転職に資格はいらない!実体験から思うコト

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



転職するためには、なにか資格を持ってたほうが有利になるんじゃ…と思っていませんか?

実際のところ、正直よっぽど難関&仕事に直接関係ある資格でないかぎり、採用には有利に働きません。

言い方を変えると、あなたの価値は、資格では表現できないのです。

ぼくは数百人の転職採用面接を行ってきましたが、見るべきポイントはほかにあります。

資格よりも大切なポイント…。

結論から書くと、

資格よりも実績・成果のほうが百倍大事です。(一部の専門職以外)

いままで何をしてきたのか、それによってどう利益をあげたのかなどがわかるポートフォリオを作るほうが、資格取得よりも面接の時に有利になります。

sorasuke

今回はそこらへんの転職を成功させる秘訣を、転職を5回成功させたぼくがもそっと書いていきたいと思います!

あなたの大切な時間は、資格の取得ではなく、実績作りにあてることをオススメします。

転職に資格はいらない!実体験から思うコト

日商簿記2級はもってたけど経理系の転職にまったく役にたたなかった

一般的に、「日商簿記の2級をもってれば経理職に就職しやすい!」と言われてたりしますが、特にそんなことはなかったです。

そこそこの規模の会社における経理職への就職で有利なのは、身も蓋もないことを言うと学歴です。

sorasuke

ぼくは工場勤務からの転職をする際に、事務職、経理職も応募したんですが、まったくダメでしたw

簿記の資格を持ってようが持ってなかろうが、学歴がないのがそもそもダメだったみたいですね…。

とはいえ今にして思えば、事務や経理にならなくてよかった気もします。

というのも、今後、AIが進化して一番最初に影響があるのが経理や事務などの仕事です。

高度な知識や経験が必要になる経理判断はもちろん残っていきますが、ルーチンワークになっているものはほとんどAIが肩代わりする世界になっていきます。

それも、10年先と言った遠い話ではありません。

おそらく2.3年で劇的に変わってきます。

さらに今ですら経理や事務は派遣社員に任せてる会社も多いので、正社員で雇われるのはかなり厳しそうですね…。

sorasuke

一時的に働くくらいだったら事務もいいかもだけど、ずっと働くのは厳しそう…。

会社としても派遣社員やAIに任せたほうがコスト安いもんね。

資格が役に経つのは、資格持ちが必須の場合くらい

仕事によっては資格を持ってることが必須な場合もあります。

例えば、電気工事士や、建築士マンション管理士公認会計士薬剤師などなど。

こういった資格は、片手間で楽勝にとれるというわけでもありません。

が、持ってないと始まらないので、がんばって取りましょう。

資格を持ってるのが当たり前な上で、ほかに学歴や実績などのアピール要素が必要になってきます。

転職活動で役立つのは、資格よりも「いままでになにをやってきたか」

結局のところ、転職活動をしていて役立ったなーと思ったのは、「いままでの実績」です。

こういった仕事に関わって、こういった成果を上げました、という実績をまとめた資料、いわゆるポートフォリオがめちゃくちゃ大切です。

デザイナーは当たり前のように持っていますが、ほかの職種だとあまり使ってない人が多いようです。

ポートフォリオをしっかり作っておくと、口下手な人でも自分の強みをしっかりアピールできるので作るようにしましょう。

ポートフォリオは、

こんな感じで自分のやってきた仕事をまとめた紙のことです。

こんなの作ったことない…!という方でも大丈夫!

転職サイトに登録すれば、転職エージェントに相談することができます(もちろん無料で)

ネットでポートフォリオの作り方をググるよりも、プロに聞いたほうがサクッとできますよ!

sorasuke

正直、ポートフォリオがあるのとないのでは天と地ほどの差があります。

ポートフォリオは、近いジャンルの職種に転職するときも有効

例えば、ぼくはDTPデザイナーからwebデザイナーに転職した時がありました。

DTPデザイナーというのは印刷物全般、例えばポスターやらでっかい看板やらのデザインをする人のことです。

webデザイナーというのはwebサイトをデザインする人のことで、必要となる知識はDTPと比べると意外と結構異なります。

それでも、DTPデザイナーとしてこんなデザインをやってきて、結果こういった評価を受けました、みたいな資料を作っておくと、「こいつは仕事できそうだな…」みたいに思ってもらえます。

sorasuke

たしか6社くらい採用面接に行って、4社くらいは内定もらえてたので、この方法はかなり有効だと思います。

ポートフォリオを作る時のポイント

デザイナーは、A3サイズの用紙で何枚かにまとめるか、webでポートフォリオサイトを作る人が多いです。

ほかの職業の場合はA4サイズの冊子にしてもいいかも。

ポイントは

とにかく数字を入れて、パッと見のインパクトがある実績にする

ということ。

もちろん、ウソはダメですよw

とにかく、自分がやった仕事でこれくらい利益があがった、効果がでた、というアピールをします。

もし、アピールできるような実績がなかったら…

今までやってた仕事が、ルーチンワークの事務作業だったり、誰でもできるような仕事だった場合、なかなかアピールできません。

でも、そういった場合にこそ、すぐに転職をしないと将来的にかなりのリスクを背負うことになってしまいます。

先程も少し書きましたが、今後は単純作業はAIの仕事になっていきます。

アピールできない仕事≒誰にでもできる仕事(AIにもできる仕事)ということであれば、なるべく早めに自分の実績が作れる職種に転職するしかありません。

ポートフォリオが作れない場合は、熱意こそが最大の武器です。(割とマジで)

未経験OKな会社にガンガン応募しましょう。

幸いにも未経験OKな会社は意外と多く、僕自身、未経験ながらも転職してデザインの仕事を始めることができました。

自分の実績を作れる職種といえば、営業職、IT系技術職、デザイン職がオススメです。

美容師や調理師も自分の実績を作れますが、業界的にさほど給料があがらない&激務なのでよほど好きな方以外にはオススメしません。

せっかく未経験の仕事に飛び込むのであれば、給料が高くてホワイトな労働条件が望めそうなところのほうがいいですよね。

ちなみにどの業種に行っても、未経験から始めた場合、労働条件はブラックにほど近い感じになると思います。

会社は学校ではないので、それもまた致し方ないという感じでぼくはがんばってました。

でも、スキルさえ身に付いてくればこっちのものです。

自分のスキル・実績を元に、よりよいホワイト企業へ転職すれば良いだけなので、まず最初はガマンしてがんばって覚えてみましょう。

資格取得と実績作り、どちらに時間を使うのか

人間誰しも、時間は有限です。

限られた時間の中で、資格を取るために勉強するのと、実績を作るためにがんばるのではどちらが有利でしょうか。

一概には言えませんが、大抵の場合、実績作りのほうが転職に有利な気がします。

特にIT系はスキルを使って副業をすることができます。

僕自身、webサイトを会社で作りつつ、個人でもwebデザインの業務を請け負っていました。

転職の際には、副業で受けた仕事も実績となるので、どんどん副業はやったほうがいいです。

採用担当者から見た場合、

  • 副業をせずに会社の仕事だけを淡々とこなした人材
  • 会社の仕事だけじゃなく、副業も意欲的にやってスキルを多方面に伸ばした人材

のどちらが魅力的かといったら、やはり後者のほうを採る採用担当者は多いはずです。

副業をすると年収はあがるし自分自身の価値も上がっていくので、やらない理由はありません。

IT系の業界で言うと、本業が激務な人を除けば、副業してる人は全体の半分くらいいるんじゃないかな…。

これからの時代を考えると、

資格取得よりも副業で実績を積む

ということが大事だと思います。

自分がなにをできるのか、そしてなにをしてきたのかをアピールすれば、転職の成功率は格段に上がるはず。

ぜひ、面接担当者が唸るようなポートフォリオを作って、余裕で転職をしていきましょう!

~偉人が語るシアワセについての一言~

自分の番が来るのをただ待っているだけではいけない。積極的に行動し、スキルを高めなさい。・・・エカテリナ・セレズネワ(レーゲンスブルグの研究所の研究員)