まず最初に、ぼくはリップル社のやっていることは成功する可能性がそこそこ高いのではと思っています。
ただ、確実に成功するってことは世の中にありません。
起業する人はリスクを取ってる人とよく言われますが、リップル社もリスクをとって大きなことを成し遂げようとしています。
ぼくらXRPを保有する立場としては、リップル社を応援しつつも失敗したときのことも考えなくてはいけません。
盲目的に信じるだけでは宗教になっちゃいますからね。
というわけで、考えうる失敗シナリオを網羅してみました。
簡単な目次
リップル【XRP】が終わるときの”5つ”の失敗シナリオ。
失敗シナリオその1:XRPと法定通貨のペアが増えず、ビットコイン基軸のままになる
今現在、XRPは仮想通貨時価総額2位ですが、仮想通貨取引所の基軸はビットコインとなっています。
基軸がビットコインだと、ドルや円などの法定通貨→ビットコインを購入→ビットコインでXRPを購入、という感じになるわけです。
これだと、ビットコインの価格が上下すると、XRPもその影響をモロに受けてしまいます。
現に、ビットコインキャッシュ騒動でビットコインが暴落したとき、XRPも一緒に暴落してしまいました。
これだといつまで経っても通貨として安定しません。
これを回避するためには、法定通貨から直接XRPが買える取引所が各国にできる必要があります。
今の所、着実にそういった取引所は増えてきているので、あまり心配はしていません。
日本でもビットバンク、コインチェック、SBI、GMOなどで購入することができます。(ちなみにぼくがよく使うのはビットバンク)
失敗シナリオその2:大国が法律で禁止する
国が法律で、XRPを使った国際送金システムを禁止した場合は、どうしようもありません。
これは…割とあるかもという気もしてます。
リップル社は米国の企業なので、成長すれば米国にとっては税金も入るし、デファクトスタンダードを取れるしでいいことづくめです。
ということは、ほかに米国でライバル企業がでてこない限りは、米国が邪魔をすることはなさそう。
しかし、米国と仲が悪い大国が一つありますよね…。
中国です。
中国は独裁政権でもあり、Googleも閉め出されている状態です。
もしかするとリップル社のシステムも入り込めない可能性があります。
今のところは、リップル社は中国当局とパートナーシップを結べているようです。
しかし、Googleも最初は普通に中国で使えたんですよね…。
正直、中国は自国の利益しか考えてない感もあるので、かなり不安に感じています。
失敗シナリオその3:強力なライバルの出現
リップル社と同じようなシステムを作るか、もしくは別な方法で国際送金やインターネットの送金システムを作るライバルが出てくる可能性もあります。
いまのところ、リップル社は各国の銀行に協力してもらって円滑に進んでいます。
大企業がもし参入してきた場合、もしかするとヤバイかも…。
ちなみに現在の国際送金システムであるSWIFT(スイフト)もライバルの一つです。
SWIFTも進化していて、SWIFT GPIという規格が新たにできました。
しかし今の所、
- SWIFTは結局、ノストロ口座を維持する必要がある
- 着金スピードはXRPを使ったリップル社のネットワークのほうが早いかおなじくらい
という点から、リップル社のほうが有利な面は多いです。
とはいえ、SWIFTはいままで銀行で採用されてきた実績があるので、ちょっと不安材料ではあります…。
※ノストロ口座とは、各国の大銀行が持つ、送金用にお金をプールしている口座のこと。全部合わせると2700兆円あると言われており、銀行には負担となっている。
正直、ただの国際送金だったらSWIFT gpiでいい気もします。(日本円を日本から米国に送る場合とか)
リップル社のシステムは、それに為替が絡んでくる場合に効果を発揮するはず。(日本円を日本から米国に送ってさらにドルに変える場合とか)
そう考えるとリップル社に有利な点もあり、SWIFTに有利な点もありという感じになってきます。
失敗シナリオその4:スペースデブリ問題で宇宙開発が全て止まる
急に話のスケールが宇宙になりましたが、これも割と無視できない問題になってきています。
地球の周りには、捨てられたロケットや壊れた衛星などの破片がスペースデブリ(宇宙ゴミ)となってふよふよ浮かんでいます。
この数は年々かなりのペースで増加しており、衛星にぶつかって破壊、さらに破壊された衛星の破片でまた別な衛星を破壊…ということが起こり得る状況になってきました。
現在、スペースデブリとなっている捨てられた人工衛星は2600基、大きいゴミが1万個、りんごよりも大きいゴミは2万個、ビー玉サイズのゴミは50万個ほどあります。
それぞれが最大時速3万キロで飛んでいるため、もしぶつかったら大変なことになります。
通信衛星が壊れ、ナビやGPSも壊れ…となると、インターネットも制限されることが予想できます。
一応、海底ケーブルでつながってはいるものの、衛星が壊滅すると国際電話やデータ通信がすべて海底ケーブルなどの地上ラインに集中して大きな負荷がかかります。
その結果、システムの許容量を超えてパンクし、インターネット接続も不安定になります。
さらに軍事力も大きく下がることになるので、先進国の国防が著しく不安定になり、テロが起こりやすくなる可能性があります。
要するに国際送金を最適化するというレベルじゃない問題が多発し、世界は1970年くらいまでの水準に戻ることになります。
失敗シナリオその5:第三次世界大戦が起こる
第三次世界大戦が起こる可能性もないわけではありません。
この場合も国際送金どころの話ではなくなってきます。
今のところは危機感があるような状態ではありません。
リップル【XRP】は終わらないし失敗しないけど、不安に思われてるシナリオ
リップルやXRPが失敗しないし終わりなわけじゃないけど不安視されているシナリオもあるのでそれも書いていきます。
不安なシナリオその1:XRPが証券化する
これ、よく言われてるんですけど証券化したって別にいいのでは…?という気もしています。
別記事で詳しく書いたので、興味ある方は読んでみてください。
不安なシナリオその2:法定通貨がデジタル化する
日本円やドルなどの法定通貨がデジタル化した場合、XRPはいらないのでは?という不安もたまに聞きます。
たしかに、法定通貨をデジタル化するメリットは国にとって大きなもの(脱税を防げる)なので、いずれはデジタル化しそうです。
しかしいくらデジタル化したところで、法定通貨は法定通貨です。
国の信用に基づいているという原則は変わりません。
法定通貨同士をつなぐXRPは、どこの国の影響も受けない(はず)なので、そこが大きな強みとなります。
例えば、「日本、これからヤバいンゴ…。日本円どんどんインフレして価値が減ってるンゴ…」となった場合、
「日本円で持ってても価値が下がるだけだから、ドルとかXRPみたいな通貨に変えておこう!」となります。
ドルはドルで、米国の信用で動いているものなので、それも信じれない人はXRPとかBTCを買うんじゃないかな…。
ビットコイン(BTC)は本来、非中央集権なものなのでそういった時の資産に最適な感じもしますが、今現在は、中国のマイニング業者のおもちゃにされてる感が否めません。
そうすると、XRPがもし国際送金で地位を確立できたなら、法定通貨とは違った感じでその価値を持てるんじゃないかな…。
まとめ:リップル【XRP】が終わらないといいな
結局、ぼくらはリップル社の社員ではないので実際のところはなかなかわかりません。
リップル社の社員だって、未来のことがわかるわけでもありません。
もしかしたら、ここに書かれたこと以外の失敗シナリオがあるかもしれません。
どんな投資も”確実”はないのです。
その中でも自分が魅力を感じたものに、自分を信じて投資をしていくのが面白いと思います!
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