日産自動車の会長カルロス・ゴーン氏の逮捕。
自分の報酬を少なく記載した疑いで逮捕からの、「司法取引」で合意が成立したそうです。
内容的には5年間の間に99億9800万円の報酬をえていたのに、50億円ほど少なく記載してちょろまかしていたと…。
不思議なんですけど、5年間で50億円も少なく記載してたらなんでいままでバレなかったの?と思います。
もともと特捜部はこの件を知ってたけど見逃してたのが、最近になって事情が変わって逮捕したのかな…という気もしますよね…。
この件を発端として今後、株価がどうなっていくのかを予想したいと思います。
結論としては「株価はどんどん下がり続ける」と予想しています。
簡単な目次
ゴーン氏逮捕の思惑と日産の株価予想
日産&関連会社の株価は軒並み下落
まず最初に、ゴーン氏がまとめた「ルノー・日産・三菱アライアンス」という3大自動車会社のパートナーシップの今後が気になるところです。
それぞれの株価を見てみましょう。
日産はまぁそりゃ下がるよね、という感じ。
ストップ安になってからここが底かな?という感じで、買いが入ってますが、ちょっと早い気もします。
とばっちりをくらった三菱自動車工業もがっくり下がってます。
そしてルノーも下がってます。
…ん、これって誰も得してない…?
【実態は日本企業じゃなかった?】日産の株を43%持ってるルノーはどうでるのか
そもそも日産は、完全な日本企業とは言い難い実情になっています。
というのも、1999年にルノーが日産の株式を37%取得したときは日産は破綻寸前でした。
そこからグイグイ持ち直してきたのはいいものの、今ではルノーの持ち株比率は43%になっています。
ここまで比率が高いと、株主としての力も相当なもの。
ルノーも日産も、互いに相手に買収される可能性に危機感を感じているはずです。
さらにフランス政府がルノー株の15%を保有しているのもあったりで、単純な自動車会社だけの内紛とはいきません。
政府の思惑が感じられるゴーン氏の逮捕
ゴーン氏の逮捕は、これからも尾を引いていろんなところに影響が出てくるはず。
それを日本政府が考えずに逮捕に踏み切るとはなかなか考えづらいです。
もしかして、日産がルノーに吸収されてしまう流れになりそうだったのを阻止したのかな…とか勘ぐってしまいますよね。
ゴーン氏の逮捕で得するのは誰?
一番損をしたのは、なんといっても個人投資家です。
関連会社の株を持ってる人はみんな落胆しているはず。
ぼくもアリババ株を買った直後に「CEOのジャックマー氏、引退発表!」というニュースが流れてきたときには呆然としましたよ…。
逆にこれで得をするのは誰でしょうか。
共同通信によると、逮捕前に「ルノーと日産の経営統合」を健闘していたそうです。
参考記事(外部サイト):逮捕前に経営統合検討か
日産としてはそれは困るわけで、ゴーン氏との対立は深まりますよね。
ゴーン氏逮捕からのCEOの記者会見があまりにも完璧だったのは、しっかりと練られた日産の戦略だったのかも知れません。
まとめ:今後もしばらくは下がりそうな日産の株価
いろんな思惑が絡んでそうなゴーン氏の逮捕でしたが、これで幕引きというわけにはいかないと思います。
フランス政府も黙ってなさそうですし、ルノー側もなにかありそうな感じ…。
三菱自動車工業も巻き込まれてますので、今後は関連銘柄は触らないほうが吉という感じです。
ほかの自動車関連銘柄も気になったので調べてみました。
トヨタのチャートを見てみましょう。
上がってるw
うーん、日産株を持ってた人がトヨタに持ち替えたのかな…?
ということは、ひょっとしてスバルも!?
スバルは普通に下がってましたw
なんだよw
というわけで、自動車関連銘柄は基本的に様子見したほうが良さそうですね…。
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