全世界を先進国・新興国・日本に分けて均等に投資するイーマクシススリム全世界株式(3地域均等型)。
これをもっと簡単に考えると、先進国(主に米国)、新興国(主に中国)、日本という3つになります。
たしかにこれは合理性がありそうな感じになってますね。
ただ、配分としてはちょっと新興国が多いんじゃないかな…という感じもします。
とはいえ、そのおかげで全世界株式インデックス(米国が大半を占める)よりも3地域均等型インデックスのほうが過去15年間のリターンは高めなので、理にかなってるとも言えるんですよね…。
ただし、リターンが高めということはリスクもそれなりに高まるということでもあります。
悪くはないけど、うーん、均等型だとどれか一つが暴落すると結局マイナスになっちゃうことが多いんですよね…。
例えば、中国がガンガン上がってきたとしても、そのあおりを受けて日本企業がどんどん国際的に負けてしまえば、日本株は暴落します。
そうなるとこの投資信託では、トータルでマイナスになる可能性があるということになります。
ここらへんの見極めというとか、将来予想をどうするかでこの投資信託を買うかどうかが分かれるような気がします…。
簡単な目次
イーマクシススリム 全世界株式(3地域均等型)を他と比較・評価してみた
いろんな会社の全世界株式の投資信託と比べてみた
まずはこの投資信託が果たしてほかの会社の商品と比べて良いのか比較してみます。
商品名 | 購入手数料 | 1年間の費用(運用管理費用など) |
イーマクシススリム 全世界株式(3地域均等型) | ノーロード(手数料無料) | 0.15336% |
ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)愛称:ファンドパック3 | ノーロード(手数料無料) | 0.34992% |
3地域均等型の投資信託を探したところ、あんまりほかではない商品みたいです。
ニッセイにほぼ同じようなファンドパック3というのがありましたが、費用でいうとイーマクシススリムの勝ちですね。
どちらも基本配分は、日本株式33.3%、先進国株式33.3%、新興国株式33.3%になります。
全世界株式(3資産均等型)の上位10カ国はこんな感じ
国名 | 割合 |
日本 | 33.68% |
米国 | 22.37% |
ケイマン諸島 | 5.18% |
韓国 | 5.00% |
台湾 | 4.07% |
中国 | 3.59% |
インド | 2.9% |
英国 | 2.19% |
ブラジル | 2.07% |
南アフリカ | 2.01% |
その他 | 16.93% |
ケイマン諸島が多いですが、これは中国企業が外資資本を集めるためにここで登記しているためです。
それを考えると、実質、中国の割合は10%くらいになるはず…。
多い順で言えば、日本、米国、中国、韓国、台湾という感じになります。
そう考えると結構アジアよりですね。
全世界株式(3資産均等型)の上位10業種はこんな感じ
業種名 | 割合 |
情報技術 | 19.55% |
金融 | 17.18% |
一般消費財 | 13.47% |
資本財 | 12.84% |
ヘルスケア | 8.00% |
生活必需品 | 7.86% |
素材 | 6.45% |
エネルギー | 5.46% |
電気通信サービス | 4.03% |
不動産 | 2.79% |
その他 | 2.37% |
業種別の割合でみると、ヘルスケアが少ない感じがします。
この分野はテクノロジーの進化でさらに伸びる確率が高いと思っているので、もーちょい多くてもいいのになーというところ。
エネルギーが少ないのも、アジアの比率が多いからっぽいですね。
全世界株式(3資産均等型)の上位10銘柄はこんな感じ
銘柄 | 国名 | 割合 |
テンセントホールディングス | ケイマン諸島 | 1.47% |
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング | 台湾 | 1.31% |
サムスン | 韓国 | 1.27% |
アリババグループ | ケイマン諸島 | 1.19% |
トヨタ自動車 | 日本 | 1.07% |
アップル | 米国 | 0.91% |
マイクロソフト | 米国 | 0.69% |
アマゾン | 米国 | 0.68% |
ソフトバンクグループ | 日本 | 0.63% |
三菱UFJフィナンシャルグループ | 日本 | 0.61% |
上位の銘柄を見ても、やはりアジアが多いです。
3資産均等型と言うか、アジアメイン型という感じがします。(そもそも日本の比率が多いからそうなんだけども…w)
過去の運用成績・利回りは?
直近のチャートを見てるとほぼ横ばいな感じです。
騰落率 | |
過去1ヶ月 | 3.25% |
過去3ヶ月 | 6.16% |
過去3ヶ月で見ると6.16%も増えているので悪くはなさそう。
世界的に株価が伸びつつ、アジアがさらに伸びるぜ!と予想してる方にはいい投資信託ですね。
NISA、つみたてNISA、iDeCo(確定拠出年金)100円積立への対応状況
イーマクシススリム全世界株式(3資産均等型)のつみたてNISA、iDeCoへの対応はこんな感じになってます。
NISA | つみたてNISA | iDeCo | 100円積立 | |
楽天証券 | ◯ | ◯ | – | ◯ |
SBI証券 | ◯ | ◯ | – | ◯ |
カブドットコム証券 | ◯ | ◯ | – | – |
マネックス証券 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SMBC日興証券 | ◯ | ◯ | – | – |
NISAもつみたてNISAもしっかり対応してます。
5年くらいの期間で持つのは悪くないかも…?
でもうーん、アジア主体なのが個人的にはちょっと気になります。
確かに長期で見れば、中国、インドがどんどん成長してくるのはわかるのですが、果たしてあと数年で変わるかどうか…。
長期スパンで考えて持つのはいいと思います!
まとめ:イーマクシススリム全世界株式(3資産均等型)はアジア重視の投資信託
3資産均等型は、全世界に均等に投資するという意味ではありません。
日本、先進国(主に米国)、新興国(主に中国)に投資するという感じです。
さらに新興国は、台湾や韓国などアジア系が多く、結果的にアジア重視の投資信託となっています。
今後10年くらいでインドもかなり存在感を出してくるはず…となるとやっぱり将来的にもアジアの比率は高めって感じですね。
自分の感覚としては、5年くらいよりも20、30年くらいのスパンで考えると割といい投資信託なのかなーという印象です。
これからアジアはくるぜ…!と思っている方ならオススメな投資信託です!
イーマクシススリム全世界株式(3資産均等型)の買い方
楽天証券、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、SMBC日興証券で買うことができます。
ぼくは証券会社10社くらいに口座を開設してみたんですけど、使いやすさは楽天証券とかマネックス証券かなぁ…。
パソコンで口座開設するのが一番はやいですが、スマホからでもできますよー!
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
よかったらこちらも…
あの、こちらのボタンを押してもらえると、読んでくれてる方がいるんだ!とぼくの励みになります…。
匿名の人気投票的なもので、これをクリックするだけでOKです。ぜひ、よろしくお願いします!
これからはじめられる方も、ぜひ参考にしてみてください~。
【始めて投資をする方へ】初心者そらすけの運用実績ブログを公開!
マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。