日本でもだいぶ有名になってきたGAFA(ガーファ)、FANG(ファング)という名称。
GAFAは、グーグル(アルファベット)、アップル、フェイスブック、アマゾンの4つを指します。
FANGは、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルですね。
ちなみにFAAA(ファーwww)というのもあって、フェイスブック、アリババ、アマゾン、アルファベットです。ちなみにwwwはつきませんw
FAAMG(ファムグ)だと、フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグル。
FANNG(ファング)だと、フェイスブック、アマゾン、エヌビディア、ネットフリックス、グーグル。
MANIA(マニア)だと、マイクロソフト、アマゾン、ネットフリックス、インテル、アドビになります。
略語多すぎ!w
どれも共通しているのがIT系に特化した企業ということです。
現在も大企業ですが、今後もさらに大きく成長する(であろう)と言われている企業達です。
今回は、「今からGAFAやFANGの企業の株を買っても大丈夫なの?割高感ない?」ということを検証してみました。
ぜひ、1つの意見として参考にしてみてください~!
※中国版のBAT、TMDも知りたい方は、「中国のBAT,TMDとは?GAFAとの大きな違い」も解説もぜひご覧ください。
GAFA、FANGの意味は?株は今から買っても間に合う?
GAFAについては、この本をベースに勉強しました。
読みやすくてめちゃくちゃおもしろいので、興味あるかたはぜひ。
グーグル(アルファベット)はどうしてそんなに強いのか
グーグルといえば、検索サイトが有名ですよね。
超シンプルなサイトで、どんな質問をしてもそれなりに合ってる答えが返ってきます。
グーグルは、1998年にカリフォルニアのガレージで生まれました。
それからあれよあれよといううちに巨大化&事業の多様化をしはじめます。
あまりにもいろんなことをしているので、グーグルを「アルファベット」というコングロマリット(複合企業)として再編することになりました。
今は、アルファベットという会社の中にあるグーグルという感じです。
主な収益源はweb広告で、その純利益はなんと約1兆円(2018年第1四半期)
1兆円…。
しかも、1月から3月の決算でこれですよ?
これはアルファベットの86%もの利益を占めています。
ほとんどが広告収入ってことですね。
では、グーグルはなぜ広告がそんなに強いのでしょうか?
大きく2つの理由があげられます。
- 検索エンジンとして競合がいないため、検索したい人たちを独占できる。(中国以外のほぼ全世界)
- 利用者それぞれの検索傾向を読み取り、個別に効果的な広告を打ち出せるため。
理由を極力シンプルに考えるとこうなります。
「いやいや、検索するときYAHOO!も使うよ!」という方もいるかもしれません。
しかし、2011年からYAHOO!は、グーグルの検索技術を使用しています。
実質、検索サービスはグーグルの天下なのです。
今後も検索市場はグーグルの天下なの?
大方の予想として、今後の検索は「音声検索が主流になる」との見方が強いです。
iphoneだとsiri。
アマゾンだとアレクサ。
グーグルだとGoogle アシスタント。
今はまだAIがさほど賢くないので、音声検索するとイライラすることが8割以上です。
しかしこれからどんどんAIが賢くなってくると、より簡単に、友人に質問するような感じで検索をすることができるようになります。
そうなったとき、果たしてグーグルの天下は続いているのか…今後の動向を注意深く見守ることが大切です。
グーグル(アルファベット)株は買い?
チャートを見てみるとキレイに右肩上がりになっています。
イケイケすぎる…。
あれ、リーマンショックがあった2008年、2009年もさほど下がっていません。
ということは、今後もし世界的な暴落がきたとしても、グーグルは持ちこたえる可能性は高そう。
そう考えると10年スパンくらいなら買ってもいいかもな~…という気もします。
唯一無二の高級ブランド、アップル
デジタルなガジェットで唯一、「オシャレで、持ってることがステータス」になるアップルの製品。
最近はマイクロソフトのサーフェスも結構イケてるデザインだと思うんですけど、「特別感」はアップルにかないません。
マックのノートブックを持って、スタバでカタカタするステータス…。
「意識高いw」とバカにされたりもしますが、全世界共通の「デキる人」ステータスになっているのです。
GAFAの本にも書かれていたんですけど、「高級ブランドは寿命が長い」のが特徴です。
ブリガリ、ルイヴィトン、カルティエ、エルメス…。
アップルもそういったいわゆるハイブランド的な面があります。
アップルショップも、ガラス張りでハイセンスな感じを全面に出していますよね(銀座とかだと中国人がめちゃくちゃ多くてディスカウントショップみたいになってるけどw)
こういった「洗練されたイメージがあって、持ってることがカッコいい」ブランドは、熱烈なファンがつくので価格を上げやすく、そして新製品が出るたびに買ってもらえます。
iphoneの新型がでるたびにショップには行列ができ、運良く買えた人はその日、職場や学校でスターになれます。
ソニーやサムスンが新しいスマホを出してもそんなことにはなりませんよね?
というか日本だとiphoneが強すぎて、ほかの新しいスマホを買っても新しいと気づいてすらもらえない可能性のほうが高いです。
全世界的にみると、高所得者はiphone、中流階級だとAndroid端末が多くなり、より高級機種としての地位が明確になってきます。
スマホはまだあと5.6年は似たような形で行くと思うので、それを考えると5年はアップルも安泰かな~という印象です。
アップル以外にもシャレオツなガジェットを出してくる企業がでてきたらどうなる?
先程もちょこっと書きましたが、ノートパソコンで言えばマイクロソフトのサーフェスもデザイン面では負けていません。
スマホでは…うーん、Android端末でいいのも出てきてますが、ブランド力で言ったらやはりiphoneの一人勝ちといった感じ。
腕時計型のデバイスも、アップルウォッチ以外をつけている人はあんまり見かけません。
そもそもiphoneを持ってる人は、必然的にスマートウォッチを買うときはアップルウォッチになりますし、この分野もアップルの強さがひかります。
アップルの株は買い?
チャートを見てみると、グーグル以上に急成長しています。
2007年にiphoneがリリースされたので、まさにそこから怒涛の快進撃って感じですね。
うーん、強い。
スマホが今の形を保っている間は、アップルの快進撃は続く可能性が高いとみています。
ただ、世界的に不況が続いたりすると高級ブランドのアップルを買える人も少なくなって、Androidのほうが優勢になるかも…。
なんとも難しいところです。
先程紹介した、バンガード米国情報技術セクターETF【VGT】には、アップルもがっつり入っています。
なんと万能なETF!w
日本ではイマイチなフェイスブックの真髄とは
昔はやったフェイスブックですが、今は一部のサラリーマンくらいしかやってる印象がないフェイスブック。
日本人の場合、SNSはツイッターをメインに使用していますよね。
ですが世界的にみると、世界人口の75億人中、12億人は毎日フェイスブックを使っているそうです。
すごすぎる…。
日本で人気のインスタグラムも、実はフェイスブック傘下の会社です。
フェイスブックの強みは、なんといっても広告を的確に出せるということ。
グーグルと似たような感じですが、フェイスブックのほうがより個人の情報を晒しているために、正確にユーザーにとって欲しいものに関する広告を見せることができます。
そしてフェイスブックを利用している人は、毎日平均35分も見ているそうです。
その35分の間にフェイスブックは広告を好きなだけ見せることができると考えると、ものすごいサービスですよね。
フェイスブックの競合はこれから出てくる?
フェイスブックと同じ様なSNSが出てくるかというと、なかなか難しい気がします。
あそこまで規模が大きくなると、ほかのSNSをわざわざやろうって人もいないんじゃないかな…。
日本の市場で言えばあんまり流行ってないので、フェイスブック以外も出てくるかも。
そういえば昔は、mixiっていうSNSがあったけどいつの間にか廃れてしまってたな…。
mixiが廃れた理由は、誰も日記を書かなくなったからと言われています。
それに比べてフェイスブックは、写真を撮ってそれにちょっとコメントをするだけという手軽さがあります。
写真を撮ってちょこっとコメントする…そんな手軽さがあるSNSは、ツイッターという素晴らしいものがありますが、フェイスブックとは競合しません。
ツイッターは、匿名性があってお手軽。
フェイスブックは、実名でリアルなつながりもあって親密。
どちらにもメリットがあり、お互いを潰し合うものではありません。
リンクトインというSNSも流行ってますが、これはビジネスメインなのでフェイスブックほどは流行らないんじゃないかな…。
フェイスブックの株は買い?
フェイスブックもグーグルと同じく、素晴らしい感じで右肩上がりです。
ただちょっと気になるのは、今後もフェイスブック利用者は増え続けるのか?ということ…。
もし世界的にSNS疲れ、みたいなブームが来たらフェイスブックの利用者は激減してしまいます。
うーん、日本でそんなに流行ってないだけに、イマイチ今後も伸びるイメージがわかないんですよね…。
とはいえ、海外の方から見るとフェイスブックはイケてるツールのようです。
これから新興国でもフェイスブックを使う人が増えてくると、利益もどんどん上がってくるのかも…?
ちなみにフェイスブックも、バンガード米国情報技術セクターETF【VGT】にもちろん入ってます。
万能すぎるwww
いつの間にかよく使うようになったアマゾン
これを読んでる方も、日常的にアマゾンで注文している方は多いんじゃないでしょうか?
アマゾンはもともとは本のオンライン販売から始まり、気がついたら世界中でありとあらゆるものを売るようになりました。
最近では、売るだけではなく運送も自前で行おうとしています。
2018年の時価総額は7777億ドル(約85兆円)というとんでもない額になっています。
ほかの企業はというと、アップルが約102兆円、アルファベットが約84兆円、マイクロソフトが83兆円、フェイスブックが49兆円です。
日本のトップ企業であるトヨタ自動車は24兆円になります。
…桁が違いすぎる。
日本では楽天がライバルのように言われていますが、楽天の時価総額は1.1兆円なので、アマゾンとは全然別次元です。
アマゾンの強みは、
- アマゾンプライムによるユーザーの囲い込み。
- AWSでクラウドサービスの覇者となっている。
という2点が大きなポイントになっています。
プライム会員になると、お急ぎ便が使い放題(一部の商品)で送料無料、プライム会員限定セール、100万曲以上が聴き放題のプライムミュージック、プライム・ビデオでビデオが見放題などたくさんの特典がついてきます。
ここまでいろんな特典がついてるオンラインストアはほかにはありません。
アマゾンでの平均的な利用額は、非プライム会員は年間700ドルに対し、プライム会員は1,300ドルにもなるそうです。
ぼくはといえば、年間1,300ドル分以上使ってるので、かなりヘビーなユーザーなのかもしれません…w
そして商品の品揃えも他の追随を許さないのがアマゾンです。
世界最大のお店、地球上で最大級の品ぞろえを誇るのがアマゾンなのです。
そしてIT系じゃない人にはほとんど知られてない事業の1つにAWS(アマゾン ウェブ サービス)があります。
AWSは、超大規模なサーバファームで、色んな会社にサーバやサービスを提供するものです。
アマゾンの利益のほとんどをAWSが稼いでおり、実はネットショップとしてのアマゾンの利益よりも多くなっています。
全世界を股にかけて、恐ろしい勢いで成長してくアマゾン。
果たして競合は現れるのでしょうか…?
アマゾンの競合って出てくるの?
競合になるとすれば、中国のアリババが有力な候補になります。
中国でめちゃくちゃ使われているアリババは、オンラインストアだけでなくフィンテック(金融のITテクノロジー)も超一流。
アリペイと呼ばれる世界最大級の決済サービスを保有しており、中国人のほとんどはこれを日常的に利用しています。
ただ…アリババがアメリカに進出してうまくいくとは限りません。
そもそもアメリカ政府が、中国企業を自分の国で大規模に展開させるでしょうか?
日本であれば、中国や韓国にベッタリな役人も多いので余裕で市場を席巻できるかもしれません。
しかしヨーロッパやアメリカはなかなか難しいのではないかな…と思っています。
ほかにも有力な競合はいて、中国のアリババと呼ばれるJD.comもアマゾンより成長する可能性があります。
中国はもとより、アジア、ヨーロッパに進出してきており、なんとグーグルも出資しているのです。
アマゾンとJD、果たして生き残るのはどちらでしょうか…。
アマゾン・ゴーはとんでもない可能性を秘めている
世界初の無人コンビニとして試験的に運用されているアマゾン・ゴー。
アマゾン・ゴーは、店内にあるカメラで客の動きをAIが判断し、品物を持ってお店をでたら自動的に決済されるという画期的な店舗です。
簡単に言うと、レジがいらない&万引きされないお店のシステムをアマゾンは開発しているということ。
つまり、アマゾン・ゴーはコンビニですが、これは本屋やスーパーなど、あらゆるお店に転用することができます。
このシステムをもしアマゾンがレンタルするようになれば、さらに莫大な利益となるはず…!
日本のコンビニでは、全ての商品にタグをつけることで無人レジを実現しようとする動きがあるようです。
しかし、タグは安くても1つ1円もかかることから、薄利多売のコンビニではかなりの費用に…。
アマゾンのシステムと比べると費用の面で劣ると言わざるを得ません。
日本ではまだアマゾン・ゴーはありませんが、時間の問題だと思われます。
※ちなみに、JDでも似たような無人コンビニを可動させています。
アマゾンの株は買い?
チャートを見ると、2015年あたりから急激に伸びてます。
この快進撃はしばらく続くんじゃないかな…とぼくはみています。
下落するときは、世界的な暴落があるときくらいなのでは…。
アマゾンは、GAFAの中でも最高に将来性があると感じているので、アマゾンの株は非常に魅力的です。
アマゾンの恩恵を受けやすいETFは、一般消費財セレクト・セクター SPDRです。
これ、まだ僕は買ってないんですけど、めっちゃ良さそうなんですよね…。
ただコレを買うくらいならアマゾンの株をそのまま買ったほうが良さそうな気もしています。
GAFAすべてが入っているのはインベスコQQQトラスト・シリーズ1なので、これはアリかも。
まとめ:GAFA銘柄は調べれば調べるほどに圧倒的
スコットギャロウェイのGAFA以外にも、いろいろな書籍を買って調べてみましたが、GAFAの力は圧倒的です。
しかも今後もそう簡単に競合に抜かれそうな感じはしません。(そもそも今は競合と呼べるほどの企業が他にない)
もしあるとすれば、GAFAの4社で食い合いがはじまることは可能性としてあるかも。
ぼくの一番のオススメはやはりアマゾンです。
アマゾンの手広さ、将来性は凄すぎですよ…。
ただこれからAWSの分野で競合が現れたら、この快進撃も歩みが遅くなるはず。
AWSのライバルはやっぱりグーグルだと思うので、2番めにオススメなのはグーグルになります。
そして3番めは、盤石のブランド力を持つアップル。
4番めは、日本ではアレだけど海外では人々の暮らしに溶け込んでいるフェイスブックです。
そして、グーグル、アップル、フェイスブックが含まれたETF、バンガード米国情報技術セクターETF【VGT】はやっぱりいいETFなんじゃないかなーと思って買いました。
あとはアマゾン株をいつ買うかなんですよね…。
あまりに順調すぎて、買い時がまったくわかりませんw
GAFAすべてが入っているインベスコQQQトラスト・シリーズ1もいいんですが、直近のリターンで言うとVGTのほうがいいからこれもまた悩みます…。
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
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ちなみにぼくは、グーグルの凄さをわかってはいるものの、もっと安全に行きたいのでグーグルが入ってるETFを買いました。
バンガード米国情報技術セクターETF【VGT】というやつです。
これならもし万が一、グーグルがコケたとしても損失は低く抑えられるはず…!