イーマクシススリムに100万円を投資しているそらすけです。
先進国の株式をまるっと網羅しているイーマクシススリム新興国株式インデックス。
結論からぶっちゃけると、現状ではオススメはしません。
これを買うよりも、イーマクシススリム米国株式(S&P500)のほうがぼくはいいと思っています。
その理由はのちほど…。
簡単な目次
イーマクシススリム 新興国株式インデックスを他と比較・評価してみた
いろんな会社の新興国株式の投資信託と比べてみた
まずはこの投資信託が果たしてほかの会社の商品と比べて良いのか比較してみます。
商品名 | 購入手数料 | 1年間の費用(運用管理費用など) |
イーマクシススリム 新興国株式インデックス | ノーロード(手数料無料) | 0.20412% |
ニッセイ新興国株式インデックスファンド | ノーロード(手数料無料) | 0.20412% |
楽天・新興国株式インデックス・ファンド | ノーロード(手数料無料) | 0.2696% |
i-SMT 新興国株式インデックス | ノーロード(手数料無料) | 0.3564% |
たわらノーロード新興国株式 | ノーロード(手数料無料) | 0.3672% |
やはりイーマクシススリムとニッセイがツートップです。
イーマクシススリムシリーズはやっぱりどれも安いですなぁ…。
ここに載せてない投資信託もありますが、購入手数料がかかるものもあるので注意してください。
ノーロードが一般的になってきている中、購入手数料がかかる投資信託は正直あまり買うメリットはないです。
新興国株式の上位10カ国はこんな感じ
国名 | 割合 |
ケイマン諸島 | 15.47% |
韓国 | 14.94% |
台湾 | 12.15% |
中国 | 10.72% |
インド | 8.65% |
ブラジル | 6.18% |
南アフリカ | 6.01% |
香港 | 3.77% |
ロシア | 3.61% |
メキシコ | 3.15% |
その他 | 15.34% |
こんな感じになっています。
意外にも、ケイマン諸島がトップ!
ケイマン諸島がトップなのはなぜ?
これは中国の企業が資金調達をするためにケイマン諸島で登記しているためです。
アリババ、テンセント、バイドゥなどの巨大中国企業がケイマン諸島の主な銘柄になります。
ようするに、ケイマン諸島(中身は中国企業がメイン)ってことですね。
新興国株式の上位銘柄はこんな感じ
銘柄 | 業種 | 比率 |
テンセント(ケイマン諸島というか中国) | ソフトウェア | 4.41% |
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾) | 半導体 | 3.95% |
サムソン(韓国) | テクノロジー | 3.82% |
アリババ(ケイマン諸島というか中国) | ソフトウェア | 3.57% |
ナスパーズ(南アフリカ) | メディア | 1.78% |
中国建設銀行(中国) | 銀行 | 1.55% |
バイドゥ(ケイマン諸島というか中国) | ソフトウェア | 1.18% |
チャイナモバイル(香港) | 電子通信サービス | 1.11% |
中国平安保険(中国) | 保険 | 0.98% |
中国工商銀行(中国) | 銀行 | 0.94% |
リライアンス・インダストリーズ(インド) | エネルギー | 0.92% |
vale sa(ブラジル) | 素材 | 0.87% |
フォックスコン(台湾) | ハードウェア | 0.78% |
SKハイニックス(韓国) | 半導体 | 0.73% |
HDFC(インド) | 銀行 | 0.71% |
こうして見ると、中国企業がかなりの割合を占めています。
新興国株式というよりは、中国株式(とそのたもろもろ)って感じですね。
もちろんこの割合はこれからも変わっていくので、10年後はもしかしたらインドの銘柄が大半を占めることになる可能性もあります。
過去の運用成績・利回りは?
チャートで見るとかなり微妙…。
過去の利回りも見てみましょう。
騰落率 | |
過去1ヶ月 | 1.78% |
過去3ヶ月 | 3.93% |
過去6ヶ月 | -2.78% |
過去1年 | 0.6% |
あんまりパッとしませんね…。
中国と韓国がものすごく景気がよくなったら、この投資信託も利益が出てくると思います。
ただ、そんなことがすぐに起こる可能性は…どうでしょうね…。
ぼくが新興国株式をオススメしない理由
冒頭でも書きましたが、ぼく個人としてはこの新興国株式はオススメしません。
その理由としては、
- 新興国は、米国の景気に左右されやすい。
- メインとなってる中国は、アメリカとの貿易戦争中。
- 新興国の中で近い将来、上がる可能性が高いのは中国とインドしかない。
主にこの3つです。
まず新興国は、貿易大国である米国の景気がどうなるかで大きく左右されます。
しかも過去の傾向として、米国の株価指数であるS&P500のほうが、リターンがめちゃくちゃ大きくなっています。
さらに、中国は米国との貿易戦争が起こっているため楽観視はできません。
長期的にみれば中国はどんどん成長していくと思いますが、短期で見るとそんなに良くはない感じ。
あと、中国って政治と企業が密接に関わりすぎててそこもちょっと…。
この前、アリババ株を買った直後に「ジャック・マー氏引退発表!」というニュースがでて株価が暴落しました。
表向きの理由としては、ジャック・マー氏が今後は教育関連に力を入れたいからということでしたが、噂ではアリババが巨大になりすぎたこともあるとか…。
こういった不確定というか、外部からはわからない点が多いので、中国株をメインにするのはリスキーです。
内情を知ってる方なら逆に大きく儲けれるとは思うのですが、一般人にはなかなか難しいかも…。
そして新興国の中で、長期的に見て楽観できそうなのは中国とインドくらいしかありません。
これら2つの国は、人口の増加とともにどんどん力を増していくはず。
あと10年くらいで米国を抜く可能性だってかなり高いです。
とはいえ、まだ今は投資するにはちょっと早いかな…という感じがあるんですよね…。
中国は米国との関係がどうなるかわからないし、インドはカースト制度が根強く、政治の腐敗もあるためどうなるか確信を持てません。
そんなわけで、今買うとしたらイーマクシススリム米国株式(S&P500)のほうがいいんじゃないかな、という結論になりました。
NISA、つみたてNISA、iDeCo(確定拠出年金)100円積立への対応状況
イーマクシススリム新興国株式のつみたてNISA、iDeCoへの対応はこんな感じになってます。
NISA | つみたてNISA | iDeCo | 100円積立 | |
楽天証券 | ◯ | ◯ | – | ◯ |
SBI証券 | ◯ | ◯ | – | ◯ |
カブドットコム証券 | ◯ | ◯ | – | – |
マネックス証券 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SMBC日興証券 | ◯ | ◯ | – | – |
NISAもつみたてNISAも対応してます。
ただ、うーん、どうだろう…。
この投資信託自体は手数料が安くて、悪い商品ではありません。
中国や韓国の景気が良くなる!と思う方は買ってもいいと思います。
まとめ:今はまだオススメしないイーマクシススリム新興国株式インデックス
結局のところ、現状は米国の景気に依存している部分がかなり多いのでオススメはしていません。
それならイーマクシススリム米国株式(S&P500)のほうがリターンも高めで良いと思います。
ただこれから先に、米国よりも中国や韓国が来ると思っている方は、この投資信託がいい選択になります。
どの国に将来性を感じるかですね…。
ぼくは先月にアリババ株で痛い目を見たので、いまのところ新興国よりも米国よりな買い方をしていきます!w
イーマクシススリム新興国株式インデックスの買い方
楽天証券、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、SMBC日興証券で買うことができます。
ぼくは証券会社10社くらいに口座を開設してみたんですけど、使いやすさは楽天証券とかマネックス証券かなぁ…。
パソコンで口座開設するのが一番はやいですが、スマホからでもできますよー!
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