インデックス投資は低リスクだけど、リターンが少ないんだよな…という常識を覆すETF、それがレバレッジ3倍ETFです。
レバレッジ3倍(ブル3倍)のETFはいくつか種類があるものの、比較的リスクが少ないと言われているのが、生活必需品ETF、そしてヘルスケアETF。
ヘルスケアはディフェンシブな銘柄と言われていて、リーマンショック級の大暴落時にもそんなに暴落しなかった(とはいえめっちゃしたけど、S&P500よりはしてない)という実績があります。
レバレッジ3倍というリスクを、ヘルスケア銘柄でうまいことリスク軽減できる…かもしれないのが、今回書くDirexion CUREヘルスケア株ブル3倍ETFです。
※ETFってなんぞや…?という方は40秒でわかるETFをご覧ください。
簡単な目次
暴落時にこそ買いたいETF、ヘルスケアのブル3倍【インデックス投資】
Direxion CUREヘルスケア株ブル3倍ETFとはどんなものか
このETFは、S&Pヘルスケア・セレクト・セクター・インデックスとの連動を目指しているETFになります。
この記事を書いてる時点での過去1年間のリターンはなんと65%…。
半端ない利益になってます。
上位の組入銘柄はこんな感じ。
銘柄 | 割合 |
ジョンソンアンドジョンソン | 10.36% |
ファイザー | 7.76% |
ギリアド・サイエンシズ | 5.77% |
メルク・アンド・カンパニー | 5.57% |
アラガン | 4.52% |
バクスター | 4.47% |
アムジェン | 4.2% |
ブリストル・マイヤーズ スクイブ | 3.97% |
マッケソン・コーポレーション | 3.81% |
アッヴィ | 3.61% |
うーん、ジョンソンアンドジョンソンとかファイザーはよく聞きますが、ほかはあんまりわからんですね…。
ちょっと調べてみました。
ギリアド・サイエンシズ
アメリカを拠点とした世界第2位のバイオ製薬会社。
治療薬の発見や開発、商品化を行っている。
HIVやB型肝炎、C型肝炎、インフルエンザなどの抗ウイルス剤開発が事業の中心。
メルク・アンド・カンパニー
アメリカのニュージャージー州にある多国籍な製薬会社。
北米ではメルクと言うが、日本などほかの地域ではMSDという名前になる。
ドイツの医療メーカーメルクとは別会社。
研究開発費は世界一で、その額はなんと97億ドル(1兆円以上)。
アラガン
世界的な医薬品、生物学的製剤、医療機器の開発や商品化をしている会社。
日本にも支社があり、アイケア、精神科、皮膚科、美容医療、形成外科、乳腺外科、泌尿器科、消化器科、婦人科など様々な分野で製品を出している。
美容系の商品も強い。
バクスター
アメリカのイリノイ州にある利益品、医療機器関連の世界的企業。
血液系の領域に特化している。
アムジェン
カリフォルニア州にある世界最大のバイオテクノロジー企業。
遺伝子組換え技術や、分子生物学的技術を軸に医薬品の開発や製造、販売を行っている。
※分子生物学とは、生命を分子を使って理解することを目的とする学問のこと。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ
ニューヨークにある医薬品会社。
有名どころでいうと、半分が優しさでできているバファリン。
※現在はライオン株式会社が製造と販売を行ってる。
マッケソン・コーポレーション
カリフォルニア州にある医薬品、医療技術の提供を行う企業。
ビューティケア製品にも強い。
病院の院内薬局の自動化や、財務管理などのサービスも行う。
アッヴィ
イリノイ州にあるバイオ医薬品企業。
世界中にビジネス拠点を持ち、170カ国以上でアッヴィの医薬品が利用されている。
関節リウマチ治療薬のヒュミラが有名。
日本にもアッヴィ合同会社がある。
セクター別割合
セクター | 割合 |
医薬品 | 34.69% |
バイオテクノロジー | 27.88% |
ヘルスケアプロバイダー&サービス | 20.05% |
ヘルスケア機器&用品 | 12.65% |
ライフサイエンス・ツール&サービス | 3.99% |
ヘルスケア・テクノロジー | 0.74% |
医薬品が一番多く、その次にバイオテクノロジーとなっています。
これからはAI(人工知能)の飛躍的な進歩により、バイオテクノロジーや医療の分野も大きく成長していくことが予想されます。
レバレッジETFの注意するポイント
このETFは、S&Pヘルスケア・セレクト・セクター・インデックスとの連動を目指しているものの、ズレが起こりやすいという点があります。
これはレバレッジETFの宿命みたいなものなので、まぁある程度は連動してなくても仕方ないか…と思うしかありません。
それでも、記事を書いてる時点での過去5年間の平均リターンはなんと46.88%とかなりものすごいことになってます。
過去1年間だとさらにすごくて65%にもなります。
ここでチャートを見てみましょう。
65%のリターンということは、もし100万円入れてたら、165万円に。
1000万円入れてたら、寝て起きてご飯食べてるだけで、1,650万円になっていたということ…!(皮算用)
ただし、リターンが多い時があるということは、逆に大暴落時のマイナス分も大きいということです。
過去30年間で見てみると、最大で79%もマイナスになっているときがあります。
100万円分だったら21万円になっちゃうということ…。
なので、普段右肩上がりのチャートのときはぼくも買いません。
リーマンショックみたいな暴落があったときに買ってこそ輝くETFだと思っています。
レバレッジETFは、全額ツッコんじゃいけません
レバレッジを掛けると、金額を大きくすればするだけリターンも大きくなります。
…が、リスクが大きすぎるのであくまで資産の数%くらいにするのがいいと思います。
ぼくは時期をみて20%くらいは買う予定ですが、人に進められるやり方でもないですよね…w
もともとぼくのポートフォリオは、高リスク高リターンが4割、低リスク低リターンが2割、現金(IPO資金)が4割という感じです。
自分で覚悟を決めてやる分にはいいですが、たまに不安で寝れないときもあるので、やっぱり高リスクなものに投資(投機)をするのはオススメできません。
…と、いいながらも、アメリカ市場の暴落を虎視眈々と狙っているそらすけでしたw
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