中国のeコマースといえば、アリババ、そしてJDドットコムです。
シェア率で言うとアリババが約60%、JDドットコムが約25%となっています。
そのJDドットコムが、どうやら大規模な人員削減をはじめているとのこと。
人員削減の予定は最大で全体の8%(約12,000人)にも達する可能性があります。
これははたして、中国ハイテク業界の景気減速なのか…。
これから中国経済が低迷していくのか、改めて確認してみました。
簡単な目次
JDドットコムの人員削減は中国の景気減速の表れ?
なぜJDドットコムは人員削減をするのか
要因はいろいろ言われています。
- 中国の景気減速で個人の消費が伸び悩んでる
- アリババの勢いに負けている
- 新興勢力(PDDなど)との競争が激しくなってる
- 過去4~5年、人員削減をしてこなかったため、一生懸命に働かない社員が急速に増えたため
実際のところはどうなんでしょうね。
約12,000人を削減する可能性がある一方で、広報担当のバーゲス氏によると、15,000人の採用を見込んでいるそうです。
一説によると、最高技術責任者(CTO)や法務顧問、最高人事責任者、広報責任者など幹部すらも削減の対象になっているとのこと。
企業改革を真剣に進めているようなので、もしかしたら悪くない兆候なのかも…?
株価は順調なJDドットコム
アリババとの競争、個人消費の低下などで苦戦しているJDドットコムですが、株価は非常に順調です。
2018年にはGoogleも5.5億ドルを出資し、テンセントも同じく出資しています。
うーん、そのことを考えるとすぐに潰れることはなさそうですよね。
今回の人員削減は組織のシェイプアップをして、競争に打ち勝つためのアグレッシブな戦略な感じがします。
競合のアリババの株価
アリババの株価もだいぶ上がってきました。
来年のジャックマー氏の引退にともなって株価がどうなるのか不安ですが、いまのところは順調ですね。
若干、頭打ち感はありますが…。
中国ハイテク企業の筆頭、テンセントの株価
ほかの中国ハイテク企業はどうなのか気になったので、テンセントの株価を調べてみました。
めちゃめちゃ上がってる!
2018年後半の下落から順調に回復しています。
ただ、2018年の最高値にはまだ届いていません。
5年で見るとこんな感じ。
このまま最高値を更新するのかな…米中通称協議がどうなるのかもわからないので、予想は難しそう。
まとめ:JDドットコムの人員削減は、中国ハイテク企業の衰退ではなさそう
JDドットコムの大規模な人員削減は、攻めの削減という印象でした。
これから競合と渡り合っていくための体力づくりといった感じです。
株価が下がってないのもそういうことなのかもしれません。
ほかの中国ハイテク企業の株価も好調ですし、当分は問題なさそうです。
ただしまだまだ米中通称協議は不透明ですし、中国の個人消費は鈍化しているのも事実。
いきなり株価が下がることはないとは思いますが、成り行きに注意しておいたほうが良さそうです。
ちなみにぼくは、アリババ株で懲りたので中国株は買っていません…w
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