2019年2月12日に、日本の三菱UFJと米国のAkamai(アカマイ)が合併会社を設立し、「新型ブロックチェーンを活用した決済ネットワーク事業」を行うと発表しました。
会社の名前は、Global Open Networkで、通称GO-NETになります。
三菱UFJフィナンシャルグループは有名なので説明するまでもないですが、Akamaiも実は隠れた超巨大企業です。
Akamaiは「一般的にまったく知られてないけど、実は知らないうちにみんな使ってる」という企業で、主にweb閲覧の高速化、webサーバーの負荷軽減を実っ減するサービスを提供しています。
任天堂やSONYもアカマイを使ってるとか…。
ちなみにアカマイとは、ハワイ語で「賢い」という意味だそう。
全世界のwebトラフィックのうち、2割もアカマイが扱っています。
そんなインターネットに強いアカマイとお金に強い三菱UFJが組んだら、リップルの競合になりそうな予感…しますよね。
そんなわけで調べてみました。
簡単な目次
リップル(XRP)は三菱UFJとAkamaiが作るGO-NETに勝てるのか
GO-NETの新型ブロックチェーンとは?
意味合いとしては、アカマイのプラットフォームで高速決済ができるオリジナルなブロックチェーン技術という感じになりそうです。
アカマイのサイトの公式発表によると、1秒あたり100万件を超えるトランザクションを処理できるそう。
ほかのものと比較してみましょう。
トークン名 | 1秒あたりのトランザクション数 |
GO-NET | 100万件以上 |
ビットコイン | 7件 |
イーサリアム | 約15件 |
リップル | 約4,000件 |
VISA(クレジットカード) | 約2,000件(がんばれば2万件もいける) |
うーん、GO-NETが圧倒的です。
正直これはリップルの分が悪い気もしますね…。
1秒あたりのトランザクション数が多いほど良い理由
2019年の時点では、普通にVISAカードの秒間2,000件でもほとんど問題ありません。
しかしこれからIoTが進化し、マシンインターネットな時代になってくると電子マネーでの支払いが急増するはずです。
参考記事:【未来予測】仮想通貨とマシンインターネットとAIと
そのときには今のトランザクション数ではとても間に合わず、GO-NETのような膨大な処理能力を持つ決済ネットワークが必要となるのです。
現在の流動性を考えると、リップル(XRP)は分が悪い状況なのかも?
トランザクション数だけで単純に比較すると、リップル社のサービスは現時点では負けてる感じがしますね。
ぼくもXRPは所有しているのでちょっと大丈夫かな、という気持ちです。
ただ世界各国の銀行が、日本の銀行の決済ネットワークを素直に使うかな?という感じもあるのでどうなるんでしょう。
まとめ:性能だけで言えばリップル(XRP)に勝てそうだけど、そんな単純でもなさそう
決済ネットワークシステムとしては、XRPよりも高性能っぽいGO-NET。
ただ日本の銀行が主導していることもあって、全世界で広がるかというとムズカシイんじゃないかな…。
とはいえ、日本国内の決済基盤システムにはなっていくと思います。
それを考えると、日本の決済ネットワークが中国や韓国に支配されなくてよかったというホッとした気持ちもでてきますね…w
しかしまだGO-NETがどうなっていくのかはわかりません。
リップルの競合となるのかどうか…。
今後も注目していこうと思います。
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