投資ブログを読んでいると、よく見かける言葉にリターンというものがあります。
シンプルに言うと、リターンとは年収益のこと。
詳しく言うと、リターンは2種類に分かれます。
それが、インカムリターンとプライスリターンです。
ここらへんを知らないといろいろ誤解してしまうことが多いので、ぼくと一緒に勉強していきましょう!
簡単な目次
【いまさら聞けない】投資のリターンってなに?
リターンの種類
インカムリターン
株式の配当金(持ってる分に合わせて業績が良かったりしたらもらえるお金)、預金、債権の利子など、とりあえず持ってるだけでもらえちゃうものをインカムリターンと言います。
株式の配当金は例えば、キャノンというカメラメーカーだと、だいたい4%くらいのインカムリターンがあります。
100万円分のキャノン株を持ってたら、年間4万円がもらえるということですね。
※業績によって配当は変わります。
ちなみに会社によっては配当金がゼロのところもあります。
ETFの中には、高配当な株式を厳選したものもあります。
参考:高配当ETF【VYM・HDV・VIG】で寝ててもお金が増える!…かも【インデックス投資】
初心者よりはそこそこETFに慣れてきた人に人気な感じかな~。
ぼくも買おうか悩んでいます。
プライスリターン
株式や債権の値上がりによる利益のことです。
こっちはわかりやすいですよね。
株価が上がった!下がった!的に言うのはこれです。
日経平均やS&P500などで表現される指数も、株式の値上がり、値下がりを表しています。
トータルリターン
インカムリターンとプライスリターンをあわせたものがトータルリターンです。
インカムリターンで2万円プラス!だけどプライスリターンで3万円のマイナス…というときのトータルリターンはどうなるでしょう?
トータルリターンは、1万円のマイナスリターン(-1万円)となります。
このように、リターンと言うのは利益が出た時だけでなく、損失が出たときにも使わます。
年間平均リターン(1年トータルリターン)ってなに?
リターンはいろんな測り方がありますが、通常は1年単位で区切ります。
例として、代表的なETF、VOOをブルームバーグのサイトで見てみましょう。
ええと、この記事を書いているときは1年トータルリターンが17.09%となっています。
うーん、素晴らしいリターン…。
これはここ最近の1年間でどれだけリターンがあったか、というところですね。
年初来リターンってなに?
先ほどのVOOを引き続き見てみると、年初来リターンは、7.08%となっています。
年初来リターンというのは、昨年末の株価に対する現在の株価の比較です。
今は2018年なので、2017年末から比べて7.08%ほど上昇しているってことになります。
計算式でいうとこんな感じ。
年初来リターン(%)=(現在の株価-昨年末の株価)÷昨年末の株価×100
わかったような、わからんような…?w
とりあえず、プラスだと株価は上昇していて、マイナスだと株価は下がっているということになります。
3年(5年)トータルリターンってなに?
3年、5年トータルリターンというのもありますが、これはそれぞれ過去3年間、5年間で見たときに1年あたりの平均リターンがどうだったかという数字になります。
ということは、3年間だと13.27%だから、毎年13.27%増えてたってことですね。(記事時点)
リターンはあくまでも過去の実績
ここまで読まれたあなたは気づいているかも知れませんが、リターンというのは過去の実績に基づいた数字(%)になります。
今後もこの数字を保証するということではありません。
年間リターンが20%の素晴らしいETFがあったとしても、今年、来年もそのリターンになるかは誰もわかりません。
あくまでも目安として見るようにしてください。
リターンってどれくらいだと多いの?
リターンは果たしてどれくらいだと多いと思われるのでしょうか。
いろんなETFを調べてみたところ、1年のトータルリターンが5%を超えているといい感じのETFといえるみたいです。
ただ今はかなり好景気なので、10%、20%超えのETFも出てきています。
ETFはほとんどアメリカがメインなので、アメリカの景気が良いときはリターンが高いものがどんどんでてきて、逆に冷え込むと5%でもなかなか難しくなるかもしれません。
面白いのは、リターンが高いからリスクも高いとは一概には言えないことです。
例えば、アメリカのテクノロジー系ETFの米国情報技術セクターETF【VGT】はなんと1年トータルリターンが32.94%(記事時点)とめちゃくちゃ高い水準になっています。
では、このVGTがほかのETFに比べてリスクが高かったかというとそうでもないと思うんですよね…。
時代の流れとして、テクノロジーは必須&どんどん使う人も増えてく&進化が早いというのがあります。
その流れにうまく乗った人は、ほかのETFとあまり変わらないリスクで高リターンを手にしたのです。
レバレッジにはご注意!
20%超えのETFでもかなりスゴいと思いますが、さらなるリターンを目指したい…!という方はレバレッジETFという手段もあります。
これは、普通のETFと違ってレバレッジ(倍率)をかけることで、損益を数倍にするというもの。
例えば、Direxion CUREヘルスケア株ブル3倍ETFなどがあります。
これだと通常の3倍近い動きをするので、それだけ損益もダイナミックになります。
赤い彗星ですね…(ガンダムネタ)
すごくどうでもいい話なんですけど、実はシャアの乗るザクは、普通のザクの3割増し程度の機動力しかなかったそうです。
そこをシャアの巧みなモビルスーツ捌きによって3倍もの性能を引き出した…という話があります。
レバレッジをかけると、株価が右肩上がりのときはものすごい利益を叩き出しますがその反面、暴落したら資金のほとんどがなくなる危険性があります。
ぼくがやってるのは2万円分だけ買っておいて、複利効果で数十年したら数千万円くらいになってたらいいな…という作戦。
もし暴落しても2万円ならなんとか諦めがつきます。
まとめ:リターンは2種類!それらを足したトータルリターンを見るべし
大事なことは3つです。
- リターンはインカムリターンとプライスリターンの2種類があり、足してトータルリターンになります。
- リターンはプラスのときもあればマイナスのときもあります。
- リターンは過去の実績を元にしたもので、将来を約束するものではありません。
こうして勉強してみると、結構理解できた感じがありますね。
リターンをよく見て、効率の良いETF投資をしていきましょう!
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
よかったらこちらも…
あの、こちらのボタンを押してもらえると、読んでくれてる方がいるんだ!とぼくの励みになります…。
匿名の人気投票的なもので、これをクリックするだけでOKです。ぜひ、よろしくお願いします!
3分くらいでサクッと読める、初心者向けの記事になります!