ウェルスナビを解約しました。
運用は9ヶ月なので、「なんでそんな短い期間でやめちゃうの?」と思うかもしれません。
しかしぼくはとある理由から「ウェルスナビはダメだわ…」と思ったのでスッパリとやめました。
ちなみにほかの投資はプラスですし、継続しています。
※ほかにやってる主な投資は、イーマクシス スリムバランス、バンガード情報技術セクター(VGT)ETF、イーマクシス ネオロボット、イーマクシス ネオ宇宙開発などです。
ぼくがウェルスナビがダメだと思った理由と今後の予想をまるっと書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
簡単な目次
【100万円】損失が多いウェルスナビをやめた明確な理由はこれ
ウェルスナビをやめた理由「手数料の高さ」「分散投資の比率がヘタ」「損失をわかりづらく仕様変更するセコさ」
2018年7月から100万円を入れて始めたウェルスナビ。
プラスの期間はほとんどなく、最大でマイナス12万円近くにまでなりました。
なんとか粘って、マイナス7,252円まで持ち直したところで解約しています。
ウェルスナビの100万円投資した運用実績
年月 | ウェルスナビ損益 |
2018年7月 | 5876円 |
2018年8月 | 13,473円 |
2018年9月 | 11,889円 |
2018年10月 | -63,761円 |
2018年11月 | -34,457円 |
2018年12月 | -118,347円 |
2019年1月 | -60,548円 |
2019年2月 | -23,486円 |
2019年3月 | -7,252円 |
さて、本来であればウェルスナビは”長期投資”でこそ真価を発揮するものです。
短期で多少マイナスになったくらいでは、”解約するほうが運用をわかってない素人”という感じですよね。
しかしぼくはウェルスナビの運用方針と手数料の高さを考えてみた結果、ほかの投資を長期でやったほうが良さそうという結論になりました。
ウェルスナビをやめた理由その1:手数料の高さ
正直なところ、ウェルスナビの手数料年間1%はかなり高いです。
分散投資をしたいのであればほかにもいろいろな投資信託があり、ウェルスナビはその中でもかなり手数料が高い部類に入ります。
なんで手数料高いのにウェルスナビで運用してたの?
手数料が高いのは最初からわかってるのに、なんで運用してたのか不思議に思われる方もいると思います。
その理由は、「ノーベル賞受賞者の提唱した理論に基づいたアルゴリズムを用いた資産づくりをしている」という広告に乗せられたためです…w
なんかすごそうだと思っちゃったんですよね…w
そして段々と冷静に考え始め、「ウェルスナビ、ホントに効果的な分散投資をしてるの…?ノーベル賞受賞者の提唱したアルゴリズムとはwww」という感じになったので全額出金となりました。
ウェルスナビをやめた理由その2:分散投資の比率がヘタすぎる
ぼくはウェルスナビを始めた初日から「なんで日欧株の比率が全体の33%くらいあるのか不思議でした。
>【これが現実】初心者のリアルな資産運用成績を発表!【2018年7月分】
この記事が一番最初にウェルスナビを買って1ヶ月たったときのものです。
「正直、日本はこれから先、好景気になる予感があまりしません…」と書いている通り、好景気にならなさそうな日欧株の比率の高さが気になっています。
9ヶ月間、ずっとマイナスしかない日欧株の運用実績
ウェルスナビの日欧株の損益だけを見てみましょう。
年月 | 日欧株の損益 |
2018年7月 | -4,061円 |
2018年8月 | -5,082円 |
2018年9月 | -3,941円 |
2018年10月 | -37,552円 |
2018年11月 | -31,318円 |
2018年12月 | -61,813円 |
2019年1月 | -41,490円 |
2019年2月 | -28,804円 |
2019年3月 | -22,758円 |
ちょっとヒドいですね。
一度たりともプラスになったことがありません。
それなのに、なぜ比率が全体の33%近くもあるのでしょうか。
正直なところ、ウェルスナビの成績が悪い原因のほとんどが日欧株です。
ウェルスナビの考えとして「日欧株は今後も有望!」という予想で今後も行くのであれば、ウェルスナビで運用する意味がないな、と思いやめました。
「分散投資」という言葉に安心してはいけない
分散投資と聞くと、”リスクが少ないわりにはリターンは多少大きめで堅実な投資”みたいなイメージがある方も多いと思います。
しかし、今回ウェルスナビに投資してわかったのは「分散投資の比率が下手くそだとマイナスにしかならない」ということです。
投資初心者のぼくでもわかる「日本株はヤバい」というのが、なぜ高性能なアルゴリズムを有しているはずのウェルスナビにわからないのでしょうか…。
9ヶ月間ずっと「日欧株はもっと比率低くていいだろ…」と思ってたんですが、一度たりともリバランスで変わることはありませんでした。
ウェルスナビをやめた理由その3:損失をわかりづらく仕様変更するセコさ
損失が多い月が続きすぎて解約ラッシュに焦ったのか、ウェルスナビのポートフォリオ画面に変化がでました。
こちらは2019年1月31日の画面です。
総資産額の下に損失が赤文字で出てますね。
続いて2019年2月の画面がこちらになります。
総資産額の下の損益表示がなくなりました。
…いや、セコくないですか?
対応するところ、そこじゃないでしょ…。
謎の日欧株株推しを修正してよ…。
【損失が倍近くなった】注意!ウェルスナビで全額出金をしても、出金は遅く金額も変わる
ウェルスナビで全額出金依頼をしたのが3月20日。
受渡日は26日と6日後でした。
そして、気をつけるべきは「全額出金を依頼したときの額で出金されない」ということ。
3月20日の時点では992,748円(7,252円の損失)でした。
しかし実際に出金される額は986,478円(13,522円)です。
ぜんぜん違うやんけ…。
こういうことが起こるので、出金するときは気をつけましょう。
結論:ウェルスナビはほかの長期投資向け商品とくらべてそんなに良いものではない
ウェルスナビ、おそらく30年くらいやれば結構な利益が出ると思います。
それは間違いなさそう。
でも、ほかの長期投資向け商品と比べていいかと言われると…。
手数料高いし、分散投資の内容がまったく納得できない(ぼくの考えとは違うという意味です)ので、オススメはしないかなぁ…。
うーーん。
世界経済が全体的に上がってるときならウェルスナビもかなり成績は良くなると思いますが、それはほかの分散投資商品も同じこと。
なんというか、せっかく運用を任してるんだから分散の比率をもっとアグレッシブに変えていって「ウェルスナビならではの凄さ」みたいなのがあるとよかったな…。
途中でリバランス(比率変更)もなかったし、なんかすごく鈍重な感じでした。
とはいえ、「銀行にひたすらずっとお金を預けてるよりは、ウェルスナビのほうがまだいい」とは思います。
ウェルスナビの良さは「お手軽さ」の1点につきます。
高齢者が金融機関の窓口でオススメされるバカ高い手数料の投資信託よりはいいですね。
投資に慣れてる人があまりウェルスナビをやらない理由がわかってきました…。
ほかのロボアドバイザーも似たような感じでは
結局のところ、ほかのロボアドバイザーも同じようなものだと思います。
AIだとかトレンド的なキーワードで有名になっただけで、実際はただのETFの集合体という…。
それなら同じようなETFの集合体で手数料が安いところを使ったほうが利益は多くなりそうですよね。
というわけで、ぼくの分散型投資は「ウェルスナビは解約、イーマクシス スリムバランスは継続」となりました。
イーマクシス スリム バランス8資産均等型の評価はこちらをご覧ください。
>イーマクシススリム バランス(8資産均等型)を他と比較・評価してみた
ちなみに、イーマクシス スリムシリーズを進めるブロガーが少ないのは、「イーマクシスにアフィリエイト報酬がないから(たぶん)」ですw
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
よかったらこちらも…
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ぼくは分散投資をイーマクシス スリム バランス8資産均等型でもやっています。
こちらとウェルスナビを比較した記事もあるので、ぜひ読んでみてください!
>ウェルスナビの運用実績公開。損したくない人はこれを見て!