【迫りくる恐怖】初心者に先物をすすめない理由

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



先物といえば「うさんくさい」「めっちゃ儲かるって言われた」「複雑でよくわからん」と言ったイメージを持ってないですか?

ぼくはそう思ってましたw

先物取引というのは、簡単にいうと「今度、商品を◯◯円で売る(買う)約束をするで~!」ってことです。

…これだけだとよくわかりませんよね?

実際にどんな感じなのか、ひよこ売りのホストの話で解説していきます!

【迫りくる恐怖】初心者に先物をすすめない理由

わかりやすくてヤバい先物取引:ひよこ売りのホストの話

「最近、指名率が落ちてるし整形したいなぁ…二重とか…」とため息をつくホストくん。

二重まぶたに整形したいのですが、埋没法で6万円ほどかかることに悩んでいます。

まだホストを初めて3ヶ月なので、貯金もほとんどありません。

「どうにかして整形したいな…。せや!ひよこ売ったろ!」

実はこのホストくん、ひよこ売りのプロだったのです。(ひよこ売りのプロってなんだよというごもっともな意見は置いといて)

ひよこを売ることにかけては誰にも負けないホストくん。

しかし、ただ売っただけじゃそんなに儲かりません。

そこで先物の登場となります。

…ムダに前置きが長かったですが、いよいよ本題です。

現時点でのひよこの価格は100円です。

「ひよこ~ひよこはいらんかね~」とホストくんが歌舞伎町で声をかけていると、ギターを持った女の子が興味をしめしました。

「今はほしくないけど、3ヶ月後に今の価格で買ったるで」とギターちゃんは言います。

ホストくんは「わかったンゴ。じゃ3ヶ月後に今の価格(100円)で売るンゴ。とりあえずこの後ちょっと飲まない?」と約束しました。

この時点では、ホストくんはひよこを仕入れてはいません。

約束をしただけです。

3ヶ月後、ひよこの価格が下がった場合

約束をしてから3ヶ月後、ひよこはなんと10円に値下がりしてしまいました。

恐るべき不況の波は、ひよこの価格にも影響したのです。

ホストくんは10円でひよこを仕入れて、約束の100円で売ります。

ホストくん「ガハハ、ひよこの価格が安くなることは知っとったんや!ボロ儲けやで!」

ギターちゃんは、ひよこの頭を撫でながら帰路につきました。

もし3ヶ月後、ひよこの価格が上がってた場合

先ほどと違い、もし3ヶ月後にひよこの価格が上がったとしたらどうでしょう?

こういうことになります。

ひよこは空前のブームとなり、老若男女、全ての人がひよこの虜になりました。

そのせいでひよこ価格は高騰し200円という価格に。

ホストくんは、200円で仕入れたひよこを100円で売らなくていけません。

約束は約束です。

ギターちゃん「ガハハ、ひよこちゃん、安く買えたで!ひよひよ!」

ギターちゃんはひよこの頭を撫でながら帰路につきました。

…。

これが、先物取引です。

得をするときもあれば、損をするときもあるというのがわかっていただけたでしょうか?

この話のポイント:物がなくても「売り」から始めることができる

さて、この話のポイントは「ホストくんは、ひよこを仕入れてない状態でも”売る”約束ができた」ということです。

つまり、先物取引をしたい商品が「これから価値が下がる」と思ったときは”売り”の約束をすることで利益を出すことができます。

逆に言えば、価格が上がるか下がるかわからないものに対して先物取引をしてはいけません。

先物取引ってどんな商品が対象なの?

先程の例だと、ひよこを先物取引の商品としていましたが、実際はもっといろいろあります。

商品先物・・・金(ゴールド)や原油、コーン、大豆など。

債権先物・・・国などの債権が対象。

株価指数先物・・・株価指数をもとに取引する。日経225などが有名。

先物の危険なところ:レバレッジ

先物はレバレッジというものがかかります。

レバレッジとは取引金額に倍率がかかるというもの。

資金が少額であればあるほど、レバレッジは大きくかかり、高リスク高リターンになります。

参考記事:【いまさら聞けない】投資の”リターン”ってなに?

先物の場合、平気で10倍、20倍という高倍率になるので初心者には危険すぎると思っています…。

先物の危険なところ:追証(おいしょう)

レバレッジがかかると、ちょっとした価格変動で元本ががっくりと減ることがあります。

もし、自分が入れていた証拠金(先物をするときに最初に入れておくお金)がなくなったらどうなるでしょう?

その場合は、追証といってさらに証拠金を入れなければいけません。

もし追証ができない場合は、損が出た状態で決済することになります。

いわゆる損切りというヤツですね。

まとめ:追証になるかもしれない恐怖と戦い続けるのは、初心者向けじゃない

先物の怖さは、なんと言っても高レバレッジです。

いつ証拠金が足りなくなって追証になってしまうのか…という状況になったら、仕事も手につかなくなります。

投資を始めるのであれば、もっと低リスクなものはたくさんあります。

投資信託とか、海外ETFとか、ロボアドバイザーとか…。

まずはそういったもので投資とはどういうものかを経験した上で、先物をやりたい方はやってみるのがオススメです。

「よくわからんけど投資したい!先物って儲かりそうだからやってみよう!うぇーい!」というのはゼッタイダメです!w

sorasuke

初心者にオススメな投資をまとめておきました。

参考:【初心者でカモられない】投資のはじめどきの考え方・・・投資の心得的なヤツ。大事。

参考:【実行中】初心者におすすめの投資方法・・・ぼくが投資している中で、初心者にオススメなものを厳選。実践編。

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