2018年8月、テレビ朝日「ハナタカ」にて「徳利は注ぎ口から酒をつぐと失礼」というマナー(と言われるなにか)が紹介されました。
そしてさらに2019年1月フジテレビ「ノンストップ」にてさらに同じようなことを紹介しています。
アサヒとフジテレビという時点で「あっ…(察し)」となる人も多いですが、テレビだけを見てる人は信じちゃうかも…。
よくよく考えてみると、こういった話に騙される人は、投資でも儲からない人なんじゃないかな…と思ったのでその理由を書いていきたいと思います。
※ちなみに、注ぎ口の逆から注がないと失礼というのはアホマナーなので、得意げに語る人とは距離を置いたほうが無難です。
簡単な目次
徳利の注ぎ口のエセマナーでわかる”投資の適格性”
誰もが疑問に思う「徳利の注ぎ口から注ぐと失礼という言い分は誰が得をするか」
どんな情報にせよ、それを広めて得をする人というのがいます。
テレビは無料で見れるので普段お金の動きを気にする人はあまりいませんが、テレビ利権はそうとうな額のお金が動きます。
誰が聞いても「いやそれおかしくない…?」というよくわからないマナーを広めて得するのは果たしてだれでしょうか?
とりあえずテレビは話題にさえなれば視聴率がとれるので、スポンサーになった企業のCMを多くの視聴者に見せることができますね。
テレビ局は”極端におかしいマナー”だからこそ視聴率がとれるメリットがあります。
そしてマナー講師も、自分の本や講演でネタにしてお金を稼ぐこともできます。
「徳利の注ぎ口から注ぐと失礼というのは、知っておかないと変人扱いされる」とまで言った某協会は、検定試験などで稼いでいるので、このように話題になるほうがいいでしょう。
「テレビの情報に踊らされる人(視聴者)と、その情報で得をする人(仕掛けた人)」という図式は、この徳利マナーだけに限った話ではありません。
どのような情報にせよ、特をする人もいれば踊らされる人もいます。
身体にいいってテレビで言ってたから!とえごま油を爆買いする主婦を見れば一目瞭然ですね。
えごま油を買った主婦が果たして健康になったのかは疑問(ただ踊らされただけ)ですが、えごま油関連企業の売上はかなり上がったと思います。
冷静に考えることの大切さ。どう考えて変なことに気がつく
最近でいうと、仮想通貨バブルのときは誰もが「もっと価格はあがるに違いない!」とガンガンお金を突っ込んでいました。
しかし仮想通貨の実需はほとんどないも同然で、明らかに価格は上がりすぎていたために大暴落をしたのです。
後から考えれば「あれはバブルだったよね…」と気づけますが、熱狂の真っ只中にいるときは冷静に周りを見渡すことができなくなってしまいます。
この徳利マナーについても、冷静に考えてみるとすぐにわかることがいくつかあります。
- 本当に注ぎ口から注ぐのが失礼なら、注ぎ口のない徳利が主流になっているはず。
- 注ぎ口じゃないところからお酒を注ぐと、お酒が垂れてしまって不便。
- ”注ぎ口”という名称は、まさに注ぐための口ですよ、という意味なのに、それを否定している。
- そもそも誰もが認めるマナーならもっと有名になってる。
もちろん注ぎ口がない徳利もたくさんありますが、それはあくまでもデザインの違いです。
大昔にアホな人(いつの時代にもいます)が「徳利の注ぎ口から注いだら失礼!!!」と言った可能性はありますが、そうだとしても、あまりにもアホらしいためにさらっと無視され、注ぎ口がある徳利がたくさんできたのでしょう。
このように冷静に考えてみれば、このマナーがいかに適当なのかがわかってきます。
投資をするときもおんなじで、「テレビでいいって言ったから投資する」というのはやめたほうが懸命です。
人は権威付けされたものにすごく弱く、ナントカ協会や、ナントカ研究会、プロの投資家、アナリストなどという名称にコロっと騙されます。
テレビでアナリストの方々が株価予想をしてた番組がありましたが、それを信じて投資していた方はかなり損をしている可能性があります。
参考記事:株式のプロ、アナリスト達の予想が当たらないのはなぜか
まとめ:徳利の注ぎ口の逆から注ぐ人の投資はマネしてはいけない法則
今回の件をまとめると、飲み会で「徳利の注ぎ口の逆から注ぐ人」は、テレビの影響をものすごく受けやすい傾向があると判断できそうです。
つまりは、投資に向いてない人ということ。
もしそういった人が「テレビで◯◯っていう投資をやってたんだけど、これから来そうだよ!」と言ったら逆に空売りを仕掛けたほうが儲かりそうです。
そういえばひふみ投信のときも、テレビで有名になってしばらくしたら暴落する法則というのを記事に書いたんですけど、当たってたなぁ…。
参考記事:ひふみ投信の下落予想が当たってた件と、投資信託の見極め方
そういえば、テレビ朝日もフジテレビも某協会も、共通点がありました。
それはどれも「韓国が大好きでかなり韓国寄り」ということ。
…。
もしかしたら、韓国では徳利の注ぎ口から注ぐと失礼になるのかもしれませんね…(棒読み)
それはともかくとしても、どんな情報にせよそれを鵜呑みにせず自分で確かめることが、投資の上でもとても大切だと思った次第です。
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マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。