1月30日、サンバイオ株が大暴落しました。
31日になっても株価は寄り付かず、あと数日はストップ安が続きそうです。
追記:2月5日にやっと寄り付きました。始値が2,440円となりました。12,000円近かったのが、数日で2,440円…。
バイオ関連の株は、「新薬開発が成功すれば株価は上がるけど、失敗したら暴落」というまさにギャンブルそのものです。
しかもサンバイオの場合は、売上や会社規模の実態からかけ離れすぎた株価がついていました。
みんな熱狂してたんですね…。
熱狂してた原因としては、サンバイオを煽りまくった人たちが多かったというのもあります。
いわゆる仕手筋な人も結構いたんじゃないかな…。
※仕手筋(してすじ)とは、特定の銘柄に対して大量の買いや売りを入れて株価をコントロールしたり、ツイッターなどのSNSで特定の銘柄を煽りまくって株価を上げたりする人たちのことです。
今回のサンバイオは時価総額が高すぎて仕手ができなさそうな感じもしますが、SNSで煽りまくるのはやってたと思います。
仕手株はだいたいの場合、ある日突然の大暴落で終わります。
そうなる前にいかに売り抜けるかがポイントとなってくるので、「どうやって売り抜けるポイントを判断すればいいか?」を中心に書いていきたいと思います。
簡単な目次
サンバイオで学ぶ、仕手株に勝つためのルールとは
サンバイオの株価が大暴落した理由は「治験に失敗したこと」
サンバイオは昨年の外傷性脳損傷の治験が成功してたことで株価が急上昇していました。
しかし、本命だった脳梗塞の治験が失敗に終わったことで、株主の失望から株価が大暴落。
一時期は11,000円を超えた株価ですが、これは治験が成功することを見越しての価格(それでも高すぎるけど)。
治験が失敗した場合、現在の企業利益から試算した適正株価は1,500円前後ということです。
現在の適正株価が1,500円なのに、成功するかわからない新薬開発への期待で11,000円になってたとかバクチすぎでしょ…w
これがどれだけ異常だったかほかの製薬会社と比べてみます。
社名 | 時価総額 | 売上 | 従業員数 |
サンバイオ | 5800億円 | 4億円 | 32人 |
参天製薬 | 6100億円 | 2280億円 | 3980人 |
久光製薬 | 5200億円 | 1480億円 | 2800人 |
ロート製薬 | 3200億円 | 1830億円 | 6400人 |
5chで書かれてた比較表がこちらです。
売上に対してあきらかに時価総額が高すぎるのは誰もがわかるはず。
それなのにみんな熱狂して雰囲気で買っちゃってた結果、このような大暴落がおきました。
まさにバブルという感じですね…。
仕手株に勝つためのルールその1:仕手株の場合は、有名人たちの意見は信用してはいけない
仕手株で勝つ方法をまとめると、
- 有名人が「買い!」と連発しだしたら利確する
- なるべく初動の段階で買う(途中参加はリスクが高い)
- 一回利確したら、二度と買わない(利確したけどまだ上がりそう…と思ってると大抵やられる)
というこの3つが大切です。
そして一番重要なのが「有名人の意見を信用しないこと」です。
例えば、大暴落の前日に某有名な方がツイートしたのがこちら。
この方のスクール生は、もしやかなりの損をしているのでは…。
「有名人だからこの人の言うことは間違いない!」とか、「東大出てる人だから絶対外さないはず!」とか思ってはいけません。
投資はあくまでも自己判断が大事。
有名な人ほど話す内容はすべてポジトーク(ポジショントーク)だと思って、精神を揺さぶられないようにしましょう。
ちなみに暴落した次の日のみんかぶ予想はこんな感じです。
これ、大暴落中の1月31日のスクショなんですけど、まぁヒドいですね…。
個人予想が5,757円というのも高い気がするけど、売り判断なのはまぁまぁわかります。
となりの証券アナリストの予想を見てください。
予想株価が10,420円となっています。
しかも強気買いの人が多い…。
ブルームバーグの1月30日の記事でもアナリストの方が予想株価を出しています。
参考:サンバイオ株急落、バイオ株や新興株へ「需給のドミノ倒し」の声
これによると、SMBC日興証券の中沢安弘アナリストの目標株価は8,800円で投資判断は「中立」。
みずほ証券の野村広之進アナリストの目標株価は7,800円で投資判断は「買い」とのこと。
ぼくの正直な感想としては、ストップ安が連日続きそうな中で買うわけないだろって気がするんですけどね…。
ソフトバンクIPOのときだって、アナリストは「買いだー!」って言ってたけど普通に公募割れしてましたし、当たってるのを見たことがありません。
仕手株に勝つためのルールその2:なるべく初動の段階で買う(途中参加はリスクが高い)
仕手株で利益を出すためには、株価が動く最初の段階で参入することです。
途中参加をしてしまうと、どこで暴落が待っているのかわかりません。
サンバイオのチャートを見てみます。
10,000円を超えたあたりから、上に行くのか下に行くのか微妙な感じになってますよね。
暴騰したあとに入ってもさほど旨味はありませんし、そのあとに待つのは暴落です。
初動で入れなかった仕手株は、遠巻きに眺めているのが懸命です。
ちなみにサンバイオの1月の最安値は2,421円でした。
仕手株に勝つためのルールその3:一回利確したら、二度と買わない(利確したけどまだ上がりそう…と思ってると大抵やられる)
サンバイオ株でやられた人たちのツイートを見てると、「一回利確できたのに、まだ上がると思ってまた買った」という人が割といました。
急上昇した株を買い直すのはかなりリスキーなのでやめましょう。
ぼくも仮想通貨で同じような失敗をした経験があります…。
株価が順調に上がりまくってるとついつい「まだ上がりそうだから買い直そう!」とか欲をかいちゃうんですよね…。
まとめ:仕手株は追いかけすぎると痛い目を見る
仕手株はかならずいつか暴落がきます。
熱狂しすぎて現実とかけ離れすぎた株価もいつかは暴落します。
それでいうと海外の大麻銘柄もまだ現実の売上高から比べると株価が高すぎるので、まだぼくは買い直しをしていません。
うまく熱狂に乗って3倍で利確したときの記事がこちらです。
結局、サンバイオもこれと同じだと思うんですよね…。
そしてこういったことは、これからもほかの銘柄で同じように繰り返されていきます。
そのときに、乗り遅れない、逃げ送れないで利益を出せるように、しっかりと先程のルールを守っていきましょう!
仕手株やバブル株で利益を出すためのルール
- 有名人が「買い!」と連発しだしたら利確する
- なるべく初動の段階で買う(途中参加はリスクが高い)
- 一回利確したら、二度と買わない(利確したけどまだ上がりそう…と思ってると大抵やられる)
つぎはどの銘柄がくるかな…。
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