新入社員の方、「もう辞めてぇ…」と思い始める頃だと思います。
あなたもひょっとして、ちょっとくらいはそう思っていませんか?
仕事内容、人間関係、クライアント…めんどうオブめんどうですよね。
ぼくは社会人16年目くらいなのですが、あまりの社会不適合っぷりの為、人と馴染めず、めんどくさいので自分で会社を作って仕事をしています。
なにが言いたいかというと、「人生、選択肢はいろいろあるぜ!」ということ。
一つの会社で、いろんなことをガマンしながらずっと勤め続けるだけが人生ではありません。
さて、あなたがもし会社を辞めたとき、目の前にはいろんな選択肢が現れます。
- 同じ業界に転職する。
- 違う業界に転職する。
- 実家に戻って引きこもる。
- 実家に戻ってバイトする。
- 起業する。
などなど…。
あなたにとって最良の選択肢はどうでしょう?
僕が選ぶ基準を作るとしたら、ただ一つ。
将来、ラクしてガッツリ稼げそうな方向性を選ぶ
コレです。
身も蓋もないですがこれに限りますw
唐突ですが、あなたはお金をがっつり稼ぐことに罪悪感を感じるタイプですか?
日本の義務教育的になぜか、お金をがっぽり稼いでる人=悪い人だから稼げてる、みたいな刷り込みがあるんですよね…。
もしそうなら、その感覚は捨てましょう。
お金を稼ぐことは悪いことではありません。
僕は現在、36才なんですけど、この年になってくると所得格差がものすごーく広がってきます。
それによって、普段のライフスタイルもすごく差があるのです。
毎日、松屋やコンビニ弁当を食べてる人もいれば、美味しくてオシャレな外食を自由気ままに楽しんでいる人もいます。
さすがに30代になってコンビニ弁当ばかり食べていると、身体的にもヤバいですよね…?
若いうちはよく「お金は別に平均年収くらいあればいいや」なんて思っちゃいますけど、正直、お金はあるにこしたことはありません。
というか、年齢が上がれば上がるほど、お金がないと自由度も少なくなってきます。
仲が良い知り合いとの飲み会とかで、「あいつ誘うといつも安いチェーン店になるからなぁ…w」なんて影で言われてたらヘコみます…。
年を取った時に「お金」と「自由な時間」がなるべく多くなるように、今から意識しておいても損はありません。
そうは言っても、「まずは今すぐにでも会社辞めたいんじゃ…」って思ってる方も多いと思います。
そんなあなたの為に、会社を辞めてもシアワセになるパターン、ならないパターンを書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
簡単な目次
【幸せ第一】新入社員で辞めたいと思った時にシアワセになるためには
まずそもそものお話「新卒カードはやっぱり強い」
新卒って「社会人としての経験はゼロ」という認識なので、会社に入社する時に実績や専門スキルが必要ありません。
みんな平等にイチからのスタートってわけです。
ところが、いったん会社を辞めて転職するとなると、今度は「働いてたときの実績」や「どんなスキルを持っているか」が重要になってきます。
新卒組は自分と同期の人も多いので、学生から社会人になるにはちょうど良いステップです。
もし会社を辞めるときは、今の環境が「割と優しいモード」なことを頭の片隅で考えておいてください。
今の風潮として「会社は辞めたくなったらやめればいい」って割と耳障りのいいことが良く言われていますが、実際に辞めるとそのあとが少し大変です。
辞めたあとの人生には、誰も責任を取ってくれませんしね…。
もし会社を辞めたあとは簡単に転職できるもの?
転職を5回もしてきたぼくからすれば、
転職自体は非常に簡単なもの(ただしスキルをちゃんと持っていれば)
です。
例えば、あなたが今働いている会社よりももっと待遇がいいところ(もしくは同じくらいのところ)に行きたい!と思ったとします。
そうすると、あなたの実績やスキルの経験値をそこそこ積んでいないと、今よりいいところ(か同じところ)には転職できません。
なぜなら未経験者はすでに新卒で就職しちゃっているので、会社としては、中途採用組は経験者を求めているわけです。
いわゆる即戦力になりそうな人が求められるのが転職です。
とはいえ、20代前半~30代の真ん中くらいであれば、まだ未経験な業界への転職も可能ですし、僕も経験があります。
なるべく早めに転職をして、自分が面白いと思った業界を見つけることが大事です。
若ければ、中小企業狙いだったら転職って学歴や経験値がなくてもさほど難しくないです。
若さイズ正義!
辞める前にまずは3年働いてみる、は正しいのか?
会社を辞めようとすると「まずは3年働いてみなさい」と言われることがよくあります。
これは果たして正しいことなのか…。
ぼくが考えた結論としては、「会社・職種によっては正しい」です。
3年いることで自分に専門スキルがつくような会社・職種であれば、確かに3年は修行だと思ってがんばるのはアリだと思います。
しかし、「3年いてもなにも自分のスキルが上がらなそう…」と思うのであれば辞めたほうが賢明かも。
特に、他の会社で通用しないようなスキルは学んでもあまり意味がありません。
重要なことは、
自分の社会的価値を上げれそうな3年なら、がんばって働く価値がある
ということです。
ブラック企業に入ってしまったらどうしたらいいか
もし自分が入った会社がブラック企業だった場合。
ぼくも一日14時間勤務、週休1日という割とアレがアレな会社で数年間働いていたことがあります。
でも結果的にそこで学んだスキルのおかげで年収1000万円を超えているわけなので、悪くはなかったかも…というのが正直なところ。
遊びも仕事も、楽しいことだったら何時間でもできますよね?
イヤな仕事を何時間もやるのはゼッタイにイヤですが、楽しいことなら別に何時間だっていいわけです。
実際、ぼくがブラック企業にいたときも、仕事が多くて大変だとは思っていましたが、仕事が嫌いで逃げたいってことはありませんでした。
「ブラック企業はNG! はやく辞めよう!」はたしかに正論っぽいです。
でも現実問題として、ある程度、サービス残業をしないと生き残れない会社が多いのも事実です。
さらにいうと、ホワイト企業には超優秀な人材が集まっています。
優秀な人材ばかりだからこそ、定時の時間内で結果を出せて、会社に利益が生まれ、結果的にホワイト企業になってるわけです。
その優秀な人材の中に入ったときに、はたしてあなたはその人達と同じくらいのポテンシャルを出せるでしょうか?
ぼくは優秀な人達にはかなわん、と思ったのでまずはブラック企業で自分のスキルを上げることを選びました。
Twitterとかで「社畜つらいわーwww」と言った感じのツイートを見ますが、あれは結局のところ、「社畜っぽい働き方してるけど、別にそれが嫌いじゃない」のです。
先程も書きましたが、働く時間が長くても、やりがいのある仕事だったらそれなりに楽しいものです。
とはいえ、これを会社の人が「楽しい仕事だからもっとサビ残しろ!」なんて言ってたらヤバいですけどね…w
ホントにイヤだったら転職すればいいだけですし、もし転職ができないのであれば仕事から学び、自分の社会的価値を上げていくしかありません。
会社のルールは、しょせん会社の中だけのルール。「ファミレスの店長がバイトにモテる法則」
新卒で会社に入ると、その会社のルールが世界のルールのように無意識に思ってしまいます。
会社という小さな世界の中で働いているだけなんだということを意識しましょう。
よく、ファミレスの店長はバイトの女の子にモテるという法則があります。
これは「ファミレスの店舗という小さな世界で、トップにいる人が魅力的に見える」という心理ですね。
これと同じで、「会社という小さな世界にいると、その中だけで比較し、物事を見てしまう」ようになってしまいます。
そんなバカな…って思うかもしれませんけど、周りのウツになっている人達はみんなそうでした。
「会社の中だけの世界にいるので、会社を辞めるという選択肢がない」
状態になっており、その結果、ウツになってしまっていたのです。
うーん、これは結構怖いことですよね…。
若ければ、一つの会社を辞めたところで別な会社に就職することは比較的簡単にできます。
間違っても、「この会社を辞めたら迷惑がかかる!」とか考えないようにしましょう。
新卒の人は誰もがほぼ戦力外です。
辞めたところで特に会社にダメージはありません。(あっても採用コストがムダになるくらいです)
大企業だから辞めるのがもったいないは正解か?
そこそこの大企業にせっかく入ったから、辞めるのはもったいない…まぁこれは気持ちはわかります。
でも、大企業と言っても所詮はただの企業です。
そこであなたがどんな仕事をしているのか、その仕事は楽しんでできているのか?のほうが会社の規模よりもよっぽど重要です。
例え大企業に入ったとしても、全然おもしろくない仕事ばかりをして、今後もそれが続くのが目に見えているのであれば、それは時間のムダでしかありません。
それよりも自分がやりたい仕事ができそうなベンチャーなどに入ってがんがんやったほうが楽しいですし、スキルもあがっていきます。
「でも大企業は倒産とかないし安心だから…」というのは、もうすでに過去の話し。
今は大企業ですらもリストラがガンガンあるので、安心できません。
よっぽどエリートで社内政治もウマい方でもない限り、終身雇用はまったく期待しないほうが良いです。
転職活動はやってみると非常に簡単
大学生の就活と違い、転職活動は転職サイトでの応募がメインになります。
流れでいうと、
- 転職サイトに登録する(無料)
- 転職サイトの転職アドバイザーに相談する(無料)
- 求人情報を見る
- 一次面接に応募しまくる
- 二時面接で全力アピールする
- 最終面接でどデカイ夢をぶちまける
- 採用
ざっくりこんな流れになります。
やってみると意外とさくさく進むので、「あれ、こんな簡単なのか…!」と思うはず。
ただし会社を辞めた状態での転職活動は、精神的な不安はある程度覚悟しておいてください。
周りがみんな働いているなかでの、自分だけ求職活動というのは、精神的に来るものがあります。
とはいえ、結果的に自分が楽しい仕事ができる会社を見つけたもの勝ちなんですけどね。
まさに人は人、自分は自分、です!
※オススメは、在職中に転職活動をする方法です。これなら精神的に余裕もあってラクラク!
まとめ:辞めたほうがシアワセになるのか、はしっかり考えたほうが良い
ツラいことがあると、衝動的に辞めたくなっちゃうことは誰にでもあります。
ぼくにもありました。
特に、仕事時間が長くて心も身体も弱ってるときに怒られたりヤバいミスをしたりすると「辞めてぇ…」ってなっちゃうんですよね。
でも、衝動的に辞めるのはよくありません。
まずは、
- 自分の社会的価値がどれくらいあるのか
- 自分の年齢的に転職はいけそうか
- 今いる会社、この仕事で自分の社会的価値があがるスキルが身につきそうか
- 身体は持ちそうか
- 精神的に持ちそうか
ここらへんはしっかり考えるようにしましょう。
将来自分はどうなってたいのか、この会社で働いていたら、あなたはどうなっていくのかをイメージすることは非常に重要です。
ぼんやりでいいので、お風呂に入ったときにでも考えてみて下さい。
仕事は楽しくないと誰しも辞めたくなります。
が、仕事って見かたを変えるだけで楽しくなったり、やりがいが生まれたりもします。
自分のやった仕事で笑顔になる人達がいるとか、今はツラくてもスキルを学んで数年後にはホワイト企業に転職とか…。
自分がなにをやっているのか、それによってなにが得られるのかを考えていくと、「仕事が楽しくシアワセになる」確立が高くなっていくはず。
ぜひ自分の心に正直に、がんばるときはがんばって、でも、今いる会社がすべてではないということを心のかたすみに置きながら、楽しく仕事をしていきましょう!
~偉人が語るシアワセについての一言~
あなたの人生が本のように展開するストーリーであり、自分がその物語の著者であると想像しよう。・・・ロバート・ビスワズ=ディーナー(ポジティブ心理学サービスセンターの創始者)
若いうちからお金は稼いでおく(稼ぎ方を勉強する)に限ります。
年取ってからお金がない…と思ってもなかなか身動きがとれなくなっちゃいますからね。
はじめるのに遅いという年齢はありませんが、早いに越したことはありません。