財政学の大御所、土居丈朗慶応義塾大学教授は「財政拡大と日銀の国債大量購入が続けば、日本の経済は大混乱する」という考えを示しました。
ぼくもこのブログで何回か「このままだと日本はヤバいンゴ」と言ってましたが、専門家もだんだんと発信するまでになってきましたね…。
ちなみに大元は、ブルームバーグで読めます。
外部サイト:諭吉先生のお札が紙切れに、日銀緩和続けば経済大混乱も-土居慶大教授
正直なところ、「え、やっとそれを言うの?」という感じもしますが、今これを示した意味を考えると…もうそろそろホントにヤバイ時期が近づいてるのかも知れません。
簡単な目次
【超インフレ】慶応教授「1万円が紙切れになる日が来るかも」
日銀が持つ国債の比率はどんどん増えている
日銀は2013年から量的・質的金融緩和を導入してい以来、国債を購入しまくって長期金利を0%に誘導しています。
いまのところは全体の43%ほどを日銀が持っているとのことです。
これがさらに日銀の買い取りが増えて7割くらいになってくると、買い入れ余地がなくなってきます。
そこまでくると皆「あれ、このまま継続するの無理でしょ」と気づき、金利が増えてそれがきっかけで大混乱になる、という…。
日銀の国債比率が高くなりすぎると起こる「行政サービスの質の低下」
日本に余裕がなくなると、補助金でなんとか動いていた行政サービスが立ち行かなくなります。
特に地方はかなりこの影響を受けるんじゃないかな…。
学校がなくなったり、病院が廃病院になったり。
地方の高齢者はかなり大変なことになりそうです。
さらに自転車操業の会社も淘汰さてしまい、日本は壊滅的になる可能性もあるとか…なぜこうなった、という感じですよね。
インフレと金利急騰のどちらが先かわからないが急に起こる可能性がある
ぼくの考えとしては、今の日本はデフレすぎるので外国人イージーモードになって感があります。
多少うまいことインフレにもってく必要ってあると思うんですよね。
ただ、急激なインフレは日本人全体が困ったことになる可能性があります。
とくに貯蓄だけで暮らしている老人はただ持ってるだけで資産が減っちゃうわけなので、かなり厳しそう。
日銀が国債を買えなくなったとき、別な誰かが買い始める?
さすがに日銀が「もう国債買えないからやーめた」とキッパリやめちゃったら国債の買い手がつかずに大混乱になるのは目に見えています。
そこで、ぼくらの年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が次の買い手になる可能性が出てきました。
GPIFは160兆円近い運用資産を持つ機関なので、国債を買い支えるには適しています。
でもその流れになるためには、一度国債の金利が上がって「株式よりも国債を買って運用する意味」がないとダメですよね。
つまるところ、結局、国債は「金利があがる」ことになりそうです。
まとめ:なんだかんだで国債の金利はあがりそう
国債の買い支えが日銀からGPIFになったとしても、その段階で金利の上昇はありそうです。
金利が上昇してインフレが急激に起こるとものすごい大混乱になりそうですけど、果たしてそれがくるのはいつか…。
まぁ、今年や来年に来る感じではないですよね。
さすがにいくらなんでもそんなに早くはないはず…オリンピックあるし、政府としてもその期間は避けたいはずです。
一番ありえるのが、2025年の大阪万博が終わったあとかなという気もしますが、そこまで持つのかはまだわかりません。
5Gになり、次世代の通信網が整備されたとき、新しいライフスタイルも生まれて経済も活発になる可能性だってあります。
その流れに日本もうまく乗れたらセーフ!って感じになるかも。
なんにせよ、2019、2020年は今後の日本が「ヤバいくらいの大混乱になる」のか「なんとかギリギリやっていけてる」感じになるのか、見極める年になりそうです。
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