ついに、米国の3年国債と5年国債の利回りが逆転しました。
いままでこの現象が起きると景気後退が起こることが多かったので、「そろそろ米国の株式もヤバイのでは」という空気感になっています。
とはいえ、2年債と10年債の利回りが同じになるほうがシグナルとしては強いのですが、まだそこまでには至っていません。
簡単な目次
景気後退のシグナル「逆イールド」が発生。このまま失速するのか
逆イールドとは、「短期と長期の金利が逆転する現象」のこと
通常であれば、長期のほうが金利が高くて、短期は金利が安くなります。
しかし、将来的に景気後退が始まると見越している人は「長期債を買って、短期債を売ります」
そうなると長期の金利は低くなるし、短期の金利は高くなるので、逆イールドが発生するのです。
米国の利上げ政策で、モロにリセッション(景気後退)入りを危惧する流れになってますね…。
2年債と10年債も逆イールド寸前まで来ていますが、まだそこまでではありません。
今回の逆イールドは本当に景気後退の合図なのかは微妙
通常であれば逆イールドだし景気後退するでしょ、と思うのですが、ただ単に利上げ政策の効果が出てるだけかもしれません。
つまり景気後退ではなく、ただの調整で終わる可能性も無きにしもあらずです。
とは言うものの、世論的に「これはヤバイ!いまのうちに持ってる株式は全部売っておかないと!」となれば暴落しちゃうかもですけどね…。
リセッションはたしかに起こるタイミングではある
景気は循環すると言われています。
回復→好況→後退→不況、の4局面を繰り返すというものです。
リーマンショックからの回復、そして順調に株価を上げてきたここ数年間とくれば、そろそろ後退→不況というリセッションの局面が来てもおかしくはありません。
ただそれが本当に今のタイミングなのか、というは難しいところです。
今回の逆イールドは、みんなが大騒ぎしているので逆に大丈夫だったりしない?
市場が暴落するときって、たいてい「みんなが楽観視しているときに来る」ものですよね。
リーマンショックも、仮想通貨も、みんなが浮かれてるときにズドーンと来ました。
今回の逆イールドは、いろんな人がヤバイ!と言ってますし、ニュースでも大々的に広まっています。
そういうときに本当にズドーンと下がるものでしょうか…?
うーん、パニック売りが続いたら下がりそうだけど、どうなるかなぁ…。
自社株買いも行われそうだし、なかなか難しいところです。
2019年、2020年は安心できない年
今回の逆イールドで本格的に景気後退に入るとしても、入らないとしても、2020年くらいまでは様子見をしたほうがいいと思っています。
米国株式はずっと順調に来ていたので、調整がどこかのタイミングで入るか暴落が来る確率は高いはず。
長期投資としてのETFや投資信託は持ち続けますが、個別株は手仕舞いするタイミングを伺ったほうがいいかも…。
ぼくはすでに個別株は全て手仕舞いしています。
まとめ:今回は持ち直したとしても、楽観視は危険
ここから急に価格が上がって持ち直したとしても、「景気後退はなかったんや…」と思うのは時期尚早です。
中国との貿易戦争もどうなるかまだわかりませんし、楽観視できる状況ではないと思います。
個人的には、この間に仮想通貨の法整備が進んで出来高も増えてバンガードとかブラックロックでETFが始まったらいいんだけど…それはそれでムリだろうなぁw
今回の逆イールドが現れたことで、みんなリスク回避の行動をとるはず。
年末ということも相まって、あんまりいい感じの相場にはならなさそうです。
来年も低迷しちゃうかな…。
ぼくはインデックス投資がメインなので、その間も淡々とチャンスを狙って買い増ししていこうと思います。
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マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。