【やばい】日経平均が上がっても日本株を買わない理由

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



日経平均がちょこっと上がってきましたね。

「再来年にはオリンピックもあるし、このまま勢いがついて株価が上がる…!?」とは残念ながらならないと思っています。

オリンピックなんてまったく関係ないくらいのヤバい状態が今の日本なので、ぼくは日本株を積極的には買いません。

その理由をまるっと書いていきたいと思います!

【やばい】日経平均が上がっても日本株を買わない理由

【異次元緩和なのに】日経平均はここ1年で見ると、完全にヨコヨコになっている

2012年12月あたりから価格を上げてきた日経平均ですが、ここ1年くらいは息切れをしているようなチャートになっています。

約21,000円から24,000円の間で、上がったり下がったりしてるだけです。

2013年から日銀が行っている異次元緩和ですが、ここにきてその効果も頭打ちになってしまっている感じがします。

というか、異次元緩和が続いてるから暴落しないで保っていられるのかも…とも思っちゃいますよね。

 

異次元緩和とは

日本国債やETF(ETFとは)などを今までにないくらい日銀が買いまくってデフレ脱却をめざすこと。

なおデフレ脱却はしてない。

異次元緩和をすると円安に振れるので、輸出関連企業の利益が多くなり、株価が上がってくる。

そして単純にETFも買いまくってるので、日経平均は上がる。

いつまでこの異次元緩和が続くのかは不明。

出口戦略についても不明で、ヘタをすると日銀が破綻する可能性がある。

 

異次元緩和を続ければ続けるだけどんどんヤバさが蓄積されていき、辞めたときに一気にドーンとそのツケがくる気がしてなりません。

それだけを考えても、いつ異次元緩和が終わって株価が暴落するのかわからない、というリスクはかなり大きいです。

【初心者はプロのカモになる】仕手筋が活躍してる日本株

仕手筋とは、ターゲットとなる銘柄を大量に買いまくって意図的に株価を吊り上げる人たちのことです。

そして初心者は「お、この銘柄すごい株価が上がってる!有名な◯◯◯さんもおすすめしてるし、買っちゃおう!」と仕手株を買ってしまいます。

そういう初心者がたくさんいれば、さらに株価は上がっていきます。

そしてある程度上がったところで、仕手筋は高値で売り抜き、その後は株価大暴落…初心者は高値で株を買ってしまった…という結果になります。

「そんなのインチキやんけ!」と思うかも知れませんが、なぜか日本では逮捕されていません。

Twitterなどで、特定の銘柄を激推ししている人たちはかなり儲かってそうですね…。

こういった事情もあり、株価が上がってる銘柄でも安易に手を出すと痛い目を見ることになってしまいます。

投資初心者は、個別株を買うのではなくETF(上場投資信託)や投資信託を買うほうが間違いなくオススメです。

【不景気】消費税が10%に増税する

消費税が増税した場合、消費が減るとは単純には言えませんが、良い影響はありません。

過去のデータを見た限りでは、景気は悪くなるか、そのままかのどちらかです。

消費税の過去データを調べてみた記事はこちらになります。

消費税の増税で株価が過去どうなったか調べてみた

景気が良くなるか悪くなるかどちらの可能性もあるなら、消費税増税前に株式を買ってもいいかも知れません。

しかし、消費税増税で景気が良くなる可能性はほぼないんですよね…。

【税金の増税】年金制度の崩壊

これから少子高齢社会が進むとどうなるかというと、払った年金額よりも、生涯に受け取る年金のほうが少なくなってくる可能性があります。

平均寿命で亡くなった場合、厚生年金を生涯で払った年金-受け取れる年金をグラフにするとこうなります。

生まれ年 払った年金-受け取れる年金額
1940年生まれ 3090万円
1950年生まれ 770万円
1960年生まれ -260万円
1970年生まれ -1,050万円
1980年生まれ -1,700万円
1990年生まれ -2,240万円
2000年生まれ -2,610万円
2010年生まれ -2,840万円

これを読まれてる方のほとんどはマイナスに突入するゾーンです。

年金はいまのところ65才からもらうことができます。

しかし、それも高齢者の増加によってさらに支給年齢が上がる可能性があります。

そして厚生年金の支給額平均は、14.7万円。

なかなかこれだけで暮らしていくのは厳しい額です…。

年金、大丈夫じゃない!と不安な場合の対策法

つまるところ、若者は増税で苦しみ、高齢者は年金だけでは暮らせない社会になっていくわけです。

これを言うと、「安倍が悪い!」と一部の方は言うかも知れませんが、どこの政党がやったところで同じ結果になります。

少子化対策をいままでずっとしてこなかったツケが、ここにきて大きくのしかかってくることになるのです。

少子高齢化による経済衰退

少子高齢化による影響は、経済にも及びます。

高齢者は変化を嫌う傾向があり、新しい技術や新しいシステムの開発が他国に比べて非常に遅れることになります。

鳥越氏が「電子マネーはけしからん!」と言ってるのがいい例です。

【反面教師】鳥越氏に学ぶ、株の勝ち方

ぼくはApple Watchで電子マネーを使ってるんですけど、めちゃくちゃ便利すぎて現金払いはほとんどしなくなりました。

利便性で言えば電子マネーは非常にいい技術なのですが、日本は若者ですらも”変化を楽しむ”ことをやめてしまっているため、普及はあまりしていません。

日本の衰退はもうすでに始まっていると言っても過言ではないのです…。

まとめ:日経平均は今後も楽観視はできない。やばいくらいの長期的な暴落を覚悟しておこう

今後の大きなイベントとしては、2020年に東京オリンピック、2025年に大阪万博があります。

それだけを考えると、日本の将来は明るいように思えます。

ただ…不安要素が多すぎるんですよね。

少子高齢化、異次元緩和という2つがとても気になります。

もしかしたら、2019年、多少は日経平均が上がっていくかも知れません。

でも確率で言ったら、ヨコヨコか下落、もしくは暴落のほうがありそうです。

日本株のETFを買うときは慎重に、日本の個別株を買うときは事業に惚れ込んだものだけを買うようにしたほうが、後悔はないと思います。

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