日本を含む、太平洋地域(パシフィック)の国をメインとしたETF、バンガード・パシフィックETF【VPL】です。
一応、太平洋地域全体とは言っていますがメインはほぼ日本(60%近く)なので、これなら正直、日経平均に連動したETFのほうがいいような気もします…w
韓国も多いんですけど、日本経済が不況になったらどのみち韓国も一緒に落ちるはずなので、リスクヘッジにはなりそうもありません。
ただオーストラリアやシンガポールなども入っていて、とりあえずここらへんを全体的に網羅したい!という方にはいいETFかも。
韓国に投資したいけどそれをメインにするのはちょっと不安、という方にもピッタリのETFです。
簡単な目次
日本や韓国好きにうってつけ、パシフィックETF【VPL】
おすすめ度 | |
概要 | 日本や韓国がメインの太平洋地域の国々をまとめたETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | 3.03%(過去の参考値) |
3年トータルリターン | 9.13%(過去の参考値) |
経費率(費用) | 0.10%(少し安め) |
銘柄の数 | 約2,315銘柄(かなり多め) |
PER | 12.36倍 |
銘柄の代表的な市場 | 日本、オーストラリア、韓国、香港、シンガポール、ニュージーランド |
予想されるリスク | 日本の景気が悪くなったら、韓国なども一緒に下がるため、日経平均よりも下落率が上がる可能性がある。 |
ベンチマーク指数 | FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VOO、QQQ、VGT |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【VPL】のチャート
参考:ブルームバーグ
うーん、チャートを見てるとあんまりパッとしませんね…。
ちなみにETFの中で60%くらいの割合を誇る日本の日経平均株価を比較してみるとこんな感じになります。
日経平均は右肩上がりなのに、VPLは微妙な感じ…。
これはつまり、日本以外の国が不調なため日本の上がり幅が帳消しになっているわけですね。
問題は、逆に日本の経済が低迷したときに、果たしてほかの国はそれをカバーしてくれるのかどうかです。
もし日本経済と一緒になって下落するのであれば、このETFを買う意味がありません。
来年とか果たしてどうなるかな…。
もしかしたら香港、シンガポールあたりがいい感じに上昇していく可能性はあります。
ただまぁ、それにしても比率が少ない(香港8.5%、シンガポール3.0%)ので、もし日本経済が悪化したらこのETFも下落する可能性は非常に高いと思っています。
【VPL】の配当利回り
直近の配当は1.46%です。
高くもなく、ちょっと低いかな~くらいですね。
うーん、こんなもんかな…?
【VPL】の上位銘柄
銘柄 | 割合 |
サムスン電子(韓国) | 2.8% |
トヨタ自動車(日本) | 2.19% |
AIAグループ(香港) | 1.43% |
オーストラリア・コモンウェルス銀行(オーストラリア) | 1.24% |
ソフトバンクグループ(日本) | 1.08% |
三菱UFJフィナンシャルグループ(日本) | 1.06% |
BHPビリトン(オーストラリア) | 1.06% |
シー・エス・エル(日本) | 1.01% |
ソニー(日本) | 0.99% |
ウエストバック銀行(オーストラリア) | 0.97% |
金融系が意外とおおいですね。
一番比率が高い銘柄がサムスン電子です。
オーストラリアも最近はめちゃくちゃ韓国人が多いようで、意外と韓国色が強いETFなのかも。
【VPL】の信託報酬・手数料
1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.10%です。
かなり安いので悪くはありません。
VPLで一番いいところは、この費用の安さかも…w
【VPL】のPER
PERは12.36倍とそこそこ低めです。
これは少しだけ割安感がありますね。
ただ、ここからさらに下がる可能性もかなり高いと思っています。
日経平均だけのPERだと23倍くらいなので、ほかの国のPERがかなり低めな感じ。
ちなみに国別のPERでいうと、香港は11倍、韓国は8.7倍、オーストラリアは17倍です。
【VPL】の出来高
10月11日の出来高はおよそ455万売買でした。
意外と結構ありますね。
普通に売買するのには全然問題ないくらいの流動性があります。
まとめ:日本と韓国メインのETFが欲しい人にはいいかもしれないパシフィックETF【VPL】
「日本もこれからオリンピックでどんどん好景気になる!」
「韓国もPERが低いからこれから上がるはず!」
と思っている方にはちょうどいいETFだと思います。
ぼくは、うーん、買わないかな…w
アジア圏で言えば長期的にみて伸びそうなのは中国とインドの2強なので、日本や韓国にどれだけ投資するかというと…悩みどころです。
個人的には日本の経済はもっと上向きになって、国民全体がその恩恵を受けれるといいんですけどね。
とりあえずこのETFの一番のいいところは「費用が安い」これにつきると思います。
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