米国以外の全ての国を網羅したい!という方にオススメなのがこのバンガード・トータルインターナショナルストックETF【VXUS】です。
これと激似のETFとして、バンガードのオールワールド(米国以外)ETF【VEU】というのもあります。
VXUSとVEUの違う点と言えば、”銘柄数”の多さです。
VEUは約2,714銘柄に対し、VXUSは約6,349銘柄もあります。
それだけVXUSのほうが小型株も網羅しているということになるわけですね。
小型株を網羅するとどんなイイことがあるかというと、”暴落時にいち早く回復しやすいのが小型株”なのです。
ということは、暴落からの立ち直りはVEUよりもVXUSのほうが少し早いかも…というのが期待できる…ハズ!
経費率はVEUとVXUSのどちらも0.11%なので、まるっと米国以外は全部欲しい!というときはこのVXUSのほうがオススメになります。
※ちなみに米国以外の国の小型株だけを取り扱ったVSSというのもあります。
※米国を含めて全ての国のETFがいい!という方はVTというのがオススメです。
簡単な目次
米国以外の全てに投資した人向けETF、トータルインターナショナルストック【VXUS】
おすすめ度 | |
概要 | 米国以外の国の小型・中型・大型株を集めたETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | -5.57%(過去の参考値) |
3年トータルリターン | 5.29%(過去の参考値) |
経費率(費用) | 0.11%(少し安め) |
銘柄の数 | 約6,349銘柄(すごく多め) |
PER | 13.26倍 |
銘柄の代表的な市場 | 日本、英国、中国、フランス、ドイツ、カナダ、スイス、オーストラリア、韓国、台湾 |
予想されるリスク | 米国が不況になったらその影響を受ける可能性が高い。色んな国が入りすぎて上がるか下がるか判断が難しい。 |
ベンチマーク指数 | FTSEグローバル・オールキャップ(除米国)インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VOO、QQQ |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【VXUS】のチャート
参考:ブルームバーグ
実はほとんどVEUと同じようなチャートになっています。
VEUはこんな感じ。
ソックリですよね。
結局のところほとんどチャート的には変わらないので、完全に好みで選んでもいいと思います。
【VXUS】の配当利回り
直近の配当は2.11%とかなり好調。
VEUともほぼほぼ変わりません。
米国を除いたETFは、利回りだけはいいんですよね…。
これで価格も毎回上がってくれれば言うことなしなんですけど…w
小型株のVSSは、直近0.16%なのでそれに比べたら上々です。
【VXUS】の上位銘柄
銘柄 | 割合 |
ネスレ(スイス) | 1.03% |
テンセント(中国) | 0.99% |
サムスン電子(韓国) | 0.83% |
TSMC(台湾) | 0.80% |
アリババ・グループ(中国) | 0.76% |
ノバルティス(スイス) | 0.73% |
HSBCホールディングス(英国) | 0.70% |
ロシュ・ホールディング(スイス) | 0.69% |
トヨタ自動車(日本) | 0.64% |
トタル(フランス) | 0.63% |
これもほとんどVEUと同じですが、VXUSは半導体製造のTSMCが入ってきました。
とはいえ0.8%というかなり少ない割合なので、これで大きくVEUと差がつくことはなさそうです。
うーん、なんかこう、VEUとVXUSのどっちでもいい感がスゴく強いです…w
【VXUS】の信託報酬・手数料
1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.11%です。
VEUと同じなので、やっぱりどちらでもお好みで…という感じ。
小型株オンリーのVSSは0.13%と少しだけお高めになっています。
【VXUS】のPER
PERは13.26倍と結構低めになっています。
若干、VEUより高くなってますがほぼほぼ同じです。
銘柄数が2,000を超えてくると、6,000近くなっても平均するとあんまり変わらないということかもですね。
小型株のVSSは14倍なのでこれもほぼ同じくらいになっています。
【VXUS】の出来高
10月11日の出来高はおよそ1,718万売買でした。
かなり大きな出来高ですが、今日は株式が全世界的に大きく動いたことが原因です。
通常日もそこそこ出来高はあるので心配する必要はなさそうです。
まとめ:バンガード・トータルインターナショナルストックETF【VXUS】はほぼVEUと同じ
結局のところ、VEUとほとんど同じような動きをするETFになっています。
ちなみに米国以外のこういったETFを買ったら、米国が下落したときにリスクヘッジになるかというと…現状、なりません!
2018年10月10日も米国株がドカンと下げて調整局面に入りました。
ほかの国の株価はどうなったかというと…全世界的に下がっています。
つまり、米国が落ちたら世界的に落ちるということ。
現状では、米国以外の株を買ってもリスクヘッジにはなりえないということですね…。
それだったら米国債権を買ったほうが、米株へのリスクヘッジなるはずです!
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