Google(親会社アルファベット)の利益がそろそろ頭打ちなのでは?と心配されている2019年。
たしかに今のスマホというデバイスの中では頭打ち感があるかも知れません。
しかし技術は常に進歩し、ぼくらの生活はどんどん変わっていくものです。
ぼくがGoogleはこれからもより一層、生活に密着して利益を上げていくと思う理由の一つをまるっと解説していこうと思います。
一言でいうと、「Googleは世界中の地図を持ち、世界中のストリートビューを持つアドバンテージは計り知れない」ということです。
これがあるだけで、「次の世代の革新的な広告をまるっと引き受けることができる」はず。
どんなことか、まるっと解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
簡単な目次
Googleの株価はこれからも心配しない一番の理由
ついに実現した!GoogleのARナビゲーション
ぼくらが目的の場所に行こうと思ったとき、方法はいくつかあります。
- 本屋で地図を買って、それを見ながら行く(昭和)
- ネットで地図を見つけてプリントアウトし、印刷したそれを持って歩く(平成初期)
- スマホのGoogle Mapsに目的地を入力して、ナビゲーション通りに歩く(平成中期~現代)
都内でも、未だにプリントアウトした紙を持ってさまよってる方もいますが、ほとんどの方はスマホの地図アプリを見て目的地を探していますよね。
でもスマホの地図マップって微妙に自分の位置がずれたりしませんか?
目的地の近くまで来たと思ったら、通りの反対側だったとか、お店の裏手に来てしまったりとか…。
そもそものGPSの精度がそんなものなので仕方ないと言えばそうなのですが、不便であることに変わりはありません。
しかし今回発表された技術によると、Google Mapsは現実世界の位置と変わらない精度になり、スマホカメラを通して現実世界に道筋が現れるアップデートが近いうちに登場するようです。
スマホのカメラを使って、現実世界とストリートビューの情報を照らし合わせる技術
Googleは、スマホのカメラを使って現実世界とGoogleのデータとして持っているストリートビューの情報を照らし合わせることができるようになりました。
これをするとどうなるかというと、
- ユーザーの位置を完璧に把握できるようになる。
- ユーザーがどの方向を見てるかわかるようになる。
- 目的地までの道筋を、スマホのディスプレイに映る現実世界の道に重ねて表示させることができる。
というメリットがあります。
参考:ウォール・ストリート・ジャーナル「もう道に迷わない? グーグルのARナビを体験」
まさに近未来的…!
現実世界にルート表示を重ね合わせて見れるのって、ものすごく近未来的で実用的です。
ただまぁ、歩きながらスマホをずっと掲げて持つのはアブナイですし、バッテリーが持たないですし、腕が疲れます。
この技術は、今後メガネ型のデバイスが登場したときや自動車のフロントウィンドウに情報が表示されるようになったときにものすごく役に立つはず。
カーナビと違って、フロントウィンドウから見える景色に直接ルートが表示されたらものすごく便利ですよね。
移動中の視界をジャックする重要性
近い未来、メガネ型デバイスが登場したとき(スマホの次は必ずくるはず)に、このGoogle Mapsで目的地まで行こうとするとします。
そうすると歩いてる最中にも、各建物にあわせて広告を表示させることが技術的には可能になります。
例えばスタバの前を通ったら「ただいま新作のタコス味フラペチーノ登場!」と表示させるとか…。
デートで美味しいランチのお店を探してるときには、自分が歩きながら見てるお店のレビューが表示されるとか…。
スマホに出てくる広告と違って、あなたの生活に合わせた広告が眼の前に表示されることになり、より広告効果は高まるはずです。
現在のGoogleの収益もほとんどが広告収入の利益なので、それがさらに良くなる可能性があります。
もし「広告ばっかで嫌だ!」という人には、You Tubeプレミアムのように月額制で広告なしバージョンも配信すれば、それはそれで膨大な利益になりそう。
Googleは次の世代のデバイスもしっかりと考えてアプリ開発をしてるんだろうな~というのが、やっぱりスゴいところですよね…。
Googleにしかできない(いまのところ)ストリートビューの優位性
Googleは過去10年くらいに渡って、世界各国のストリートビューを収集してきました。
今までは、仕事に飽きたときに気分転換にいろんな都市のストリートビューを眺めるくらいの実用性でしたが(ぼくだけ?)、今後はこの資産がものすごく活きてくることになりそうです。
10年前にそれを予見して収集してたんだとしたら、ものすごい先見の明ですよね…。
ほかの企業が同じことをやるにしてもかなり時間と資金がかかるはずなので、Googleの優位性はしばらく保てそうです。
メガネ型デバイスや自動車の全面ディスプレイはいつくらいにでる?
正直なところ、iPhone初代くらいの完成度のものでも、早くても2020年くらいじゃないかなぁ…とぼくは予想しています。
2019年2月24日にバルセロナで、マイクロソフトのHoloLens2というメガネ型デバイスが発表されますが、まだ多分ドでかくて外でつけるには恥ずかしいレベルな予感…。
ティザー映像が発表されていますが、まったくどんなものなのかわかりませんw
新しいチップを搭載して、材質をカーボンファイバーで軽量化してるのかな…?くらい。
一般に浸透するのはまだまだあと数年かかりそうですが、着実にその未来は近づいてる感じがしますね。
車載全面ディスプレイは、それよりも難易度が低そうなのでもーちょい早めに実現するかも。
ちなみにスマホが一般的に使われるようになった期間は、
2007年・・・iPhone初期型が発表。日本では使えないモデル。出た当初は「ディスプレイをタッチするなんて指紋付きすぎて見づらそうw」とバカにする声も多かった。
2008年・・・iPhone3Gが登場。日本でも発売される。そこそこ話題性があったが、イマイチ使い勝手は良くなかった。すぐアプリが落ちる。
2009年・・・iPhone3GSが登場。3Gと比べて最大2倍ほど早くなってバッテリーも長持ちになった。ここらへんから爆発的にiPhoneが日本で普及し始める。
2010年・・・iPhone4が爆誕。iPhoneのブランド化が成功したこともあり、日本ではAndroid(この時点では使い物にならないレベルが多かった)よりもiPhoneが圧倒的なシェアを誇るようになる。
2011年・・・iPhone4sの発売。たくさん売れる。ガラケーを持つ20代は都心部でほぼいなくなる。
2013年・・・iPhone5s/5cが発売。5sはこれから3年以上も売れに売れ続ける。全世代でスマホの普及が広がる。
日本の場合はスマホ≒iPhoneという時期が長かったので、iPhoneで考えています。
2007年の発表からちょこっと普及するまで3年くらいかかってますね。
メガネ型デバイスも、2020年末あたりに発表して2025年くらいまでかかって普及という感じになるんじゃないかなぁ…。
2025年というと、大阪万博が開催される(予定)のころですね。
まとめ:Googleは2030年くらいまでは割と生き残りそうな企業
今後、IT企業でものすごいところが出てきたとしても2030年くらいまではGoogleは生き残りそうな感じがします。
ということはGoogleの株に投資をするのは悪くない判断…なんですけど、一つ気になることがあるとすれば「配当がないこと」です。
Googleは、利益のほとんどを成長のための資金に使っているので、株主への配当が今の所ないんですよね。
だからこそ次世代にも生き残れる可能性が高まるわけですが、株主としてはなんとも悩むところ。
もし世界的な不景気がやってきて株価が一段落したときは、そのときこそGoogle株の買い時なのかも知れません。
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