IPO(新規公開株)というのは超簡単に言うと、「新たに株式を上場する企業(銘柄)」のことを言います。
株式では、”企業”を”銘柄”っていうと投資してる人っぽいのでぜひ企業のことは銘柄って言ってみてくださいw
ちなみに「株式を上場する」というのはどういうことかというと、「企業の株を誰でも売買できるようにする」ということです。
例えば、個人でやってるような小さい株式会社(未上場企業)があったとしても、その株を簡単に買うことはできません。
企業が証券市場に上場する(上場企業)ことで、その企業の株式は誰もが簡単に買えるようになるのです。
IPOというのは、そういった「これから上場する企業の株を、抽選で事前に購入することができる」のです!
これはもうデメリットがほぼない勝ち戦のようなもの。
いわゆる「ローリスク・ハイリターン」です。
普通、ローリスク・ハイリターンと謳ってる投資は詐欺が多いのですが、IPOの場合は違います。(たまにダメなのもあるけど)
ぼくも1回、IPO株の抽選に当たって儲けました。
GA technologiesという銘柄を1株2,510円で100株(約25万円)買い、1株5,780円(約57万円)で売りました。
25万円で手に入れたものを数日間でサクッと57万円で売れる…。
つまり、32万円の利益です。
ちなみにもしIPOの抽選にはずれても、お金は減りません。
IPOの魅力、わかってもらえたでしょうか?
興味が出てきたところで、具体的な解説に入りたいと思います!
IPO株とは何か?【デメリットはほぼなし!という魅力】
IPOってどれくらい利益がでるの?
過去に利益が高かったIPOの一部を紹介します。
銘柄 | 公募価格/初値 | 初値売りをしたときの利益 |
HEROES | 4,500円/49,000円 | 445万円(約10倍) |
ZUU | 1,600/5,550円 | 39万円(約3.5倍) |
ビープラッツ | 2,200円/10,000円 | 78万円(約4.5倍) |
アジャイルメディア・ネットワーク | 3,000円/15,470円 | 124万円(約5倍) |
利益が10倍になるとかめちゃくちゃスゴいですね…。
ただ、実際に多いのは2倍から3倍程度です。
IPOを選んで抽選に当たりさえすればこんな感じの利益が出てくるので、申込みも殺到するわけですよね。
普通に考えると、年末ジャンボ宝くじとかよりもぜんぜんいい(抽選がハズレてもお金減らないし)のに、なぜ全国民が参加してないのかが謎です…。
IPO株を買う流れ。こうやってみんな儲けてる!
- ネットで「IPO 上場予定」といったキーワードでググってIPOをする企業を探す
- 参加したいIPOがあれば、そのIPOを取り扱ってる証券会社の口座を開く(IPOによって違います)
- 抽選申込期間にIPOの申込みをする
- 当選発表がある
- 無事当選!となったら、ワクワクしながら上場日を待つ
- 上場したらすぐに株式を売る(初値売り)
- 利益ゲット!
という流れになります。
それぞれを詳しく見てみましょう。
1.ネットで「IPO 上場予定」といったキーワードでググってIPOをする企業を探す
便利なことに、ネットでIPOの上場予定を書いているサイトはたくさんあります。
それらのどれでもいいので、自分が買ってみたいIPOを探してみましょう。
2.参加したいIPOがあれば、そのIPOを取り扱ってる証券会社の口座を開く
ぼくが買った「GA technologies」は、取り扱ってる証券会社が複数ありました。
SBI証券、大和証券、SMBC日興証券、東海東京証券、岩井証券、岡三オンライン証券です。
このうちのどれを選んでもいいのですが、選ぶポイントが実はあります。
- 証券会社によって当たり本数の数が違う。
- 証券会社によって当たる確率を上げる条件がある。
まず、証券化社によって当たり本数の分配が変わってきます。
いわゆる「主幹事」と呼ばれる証券会社が一番多いので、取扱証券会社の欄に”主”と書かれているところは狙い目です。
さらに、証券会社によってそれぞれ当たる確率を上げる条件というものがあります。
- SBI証券・・・IPOチャレンジポイント制度と言って、抽選にはずれるたびに貯まるポイントがある。チャレンジポイントを貯めて使用すると、抽選に当たりやすくなる。
- SBI証券・・・申し込む資金が多ければ多いほど当たる割合が高くなる。(逆に資金が少ない人は避けたほうがいい)
- 超大口の投資家・・・証券会社の窓口で、資産数億円くらいある人は当選が優遇されるらしい…。
という感じで、なぜかSBI証券はかなり攻めた感じの条件になってますw
逆に「完全平等抽選」と言って、誰でも同じ確率で抽選しますよーという証券会社がほとんどです。
証券会社に口座をつくるのは無料なので、とりあえず最初に5.6社作っちゃうのもアリです。
ぼくは10社ほどの証券会社に口座を開設しています。
「めんどくさいからとりあえずIPOの取扱が多い証券会社がいい!」という方には、SBI証券やSMBC日興証券がオススメ!
3.抽選申込期間にIPOの申込みをする
それぞれのIPOには抽選申込期間が設定されています。
忘れずに抽選申込みをしておきましょう。
抽選には最低限のお金(想定価格×100株)が必要ですが、抽選にハズレたらそのお金はちゃんと戻ってきます。
4.当選発表がある
抽選申込期間の数日後に当選発表があります。
ここで見事当選していたら…おめでとうございます!
あとは上場日に売り抜けるだけ!
5.無事当選!となったら、ワクワクしながら上場日を待つ
申込期間から1週間ほどで上場日を迎えます。
6.上場したらすぐに株式を売る(初値売り)
株式が上場される日にすぐに株式を売っちゃいましょう。
なぜすぐに売るかと言うと、上場したあとホントに株価が上がり続けるか不明なためです。
例えば、ぼくが当選したGA technologiesの株価はこんな感じ。
初日にどーんと上がって、それからはずっと下がり続けています。
ぼくが売ったのが5780円だったのに対し、今は2,553円…。
初値売りしておけば、こういった悲劇には巻き込まれません。
7.利益ゲット!
というわけで利益ゲットです!
利益分から税金が引かれますが、20%なのでまぁそんなものかな…というところ。
ぼくの場合は32万円の利益なので、およそ6.5万円が税金という感じですね。
とくにリスクもさほどなく、20万円ほど利益をあげることができました!
【公募割れ】IPOは本当にリスクがないのか?
IPOはリスクがないかというと、全部がそうではありません。
公募価格(IPOで買った価格)よりも、初値が下回るリスクがあります。
いわゆる公募割れというヤツですね。
割合でいうと、IPOの約18%くらいが公募割れをしています。
20%も損をするなんて多すぎる!と思うかも知れませんが、そこまで心配はいりません。
なぜなら、公募割れするIPOはそもそも評判が悪いからです。
IPOの抽選応募する前に、そのIPOの初値予想をいろんなサイトで見てみましょう。
ほとんどのサイトの評価が良ければ公募割れの可能性は低いとみていいと思います。
まとめ:IPOはリスクよりもメリットが大きいのでやらない理由はない
IPOは「抽選に当たったらラッキー!」という感じで気軽にできます。
宝くじと違って抽選にはずれてもお金は減りません。
これを知ってからぼくは宝くじを買うのをやめましたw
IPOは、銘柄をしっかり選びさえすれば、「超低リスク&ハイリターン」という投資です。
さて、この記事を書いているときにめちゃくちゃ有名なIPOが一つあります。
ソフトバンクのIPOなんですけどね…。
これについては別記事で書いたので、ぜひ参考にしてみてください。
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