ETFというのは、日本語で言うと「上場投資信託」になります。
まず最初に知っておきたいことは、
基本的にETFは、低リスクかつ手堅いリターン(利益)を長期的に得る投資に向いています。
※低リスクとはリスクの可能性が低いということで、まったくないわけではありません。
感覚的には10年くらい持って、数百万円から数千万円くらい利益がでたらいいなーという感じ。
※下記でぼくが買ってるオススメの投資信託も書いています。
そしてETFとはなんぞや?をまとめると…
- 市場そのものに投資ができる(日経平均株価など)
- 株とまったく同じように売買できる
- いろんな種類がある
- 初心者でもカモられない投資(個人的にやってて思った)
- 世界的に注目されている投資
こんな感じのものです。
株を買ったりしたことがある人はわかるけど、まったく知らない人にはまったくわからないですよね(ぼくも最初は「なにいってんだコイツ…」って感じでしたw)
ここまで40秒くらいで簡単にまとめましたので、もうちょっとわかりやすく解説していきたいと思います。
簡単な目次
【初心者向け】ETFや投資信託の共通点とは?
ETFや投資信託の一例を出すと、日経平均株価やナスダックなどの株価指数と同じ様な動きをするETF・投資信託があります。
ちなみに日経平均株価というのは、トヨタ、ソニーなど日本を代表する225社の株価を平均した値のことを言います。
日経平均株価の値動きを見てみるとこんな感じ。
株価というのはその都度上がったり下がったりするので、年間を通してみるとこのようにグラフ(チャートと言います)になっています。
こういうものを株価指数と呼び、インデックス(指数)とも呼ばれていて、日本だけじゃなく世界のさまざまな指数が存在しています。
なんでわざわざインデックス(指数)に連動したもの(ETF・投資信託)を作るのかと言うと…指数は直接買ったりできないものだからなのです。
インデックス(指数)は売買できない!そのかわりにETF・投資信託なら売買できます
先ほどの日経平均株価のチャートを見てみると、2010年くらいで10,000円を下回っていますね。
ということは…「2010年に日経平均株価を10,000円で買ってたら、2018年には20,000円で売れるから資産は倍になった!?」と思うかもしれません。
しかし、重要なポイントとして、日経平均株価などのインデックス(指数)は売買することができないのです。
そのかわりに、日経平均株価などのインデックスの動きと連動する(完全ではないけど)売買できる商品としてETFがあるのです。
ETFの売買は非常に簡単で、証券会社に口座を作るだけで売買することができます。
便利~。
ETFの買い方
ETFは日本の証券会社なら大抵どこでも簡単に買えちゃいます。
詳しくはこちらの記事でわかりやすく書いてるので見てってください~。
参考記事:【はじめてのETFと投資信託】口座開設が簡単な証券会社のオススメ比較
【初心者は投資信託】ETFと投資信託の違い
インデックスの動きと連動することを目指した商品はETFだけでなく、投資信託というものもあります。
違いを比べてみましょう。
ETF(上場投資信託) | 投資信託 | |
上場・非上場 | 上場しているので、大抵の証券会社で個別株と同じように買える。 | 非上場なので、投資信託ごとに買えるところが違う。(証券会社、銀行、郵便局など) |
売買できる時間帯 | 取引所の取引時間中ならいつでもできる。 | だいたい9時~15時の間だけ。 |
価格の決め方 | 取引時間の間、価格は常に変動する。 | 1日1回算出される基準価格がある。 |
買い方 | 証券会社で、個別株(株式)を買うように簡単に買える。 | 販売している会社から基準価格で簡単に買える。 |
取得時の費用 | 売買したときの手数料がかかる(証券会社によって異なる) | 販売会社によって異なるが、無料のところもある。(ノーロードといいます) |
信託報酬(年間の費用) | ETFによってぜんぜん違うが、購入した金額の0.1%くらいから0.04%くらいとかなり安い。 | 一般的にETFより高め。 |
売り方 | 証券会社で、買ったときと同じように売ることができる。 | 手数料などの費用がかかる場合がある。 |
だいたい、こんな感じの違いがあります。
ソニーや任天堂など、個別株を売買した経験がある方なら、ETFは非常にやりやすいです。
株式を売買するときとまったく同じような感じでETFを売買できます。
投資信託は、店先でバナナを買うのと同じような感じ(提示された価格)で買えるので、株の売買に慣れてない人に人気があります。
初心者はまずは投資信託を買ってみることをオススメします!
※下記にぼくが買ってるオススメの投資信託も紹介しています。
個別株よりETFを進める理由
ETFなら企業を詳しく分析しなくても投資ができる
例えばソニーの株価を見てみましょう。
日本を代表する大企業ソニーですが、株価は意外と低迷しています。
株価を勉強している人は、低迷していてもその理由がある程度わかると思いますが、素人にはなんで下がってるのか調べないとわからないですよね。
企業を本格的に調べようとすると、競合調査、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、売上高、営業利益、経常利益などいろんなことを調べないといけません。
好きな人は好きですが、そうでないと大変にシンドい作業になります。
しかも投資すべき企業を探すのだって、日本で上場している約3500社の中から探さないといけません。
好き&時間がある人じゃないと、なかなか個別株を選定するのはムリかも…。
それに比べるとETFは割と簡単です。
例えば、日経平均株価が上がるか下がるかは、日本全体の景気で判断できます。
さらにアメリカのS&P500系のETFは、基本的に右肩上がりです。
これ、どのタイミングでS&P500系のETFを買ったとしても、持ってただけで儲かってるのでは…w
一般的に、株価というのは会社が成長していくにつれ、上がっていくものと言われています。
会社単位でみると、ソニーのように業績が振るわず株価が低迷しているところもあるかもしれません。
しかし、数百社という大きな規模で見ると、株価の平均値は上がる可能性が高いのです。
そう考えたら、有名インデックス系のETFはやっぱり長期投資に向いてますよね。
なにより、個別株は倒産して株価がゼロになる可能性があります。
有名どころのETFはゼロになる可能性はかぎりなく低いので、そういった心配がないのもETFのいいところです。
資産運用の基本、分散投資ができる
基本的にリスクを抑えた投資をすると、分散投資に行き着きます。
1つの会社の株を100万円分買うのと、10社の株をそれぞれ10万円、合計100万円分買うのとでは、リスクはどちらが少ないでしょうか?
1つの会社に全部ツッコむと、その会社の株価が上がってるときはいいですが、下がったときはもろにダメージを受けてしまいます。
ぼくは前に任天堂の株に全部ツッコんだ時、買ったタイミングが悪くて、毎日確認するたびに下がり続ける株価に怯えたことがありますw
最終的になんとかプラスの利益を出して売れたのでよかったですが、精神衛生上よろしくなかった…。
やっぱりある程度分散して投資をしていると平均的に価格が安定するので、心も安定しますw
ETFは種類にもよりますが、1つのETFで、100社くらいから数千社に分散して投資をすることができます。
なにより分散投資をする上で、企業選定を自分でしなくていいのはめっちゃラクです。
そらすけのおすすめの投資信託はこれだっ!
ぼくが買ってる投資信託は、
名前のとおりバランス重視の分散投資を絵に描いたような投資信託。
ロボット産業はこれから来る!というわけで購入してる投資信託。
宇宙開発もこれからさかんになる!(たぶんw)という狙いで購入してる投資信託。
の3つです。
どれも、三菱UFJ国債信託が出している商品になります。
イーマクシス スリムシリーズのいいところは、
- 三菱UFJ国債信託というブランドの安定感・安心感。
- 手数料が投資信託の中ではトップクラスで安い。
- だいたいどの証券会社でも買える気軽さ。
- NISAにももちろん対応!
投資信託を買うなら実質これの一択でいいと思います。
そらすけのおすすめのETFはこれだっ!
さて、そろそろETFが欲しくなってきたのではないでしょうか?
ETFの種類は多種多様で、最初はどれにすればいいか迷ってしまうと思います。
ぼくが源泉したETFを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※ETFは確実に儲かるという商品ではありません。ETFに限らず何事にもリスクは存在しています。結婚や就職もある意味リスクは抱えてますよね…w
超鉄板のバンガードS&P500インデックスETF【VOO】
超有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏もオススメしているS&P500インデックス投資。
これは鉄板だと思います。
アメリカが景気いいうちはこれで大丈夫。
もっと知りたい方は、バフェットもおすすめのS&P500インデックス投資をしてみるをご覧ください。
医療の未来に賭ける!ヘルスケアインデックス投資【VHT】
製薬会社などヘルスケア企業がメインのインデックスというのもあります。
2020年には日本の女性の2人に1人が50歳以上になると言われているくらい、深刻な少子高齢化。
高齢者ばかりの世界になったときに重要なのは…そう、ヘルスケアです。
というわけで、今後さらにこの市場は活性化するんじゃないかな~と予想しています。
もっと知りたい方は、少子高齢化で儲かる!?ヘルスケアインデックス投資(VHT)をご覧ください。
だれもが使う生活必需品。米国生活必需品セクターETF【VDC】
コカ・コーラってどこにでも売ってますよね?
どんな田舎の商店街に行ったとしても大抵あります。
そんな生活に密着した企業ばかりをあつめたインデックス投資は、超手堅い投資と言えるんじゃないでしょうか。
貯金よりは利益が欲しい…でもリスクが高いのはイヤ!という方にオススメです。
米国の企業がメインになってますが、多国籍企業ばかりなので日本でも普通に使われているものが多く(シャンプーや洗剤、化粧品など)、親しみやすいと思います。
もっと詳しく知りたい方は、生活密着型!生活必需品インデックス投資【ETF】をご覧ください。
ETFのおすすめランキングも作ってみました
ETF、なんか全部良さそうでわからなくなってきたぞ…というときにぜひ!笑
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
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アメリカ市場だとS&P500(S&P社が選んだ500社)がめちゃくちゃ有名です。
あとでテストにもでるので、S&P500というワードは覚えておきましょう。
S&P! S&P!