くない感じがします。
もちろんナンピンで救われる、もしくはリターンが多くなる場合もありますが、あんまりオススメはしません。
ナンピンする資金があるなら、ほかの有望そうな株を買ったほうがいいのでは…と思います。
借金しない
元手がないからお金を借りよう…というのはやめたほうがいいです。
精神的にめちゃくちゃ病む可能性が大です。
とくにサラリーマンの方は、仕事中も株価が気になって仕事どころじゃなくなります。
精神的に余裕がない状態でのトレードは、勝てる確率が大幅に下がってしまうのです。
企業ブランドを信用しない
大企業だから、社歴が長い企業だからと言って投資をしてはいけません。
スルガ銀行のチャートを見てみましょう。
地銀の中ではかなりいいと言われていたスルガですら、暴落する時があります。
大企業だからと言って、安心はできません。
まとめ:株式投資で失敗しないためには、自分でしっかり調べることが大切
世の中には「らくしてもうかる」的なことを言ってる人がたくさんいます。
でも、なにも考えずに株式を買って儲かってたら、みんな儲かってるはずですよね…。
結局のところ、自分でしっかり勉強して価格が上がると確信が持てるものを買うことが、お金持ちへの近道だと思います。
興味ないジャンルの銘柄だと勉強するのも苦痛ですが、好きなジャンルの銘柄だったら割とすんなりいけるはず。
ぜひ、自分の好きな(得意な)ジャンルで、いい銘柄を探してみてください!
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ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
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ちなみにぼくの場合は、ITテクノロジーにどっぷりなので、そういった銘柄を買っています。
参考:新しいもの好きにおすすめな米国情報技術セクターETF【VGT】というインデックス投資