コスプレをした女性(主に)を撮ることを趣味とするコスプレカメコ…。
文字にするとなんかヤバい感じもしますが、ぼくの趣味の一つがコレです。
一般的にはあんまり理解されづらい趣味、カメコ…。
さらにそのカメコの中でもコスプレというオタクまっしぐらな被写体を撮影しているので、世間一般から見ると引かれることもあります。
が、ハマってみると結構楽しく、奥深い趣味でもあるんです。
ハマるとレンズやらカメラやらに多額のお金を使ってしまい、気がついたら数百万円かかっていた…なんていう人もいます。
でも、そんなにハマる人がいるくらい楽しい世界なんです!
ちなみにぼくがどんな写真を撮るのかというと、
こんなのとか
こういうナチュラルなのとか
ドーナツ食べてるとことかも撮ってます。
コスプレ以外にもいろいろ撮ってるので、正確にはポートレートコスプレカメコなのかもしれません。
今回は、カメコのなにがいいのか、どんな人達が多いのか、恋愛とかあるのかどうなのかなど、魅力を書いていきたいと思います。
簡単な目次
自分がカメコになってよかったこと
ぼくが一番、カメコとしてよかったのが
人に必要とされる
ということ。
「そらすけさん、コミケ一緒に行こう~」とか
「そらすけさんに撮影してほしい~」とか言われるとやっぱり嬉しいんですよ…。
ぼく、単純だから…。
これってカメコだけじゃなくて、ほかの趣味、ほかの仕事でもそうですけど、誰かに必要とされてるって、それがたとえ大したことないことだとしても嬉しいですよね。
ぼくだけに限らずそこそこカメコを長くやってると、レイヤーさんからリクエストをもらったり仲良くなったりという繋がりが生まれます。
一説によると、人は孤独でいるよりも、複数のコミュニティで必要とされると、よりシアワセを感じやすいそうです。
仕事でも誰かに必要とされて、趣味でも必要とされる…これはシアワセのいい形ではないかな~なんて最近思ったりもしてます。
前置きが長くなりましたが、カメコの生態について、コスプレ界隈とはどんなものなのかを解説していきたいと思います!
※ちなみに”カメコ”というのは蔑称という人もいますが、ぼくの中ではそう感じてないので、カメコという名称を使用しています。
カメラを趣味にして「人に必要とされるシアワセ」を見つけた話
カメコの主な生態
カメコと一言で言っても、その生き方は様々です。
- イベントだけに出没する人
- 有料撮影会をメインにする人
- スタジオ撮影をメインにする人
- ポートレート(私服の撮影)をする人
- コスプレもしつつカメコもする人
などなど…。
ちなみに難易度的に簡単なのは、コミケなどのイベントに行くのが一番カンタン。
そしてどんどん撮影が上手くなってくると、コスプレイヤーさんから撮影依頼をもらってスタジオ撮りがメインになってくる人が多い気がします。
ちなみにぼくのスタンスは、誰かに誘われた時のみイベントに行って、誰かに依頼されたらスタジオで個別に撮影するという感じ。
かなり消極的ですが、まったり自分のペースで楽しんでます。
副業としてのカメコ
一部の有名なカメコの方は、その実力を買われて商業撮影の依頼も来るようになります。
じみ~にぼくもこっそり商業撮影の依頼はちょこちょこ来るので、名前はださずにひっそり撮影をしていたりもします。
金額としては、一回の撮影で数万円程度なのでそんなに稼げはしないですが、毎週末とか撮影していれば月に10万円くらいはいくかも…?
自分の好きなことをしてお金がはいるのであれば、悪くはないですよね。
これぞまさに芸は身を助けるってヤツです!
撮影会ビジネスやスタジオ運営をしているカメコの方は、さらに稼いでる可能性も…。
そうなってくると副業としてもあなどれないくらいの稼ぎになってきます。
話題にもなってましたが、「コスプレスタジオ運営で年商1億円超」という方もいます。
すごすぎでしょ…。
多分だけど、スタジオ経営でうまくいってる方は、純利益(手元に残るお金)は年間で4,000万円ちかくあるんじゃないかな…。
どうやったらカメコとして有名になれる?
これはいろんなやり方があります。
一番オーソドックスなのが、
- Twitterでうまいカメコをフォローしまくって、どういう写真が好まれるのか観察する。
- カメコ名刺を作る(レイヤーさんに覚えてもらうため)
- それなりに身なりを整える。
- お風呂に入って清める。
- 大型のイベントに行く(コミケ・ゲームショー・超会議など)
- 撮影した画像をTwitterでアップする。
- 大型のイベントに行って前に撮影したレイヤーさんと話す。
- 写真がレイヤーさんに気に入られれば、スタジオ撮影の依頼がくる可能性。
- 1~8を繰り返す。
- そのうちに仲良いレイヤーさんやカメコができるので、カメコライフを楽しむ。
という感じ。
コミュ力がある人だったら、すぐに仲良いレイヤーさんとかカメコの方ができるはず…。
ぼくはコミュ力がないので、ほんとに隅っこのほうでもぞもぞしてますが、それはそれで楽しいです。
ちなみに、カメコもレイヤーも共通してすごく大事なポイントがあります。
それは、
Twitterのフォロワー数こそが正義
ということ。
賛否両論ありそうな感じですが、結局のところフォロワー数が多い人ほど有名になってます。
なぜフォロワー数が多いほどいいのかというと、
- フォロワーが多いカメコは写真が拡散されやすいので、レイヤーとしてもメリットが有る。
- フォロワーが多いレイヤーは写真が拡散されやすいので、カメコも便乗して有名になりやすい。
からなのです。
なので、手段を問わずにとりあえず有名になりたいぜ!って人は、有名なレイヤーさんを撮影しまくるのが近道です。
そしてこれはやってはいけない(というかサーチすればバレる)んですが、フォロワーは買うことができます。
ついでに言えば、いいねとリツイートも買えます。
でもまぁ、趣味ですからね…。
あんまりぼくはオススメしません。
Twitterのフォロワーを増やす心得
カメコとしてTwitterのフォロワーを増やすためには、いくつかのポイントを知ってるだけですぐに数千人クラスになります。
そのポイントとは、
- ネガティブな発言をしない。
- 噂話をしない。
- イキリオタク発言をしない。
- イベントの写真はすぐ撮ってすぐ現像してツイートする。
- どうでもいい発言はしない(どうでもいい発言でいいねが来るのはかわいい女性だけ)
最低限、これを押さえていればすぐにフォロワーが増えます。
あとは人それぞれですが、露出度が高いレイヤーさんばかりをあげるとさらにフォロワーが増えます。
それは各自、お好みで…。
ちなみにぼくは有名になるよりは自由に楽しみたいタイプなので、ポイントをまったく押さえていませんw
有名にならなくても、コスプレ撮影は楽しいですよ!
興味あるけど、コミュ障だからな…と悩んでいる方へ
大丈夫です。
ぼくも隠れコミュ障(物事をオブラートに包めないタイプ)なので、人付き合いがニガテなのですが、それでもちゃんと楽しめています。
周りにいい人が多いおかげなんですけどね…。
ちなみにカメコって、
- 性格いい人が多い。
- うわさ好きも多い。
- なにげにエリサー(エリートサラリーマン)や会社役員が多い。
- グルメな人が多い。
って感じです。
レイヤーさんと仲良くなるのも大事ですが、カメコ同士で仲良くなるのも大事です。
特にグルメな人が多くて、居酒屋でわいわいするのが好きな人、ラーメンが好きな人、ちょっと高級なところが好きな人などさまざまなのも面白いところ。
たまーに、レイヤーさんがごはんオフ会みたいなのを開催していることがあるので、それはかなりオススメです。
そこで気が合う人との繋がりができるかも…。
ぼくも自分でごはん会を何回か主催したことがあります。
主催するのも面白いので、慣れてきたらぜひやってみてください!
カメココミュニティはマルチや新興宗教の勧誘がないので安心
カメコは気の合う人達数人でグループを作っている方が多いですが、それぞれのグループ同士もつながっていたります。
横のつながりが強い分、マルチ商法や新興宗教などの勧誘がないので安心してください。
そんなんしてたら、おそらくその人はすぐにハブられますからねw
カメコ人口は多いので、確立的にはマルチをやってる人も中にはいるはずですが、そこらへんはちゃんと節度を持ってくれているんだと思います。
カメコになると彼女ができる?
まぁこれは…人それぞれですが、うーん、人それぞれとしか言えないかも…w
カメコに限らず、どんな趣味でも男女が集まれば付き合ったりする人はでてくるものですし、それが健全です。
ただやっぱり、普通にモテる人はカメコでもモテるし、普通にモテない人はカメコでもモテないという事実はあるような気がするような…。
ポトレデートってなに??
レイヤーさんとある程度仲が良くなると、私服での撮影を頼まれることがあります。
いわゆるポートレート撮影ってヤツです。
これは人によってやり方が様々なのですが、
- 2時間くらいでささっと撮影する人。
- 1日かけて、食事もしながらまったり撮影する人。
後者のほうが、いわゆるポトレデートと揶揄(やゆ)されるやり方になります。
Twitterでは「ポートレートにかこつけてデートしたいだけじゃん!フケツ!」って言われちゃうこともあるみたいです。
…でもぼくはその後者のやり方をやってるんですよね…w
何故かと言うと、被写体の方の自然な表情を撮りたいからなんです。
お互いにそんなに慣れていない状態だと、どうしてもポーズや表情が固くなりがち。
そんなときに食事を挟んだりすると、リラックスして良い感じに緊張が抜けるメリットがあります。
でも逆にレイヤーさんから「この前、カメラマンとポトレしたんだけど、ごはん一緒に食べるの苦痛だったわ…」なんていう話も聞いたりするので、しっかり相手に合わせるようにしましょう。
勘違いしてはいけない点として、
デート・・・お互い相手に好意を持ってる前提がある。
ポトレ・・・写真を撮る&撮られるという前提しかない。
ということ。
そう考えると、ポトレはデートとは違うのです。
デートをしたい場合は、正々堂々、「デートがしたいぜ!」って言いましょう。
そして断られてニガイ酒を飲む、そこまでがカメコの様式美です。
カメコをやるには何が必要?
初心者の方は、以下のものを揃えるのがオススメ。
名称 | 参考価格 | 説明 |
カメコ名刺 | 3,000円くらい | レイヤーさんに名前を覚えてもらう用 |
カメラ | 40,000円くらい | 一眼カメラの安いものでOK。キャノンがオススメ |
レンズ | 15,000円くらい | 初心者の方はとりあえず50mmの単焦点で背景ぼかせばそれっぽく撮れます。 |
清潔そうな服 | 8,000円くらい | 見た目で不快感がないのはマジで大事。イケメンである必要はありません。 |
Lightroom(アプリ) | 17,000円くらい | 撮った写真の肌をキレイにしたり、色味を調整したりする神ツール。 |
まずはこれくらいかな…。
合計すると、83,000円くらいですね。
正直、今のカメラは安くても性能がいいので、ムリに高いものを買う必要はありません。
それよりも撮影スキルや現像スキルを磨いていくほうが百倍うまくなります。
カメラでキャノンをオススメしているのは、もともとの肌色表現が女の子ウケしやすいため。
ぼくはキャノン・ニコン・ソニー・ペンタックスを使用していますが、キャノンが一番ラクです。
独断と偏見ですが、所有しているカメラメーカーでなんとなく分類できます。
キャノン・・・カメコ界でのリア充。青春を取り戻せ!
ニコン・・・変なところにこだわる性格。メカニカルなものが好きな身体はオトナ、心はコドモタイプ。
ソニー・・・普通にリア充。なんか大学のサークルキャンプとかでも持っていってそう。
ペンタックス・・・カメラ女子が選ぶ確立が高そうなイメージ。
ちなみにぼくのメインはニコンです。
ニコン使ってる人は変なコダワリが強い人が多い気がする…w
コスプレカメコの醍醐味は「お互いが必要としている」ということ
風景写真や動物写真と違って、コスプレ写真は、撮る人、撮られる人どちらも相手がいてこそです。
お互いがお互いの意見を尊重していけば、自然と仲の良いレイヤーさんやカメコができるはず。
よいコミュニティを作って、趣味でもシアワセになりましょう!
なんか趣味つくりたいな~と思ってる方にもぜひ読んでもらいたいです!