ぼくは2017年5月くらいから仮想通貨を買い始めて、そこそこ儲かりたっぷり税金を払いましたw
2018年1月にバブルが弾け、それから10ヶ月たった現在。
ようやく買い増しする時期がきたかな~という感じがします。
とはいえ、仮想通貨はほとんど全部「価値の裏づけがない」状態です。
非常にリスクが高い(リターンも高いけど)投資だというのは間違いありません。
仕手筋(価格操作をするヤな人たち)が跋扈しており、株式よりもダークな一面があります。
ぼくのいまのところの結論としては、
初心者はビットコイン(BTC)かリップル(XRP)にしとけばリスクはなるべく抑えられる
という感じ。
(細かいこと言うと、リップルは社名なのでXRPが正しい仮想通貨名になります)
変な仮想通貨を買っちゃうよりも、この2つに絞って投資したほうがいいはず…。
なぜそう思うのか、まるっと書いていきたいと思います!
簡単な目次
【バブル乗り切り組】初めて仮想通貨を買うならビットコインかリップルがいい理由
なぜ今が買い増し時?答えは「みんな興味をなくしてるから」
大抵の場合、投資は大多数と同じ行動を取ると負けます。
仮想通貨バブルのときも「仮想通貨の価格が急上昇してる!みんな買ってるから買わなきゃ!」って買った人はその後の暴落で損をしてます。
わけもわからず「みんな買って儲かってるから自分も買おう」と投資をする人の割合はものすごく多く、そしてそのほとんどが養分となってしまいます。
逆にバブルでしっかり儲けた人は、話題になるまえから買ってた人たちです。
まさに「靴磨きの少年の話」と同じで、民衆が熱狂し始めたらそこが売り時、賢い人はその前に買い仕込んでいるのです。
靴磨きの少年の話
ケネディ(大統領となるケネディの父)が、あるとき、路上で少年に靴を磨いてもらっていた。
靴磨きの少年が「おじさん、株式を買えば今ならきっと儲かるよ!」と言ったのを聞いたケネディはこう思いました。
(普段、株式なんてやらない靴磨きの少年ですら熱狂的になっているということは、これは正常な状態ではないな…)
そしてケネディは持っていた株式を全部売り、その後の大暴落を無傷ですごすことができましたとさ…というお話。
あれ、靴磨きの少年は損してる…。ケネディも教えてあげればいいのに…w
どれくらいみんなから忘れられてるか調べてみた
さて、現代にはグーグルトレンドという便利な文明の利器があります。
これは、グーグルで検索されたキーワードがどれくらい人気があるのかを調べるツールです。
「ビットコイン」というキーワードの人気度を見てみましょう。
2018年の1月くらいに検索された数と比べると、現在は4分の1以下になっています。
ぼくの周りでもビットコインの話題出す人はほとんどいなくなったなぁ…。
ごく一部の人だけが話す話題になりました。
次に「仮想通貨」というキーワードも見てみます。
これも全盛期に比べると全然ですね。
みんな興味を失ったのがわかります。
さらに「リップル」と「XRP」も調べてみましょう。
青線がリップル、赤線がXRPです。
リップル社は精力的にいろんな銀行と提携を結んでいっているため、結構検索されていますね。
しかし、XRPという通貨で検索する人はこれもやはり4分の1以下になっています。
そもそもリップルというキーワードの人気度に対してXRPが少なすぎる気も…。
だからリップルと間違えてREPという仮想通貨(オーガーというまったく別なもの)を買っちゃう人も多いのかな…w
ともかく世間一般では、仮想通貨のことを話す人はほとんどいなくなりました。
仮想通貨の話題が出ても、「バブルが弾けたヤツでしょ?」と思われてることがチャンス
ビットコインは大きなアップデートもなく微妙な感じですが、リップルは着々とスケジュールをこなしています。
日経にも「手数料安く即時に送金」と言った記事が出たりもしましたが、世間の反応は華麗なまでのスルーでした。
そもそも「ビットコイン」と「リップル」の違いがわかる人なんて、日本人の1,000人に1人もいない気がする…。
ここで重要なのは、「誰もが見向きもしないのに、着実に前進している仮想通貨がある」ということです。
ビットコインは法整備が一番最初に進みやすそうな通貨で、先物も売買されるようになりました。
XRPはリップル社ががんばって広めようとしており、世界規模で使用される可能性があります。
ほかの通貨でもがんばってるものはあり、ぼくもいくつか持っていますがオススメできるのはこの2つかな…。
個人的にスゴく応援してる、実際に機能している稀な通貨として、「vacus(バッカス)」という仮想通貨があります。
ちょっと話しがソレましたが、ビットコインとリップルの良い点、悪い点について書いていきます!
ビットコイン(BTC)がいい理由
出来高が一番ある
なんだかんだ一番有名な仮想通貨といえばビットコインです。
出来高も1番あり、時価総額もダントツです。
(記事を書いた時点では約12兆円)
ふと思ったんですけど、日本で生活してるほぼまったく会話に出てこないものが、12兆円の時価総額があるってスゴいですよね。
これがまた日本で「ビットコイン、なんだかんだあったけど、実はいいものらしいよ!」みたいなことになったらさらに価格が上がりそうな気もします。
うーん、例えば、日本でインフレがガンガン進んだときとか、日本人のビットコイン再評価が始まるかも。
(インフレが進むと円安になるので、ドルなどの他の資産に買えたほうが良い。そのときにビットコインが選ばれる可能性もあるという話)
ETF承認の可能性がありそう
現時点ではまだムリ寄りのムリですが、将来的にはETFとして承認される可能性があります。
承認されると、ビットコインを直接買わなくてもビットコインに投資できるようになります。
ぼくが普段買ってる米国情報技術セクターETF【VGT】も、ぼくがアップルやマイクロソフトなどの株式を買ってるわけではありません。
それと同じように、間接的にビットコインに投資ができるようになるわけです。
つまり、普通の証券会社の口座を持ってる人がビットコインの値動きに投資できるようになります。
仮想通貨取引所の口座を開設しなくても買えちゃうのはかなりインパクトが大きい…はず。
ちなみにいまETFが承認されない理由は「価格操作ができちゃいそうだから」。
もっと取引量が多くなれば価格操作が難しくなるため、そのうちETFも承認されると予想しています。
ビットコイン基軸の取引所が多い
アルトコイン(一般的にビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼ぶ)を買うためには、ビットコインをまず買わなくてはいけません。
流れとしては、日本円→ビットコインにする→ビットコインでアルトコインを買う、という感じ。
めんどくさ!と思うかも知れませんがこれが仮想通貨の現状というか常識になっています。
そのためアルトコインが欲しい人はビットコインを買うことになるので、流通量が増える一因になります。
流通量が多い通貨は、みんなが使う(≒価値を認めてる)いい通貨!(極論)
ただ、最近はXRP基軸の取引所もちらほらでてきました。
POWという方式を採用している
ビットコインの安全性とか仕組みを語ると、どうしても専門的になってしまいます。
ここでは超簡単に概略だけ書くことにします。
ビットコインはPOW(プルーフ・オブ・ワーク)という方式をベースとした仮想通貨です。
POWの説明はめっちゃ長くなるので、メリットだけ書きます。
- 改ざんにつよい(不正がおきづらい)
以上!
要するに、非常に安全な通貨ということです。
仮想通貨に限らず、国の通貨も安全性がしっかりしてるかどうかは非常に重要なポイントです。
日本の銀行ってめっちゃ安全なイメージありますけど、実は不正送金されてる額がハンパないのはご存知ですか?
2017年の4月~6月だけを見ても、被害総額は1億9200万円にものぼります。
ビットコインが決済の主流になると、こうった被害は起きない可能性が高くなります。
(現時点ではビットコインでそれをするのはムリですが…)
まじめに開発が続いている
素人目から見ると、あんまり進化がないようにみえるビットコインですが、着実に開発は進んでいます。
ほとんどの仮想通貨は完成形ではなく、どれも開発が続いており、日々進化しています。
現状、ビットコインで決済しようとするとめちゃくちゃダルいです。(着金が遅かったり手数料が不安定だったり)
ビットコインがもっと快適に使われるような通貨になる日がそのうちくるかも…。
ビットコイン(BTC)の気になる点
スケーラビリティ問題が解決してない
2018年の始めにあった仮想通貨バブルでは、出来高が多すぎて問題が発生しました。
- いつまでたっても着金しない。
- 手数料がバカ高い。
主にこの2点ですが、通貨としてはありえない問題ですよね。
こうった規模が大きくなるとでてくる問題(スケーラビリティ)は未だに解決されていません。
もしまたバブル期と同じくらいビットコインが使われるようになったら、また同じ問題が再発します。
一応、ライトニングネットワークとSEGWIT(セグウィット)という技術を実装することである程度は解消される見込みですが、うーんどうかな…という感じ。
長い目で見ればそのうち解決されるとは思いますが、不安要素の一つではあります。
これが解決されないうちは、日々の決済で使われる可能性はほぼありません。(ゴールドと同じように、そもそも日々の決済に向かない性質ということもあります)
実質、中国のコインと言えなくもない
ビットコインは非中央集権、つまり誰の支配も受けない!という建前があり、それに魅力を感じている人も多くいます。
しかし実質、マイニングというビットコインを存続させるために必要な作業をやってる大多数が中国企業です。
その結果、ビットコインの方向性やあり方について、中国企業が大きな影響力を持つことになり、それって果たして非中央集権なの?ということにもなりかねません。
リップル(XRP)がいい理由
国際送金で使われようとしている
リップル社には「xRapid」とよばれる製品があり、それを銀行が国際送金時に使うとメリットがあると言われています。
現在、国際送金には「Swift(スイフト)」と呼ばれるシステムが使われていますが、これがなかなかに旧世代なシステムで、使い勝手が悪いともっぱらの評判です。
このSwiftとxRapidを比べてみるとこんなメリットがあります。
- 送金スピードが早くなる
- 手数料が安くなる
- 確実に送金できる
いいじゃん…。
銀行としてもxRapidを採用するメリットがあり、利用者としてもメリットがあるわけです。
しかし、このシステムを実際に使うためには銀行もシステム変更などの少なくないコストがかかることになります。
さらにSWIFTも次世代プロジェクトの「SWIFT GPI」というのを使用していくそうです。
リップル社が言うには「SWIFT GPIは40年前以上に作られたSWIFTを改善したものなので、そんなに大きく改善されてない」とのこと。
実際に銀行がxRapidとSWIFT GPIのどちらを採用するのかは、蓋を開けてみないとわからないかな…という気もします。
リップル社はマーケティングもうまいので、がんばってくれると思うんだけどなぁ…。
追記:三菱UFJ銀行とブラジルのブラデスコ銀行(ブラジルの4大銀行の1つ)がリップルの技術を活用するとニュースになりました。
日経プレリリース:三菱UFJ銀行、ブラジルのブラデスコ銀行と新たな国際送金の開発に関する協力で覚書締結
…いまのところ、どんなニュースがでても価格はまったく反応してませんけどね…w
多分ですが、「ホントにリップルのシステムを使って銀行が国際送金のサービスを開始!」ってとこまでいかないと価格には反映しない気がします。
リップル社がロビー活動やマーケティングにかなり力をいれている
XRPがほかの仮想通貨と大きく違う点の一つに、ロビー活動(政治的に有利になるような活動)やマーケティングにかなり力を入れているということがあります。
力を入れているというのは、お金をじゃんじゃん使っているということ。
そのお金はどこから来るかと言うと、リップル社がXRPを売却して発生した利益から出ています。
この点がRipple批判派の人からすると、「XRP買ったヤツはリップル社にお布施してるのと同じ!」という見方になるようです。
まぁ確かにそういう見方も一理ある…かも。
ただこれが悪いことかというと、そうでもないはず。
マーケもなにもしないでXRPが使われない通貨になっていくよりは、リップル社がじゃんじゃんお金を使ってXRPを広めてもらったほうが価値は上がっていく可能性があります。
機関投資家が入りはじめてきている
いままでの仮想通貨売買は、個人投資家がメインでした。
規模感も小さく、一人あたり数百万円くらいが多かったのではないでしょうか。
リップル社の報告によると、すでに機関投資家への直接販売をしていて、かなり大きな金額が動いています。
直近では、機関投資家に9,806万ドル分ほどのXRPを売っているとのこと。
機関投資家が大量に買うということは、価格が上がると見越してる…??
出来高が2番目か3番目に多い
一番出来高が多いのはビットコインですが、XRPも上位3位には入っています。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRPが仮想通貨の3強です。
イーサリアムもぼくは持っていますが、現時点ではBTCかXRPのほうが価格が上がる確率は高い気がする…。
リップル(XRP)の気になる点
フェイクニュース・煽り屋が多い
XRPはビットコインと同じく、熱狂的なファン(信者)が多い通貨です。
どうでもいいニュースをさもスゴいことかのように取り上げたり、嘘ニュースが流れることもあります。
まぁテレビの政治・経済ニュースでも同じようなことが起きてるので、ある程度は仕方がないですが…。
そういったフェイク、煽りに乗せられて一喜一憂してると胃が痛くなりますw
証券と判定された場合、一時的に価格は下落しそう
米国のSEC(証券取引委員会)が、「XRPは通貨ではなく証券だ!」と判定した場合、いままでのように仮想通貨取引所で売買することができなくなってしまいます。
そのため、もし証券と判定された場合は大暴落になる可能性もあります。
ただし、証券となった場合は証券取引所で売買できるようになるので、長期的に見たら悪いことではないかも。
現時点ではまだその判断は出ていません。
いつその判断が出るかも明確にはなっていません。
XRPを所有している人が一番敏感になる問題がコレだと思います。
もし逆に「XRPは証券じゃなく通貨です!」という判断がされたら、価格はそこそこ上がりそうな予感…。
買ってはいけない仮想通貨の特徴
ここまでビットコインとXRPについて軽く解説しました。
ほかにも仮想通貨はものすごい数があり、詐欺的なコインも多数あります。
ここで、買ってはいけない仮想通貨の特徴をまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 有名人が宣伝してる通貨
- ライン@で買い煽りする通貨
- 価格保証がある通貨(あるわけない)
- 代理店が販売する通貨
- セミナーなどで販売する通貨
ここらへんを注意しておけば、変なコインを買わないですむはず…。
まとめ:このまま終わるとは思えない仮想通貨
簡単にまとめましたが、現状の流れからするとこのまま仮想通貨がなくなることはなさそうに思えます。
とはいえ、日本で日常的に使われるようになるかというと…それはないかもw
ぼくは日常の決済はほとんどApple Watchを使って買い物しています。
電車、スーパー、インテリア用品、コンビニなど、ほとんどのところでApple WatchでモバイルSuicaを使ってピッ!とやるだけ。
正直、次世代の決済はこれでいいのでは…?というのが本音です。
とはいえモバイルSuicaは日本円に依存したものなので、資産運用に使うことはできません。
投資という視点で見れば、仮想通貨はまだまだ生き残る道はあると思います。
リップルの場合は国際送金という実需で使われていっても不思議ではありません。
そんなこんなで、ぼくは最近また仮想通貨を買い増ししはじめています。
もし暴落したら泣きますが、今後どうなるのか注目です!
vacus(バッカス)とは、アマゾンの商品を仮想通貨で買えちゃうスゴいヤツ。
ただ、いかんせん使い方が難しく、取扱説明書とか読める人じゃないと難しい。
(そもそもvacusの買い方自体が、ググって調べることができる人じゃないと難しい)
それだけにvacus民は民度が高く、メルカリとは別次元の平和さがあります。