【失敗しない預け先】生活防衛資金とは?いくらが最適な目安なのか。

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



生活防衛資金というのは、「今、仕事を辞めてもしばらく(3ヶ月から1年くらい)は生きていけるお金」のことです。

備えあれば憂いなしってヤツですね。

人によって額は様々ですが、目安としては2つあります。

  • 生活防衛資金は、生活費の3ヶ月分~5ヶ月分
  • 生活防衛資金は、年収の1年分

どちらが正しいということではなく、どの程度のリスクを考えているかによって違ってきます。

sorasuke

話はちょっと変わるんですけど、プレッパーズ、という人たちをご存知ですか?

プレッパーズというのは、アメリカなど主に海外で「あらゆる危機に備える人たち」のことです。

自然災害、経済破綻、放射能、人工知能の反乱など世界的な危機に備えて、シェルターを作ったり食料を備蓄したり、自給自足のシステムを作ったりしています。

…まぁ、一般的に言うと変わり者な人たちです。

しかし、世界的に成功してるビリオネア(億万長者)の中にもこういったプレッパーズな人たちは少なくないようで、誰しもが将来に対して、大なり小なり不安を持っているみたいですね。

すみません、話を戻します。

プレッパーズが考えるような世界的な危機が訪れなくても、あなたにちょっとした危機が訪れることは、もしかしたらあるかもしれません。

例えば、怪我をしてしまって3ヶ月入院したり、ストレスが原因でうつになって半年くらい仕事ができなくなってしまったり…。

僕自身、ブラック企業が原因でうつになり、尿管結石というめちゃくちゃ痛い病気になってしばらく仕事ができない時期がありました。

そういったときに、生活防衛資金があると非常に助かります。

あると便利、でも作るのは大変な生活防衛資金…。

どれくらい必要で、預け先はどうしたらいいのか、そしてどうやったら作れるのかを検証してみました!

【失敗しない預け先】生活防衛資金とは?いくらが最適な目安なのか

生活防衛資金はいくらが目安なのか

ざっくりとですが、あなたがサラリーマンか、自営業かで変わってきます。

サラリーマンの場合

サラリーマンである程度安定した収入を得られている場合は、生活費の3ヶ月から5ヶ月分で問題ないと思います。

生活費は人によって全然違うので、具体的な金額はなかなか難しいところ。

総務省統計局のデータによると、一人暮らしの平均的な生活費は161,623円だそうです。

年齢別で見てみるとこんな感じ。

一人暮らしの年齢 平均的な生活費
35歳未満 155,808円
35~59歳 192,311円
60歳以上 148,358円

35歳未満の人は1ヶ月で15万円くらいなので、3ヶ月分とすると…45万円が生活防衛資金の目安となります。

二人以上の世帯になると、生活費は平均283,027円になります。

二人以上、つまり結婚している方々だと3ヶ月分は84万円が生活防衛資金の目安となり、共働きじゃないとその金額を貯めるのはなかなか厳しい方も多くなってきます。

お子さんがいる場合はさらに余裕を持っておいたほうがいいですが、かなり難しそう…。

自営業の場合

さて、自営業の場合は、年収の1年分くらいは生活防衛資金として欲しいところです。

なぜなら…収入が安定しないから!

ぼくもそうなんですけど、「ウェ~イ今月はいい感じやんけ~」ってときと、「ヤバイ…今日の晩ごはんはもやしですな」というときがあります。

あまりにも不安定なので、その分、多くの生活防衛資金は取っておきたいわけです。

さらに、「もし転職したくなった時、サラリーマンより自営業のほうが転職しづらい(場合が多い)」というのがあります。

そうなってくると、なにもしない期間が1年間あっても余裕なほうがいいですよね。

サラリーマンと違って自分の体調が悪くなっても、会社が守ってくれるわけじゃないですし…。

サラリーマンでも会社が守ってくれないところもありますけど…笑

生活防衛資金の預け先【タンス預金はダメ!】

預け先を選ぶポイントとして考えておきたいのは、万が一災害が起きたときにも使えるようにしておくことです。

災害なんてそうそう起きないと思うかもしれませんが、日本は地震や洪水などの被害も多く、備えておくことは非常に重要です。

熊本では地震災害、九州北部では大雨の災害、大阪北部での地震災害、米原市の竜巻災害など、そういった時に使えるお金があるのは非常に助かります。

一番、安全度が高い銀行の普通預金

生活防衛資金用に、銀行の口座を別で作っておくのがオススメです。

普段使いの口座と同じにしちゃうと、結局わからなくなっちゃうんですよね…。

別な口座にしておくことで、きっちり普段の生活費とわけて考えることができます。

災害が起きてキャッシュカードがなくなった場合でも大丈夫なように、使ってる銀行のスマホアプリも登録しておきましょう。

預金封鎖を考えると、貸し金庫もアリ

日本ではなかなか考えづらいですが、将来的に可能性がないわけではない預金封鎖。

預金封鎖が実施されると、ATMでお金をおろしたりできなくなってしまいます。

とはいえ正直なところ、日本で預金封鎖が起きてしまう可能性は非常に少ない…はず。

でも可能性がゼロではないので、銀行の貸し金庫を借りて生活防衛資金を入れておくという手もあります。

貸し金庫のメリットは、「日本円じゃなくてもいい」ということ。

例えば、生活防衛資金を金(ゴールド)にしておくのも1つの方法です。

料金は、三井住友銀行だと一番小さいの貸し金庫で6ヶ月8,100円からあります。

意外と結構お安いかも…?

ゆうちょ銀行も銀行と同じで悪くない

銀行同様、もし大規模災害があったときは、預金証書、通帳を紛失した場合でも預金者であることを確認して払い戻しをしてもらえます。

ただし、場合によっては1人20万円までだったりすることもあるので、過信は禁物。

ゆうちょ銀行に預金しておくのは悪くないですが、ゆうちょ銀行だからこそのメリットは特にありません。

良くないタンス預金

もし災害があったときに、家が水浸しになってタンスにしまってたお金が使えなくなってしまった…なんてこともあるので、タンス預金はオススメしません。

泥棒が入ったときも、タンス預金は保証されないので泣き寝入りになってしまいます。

タンス預金のメリットは、すぐにお金を使えることですが裏を返せば、お金が厳しい月に誘惑に負けて生活防衛資金を使ってしまう危険性もあります。

そう考えると、タンス預金はデメリットが多すぎます。

証券会社のMRFもアリといえばアリ

銀行の普通預金に預けていても、金利ってほぼつかないも同然ですよね。

ぼくが使ってる三菱UFJ銀行なんて、たった0.001%です。

1万円を1年間預けても10円しかつきません…。

証券会社のMRF(マネー・リザーブ・ファンド)は、それよりは金利がすこーしだけ高めになっています。

MRFというのは、投資信託の一種で、超短期の債権で運用されている…ええと簡単にいうと、「元本割れの可能性がかなり低い投資信託」ってことですね。

いままでMRFは元本割れしたことがなく、安全性はかなり高めです。

MRFにも種類があって、この記事を書いている時点では、金利0.016%くらいかな…。

改めて比較してみたら、どっちもたいして金利が高くないですねw

一応、ほんの少しでも金利が高いほうがいい!という場合には、検討の余地はあるかな~という感じです。

生活防衛資金で投資をしちゃダメな理由

生活防衛資金はいざというときに使うので、普段はまったく使わないお金になります。

使わないなら、投資に回せば利益がでていいじゃん…名案!と思うかもしれません(ぼくも考えました)

でも、実際問題、投資=儲かるかどうかわからない、わけですよ。

どんな投資でも間違いなくプラスになるというものはありません。

投資信託の営業マンがどんなに甘いことを言ったとしても鵜呑みにしちゃダメです。

投資をするのであれば、生活防衛資金とは別にまた貯めておきましょう。

1年間分を生活防衛資金にしてる人は、半分くらい投資してもいいかも

もし1年間分くらいの生活防衛資金がある場合は、半分くらい低リスクな投資をしてもいいかなーとは思います。

sorasuke

ぼくだったら、ETFや一部の投資信託にするかな…。

具体的に言うと、S&P500ETFイーマクシススリム8資産均等型です。

参考:バフェットもおすすめのS&P500インデックス投資をしてみる

参考:【100万投資してわかった】イーマクシス スリムの本当の評価【eMAXIS Slim】

生活防衛資金を日本円以外で保管してたらどうなる?

例えば、日本円をドルに変えて持ってたらその効果はどうなるかな?というのも考えてみました。

証券会社を使えば、日本円からドルに変えるのはいとも簡単にできます。

逆にドルから日本円にするのも簡単なので、なにかかなりヤバイ自体(有事の場合とか)以外はすぐに換金できるので、ドルで保管しておくのも1つの手です。

もし円高になったら?円安になったらどうなる?

例えば100万円の生活防衛資金を、1ドル100円の時にドルにしたとします。

100万円→1万ドル

ここから、2年たって、円安になった場合、円高になった場合をそれぞれ見ていきましょう。

2年たって、円安(例えば1ドル110円)になった場合

1万ドル→110万円

つまり、10万円分プラスになります。

2年たって、円高(例えば1ドル90円)になった場合

1万ドル→90万円

つまり、10万円分マイナスになります。

将来、円高になるか円安になるか正確に想定できる人はいない

円安になるか円高になるかはいろんな人が予想していますが、バッチリ当てるひとはいません。

そう考えると、よりリスクが少ないのはやっぱり日本円で持つことです。

投資の一種と考えて、生活防衛資金の半分をドルで持つのは悪くないかもしれません。

ただ、経済に詳しくない人がドルに変えて持つのは、ギャンブルに等しい行為なのでやめておいたほうが無難です。

誰でもできる生活防衛資金の作り方

ぼくは1千万円ほど投資に使っていますが、生活防衛資金も作っています。

どうしたらそれができるのか…それはズバリ副業です。

副業をするにはまず、「残業がないor超絶少ない会社」に勤める必要があります。

ぼくは転職を何回もしてますが、副業のためにしたと言っても過言じゃありませんw

学歴なし、大した実績なし、30代のぼくでもホワイト企業に転職できたのは唯一つのコツがあったからです。

それは…大企業じゃなくて中小企業を狙う、ということ。

もちろんハローワークじゃなくて転職サイトで探すのがセオリーです。

生活防衛資金をサクッと作って、さらに投資資金を貯める順番はこんな感じ。

  1. 今の会社にいながら、ホワイト企業を転職サイトで探す。参考:【30代問題なし】転職回数が多いぼくでもホワイトに就職した話
  2. 残業がなくなって夕方の時間が思いっきりあいたら、自分にあった副業を探す。参考:【月収50万超え】副業にできる趣味ランキング35
  3. 副業をしつつお金を稼ぎ、スキルを伸ばしてさらにいい会社に転職する。
  4. いつのまにか生活防衛資金どころか数百万円の預金ができる。

この4ステップのあとは、どんな投資をして資産を増やしていくか、というワクワクタイムが待っています。

早い人は1年くらいですぐにできちゃうし、ぼくは2年くらいがんばりました。

副業はすでに5人に1人のサラリーマンがやってると言われている時代です。

万が一のときのことを考えても、生活防衛資金はしっかり作っておきましょう!

そらすけの運用実績もまるっと公開しています!

ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。

sorasuke

これからはじめられる方も、ぜひ参考にしてみてください~。

【始めて投資をする方へ】初心者そらすけの運用実績ブログを公開!

マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。