最近の日経平均、元気ないですよね…。
ぼくはこのまま2020年までに長い下落相場になると予想しています。
そしてその後もしばらくは下落したままヨコヨコになるんじゃないかな…。
ヤバそうな日本市場に対して、絶好調で高値を更新しつづける米国市場。
しかしずっと上がり続けというわけにもいかないため、そろそろ調整局面がきてもおかしくありません。(今のところその兆候はないけど)
そんな中で富裕層はどうやって資産を増やすのか、知り合いの上場企業の社長などに聞いてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
下落相場にぴったりの投資はなにか【富裕層の視点】
現金保有:おすすめ度4.5(リスク低、リターン無)
富裕層の場合、攻めより守り(資産を減らさなければ良い)ということで現金保有が一番いいという身も蓋もない話になりました…。
まぁたしかにそうだけどw
一般層としても、セリクラ(セリングクライマックス:一番価格が下るところ)を確認できるまでは現金で保有しておくのも悪くありません。
投資で高いリターンを上げるためには、待つことが一番重要ってよく言われてますよね。
ただ待つだけではなく、証券会社に口座を作ったり、投資できるお金をさらに貯金しておくなどいつでも動けるように準備しておきましょう。
長期目線での鉄板ETF:おすすめ度4(リスク低、リターン中)
インデックス投資、例えばS&P500系のETFを20年くらいの長期でみると、今の所どこで買ってても持ち続けていれば儲かっています。
チャートを見てみると、リーマンショック前の2008年に買ったとしても2018年まで持っていればめちゃくちゃ儲かっています。
長期目線で見れば、どのタイミングで買ってもリターンは大きいというのはあながち間違いではなさそうですよね。
ETFってなに?というかた向けに記事を書きました!
ETFとは?【初心者向け40秒でわかる】投資信託との違いも解説を読めばサクッとわかります。
ベア系の投資信託:おすすめ度3.5(リスク高、リターン高)
ベア型、つまり市場の価格が下がれば下がるほど儲かるタイプのETFに投資するのも1つの手です。
市場と逆の動きをするETFなので、暴落すると爆益になります。
下落が確信的なときは、このベア型のETFで「他の人が損しているなか、自分は儲かる」ということもできちゃいます。
ただし、予想が外れたときは「他の人が得しているなか、自分は損する」ということになるので注意してください。
ベア型の投資信託ってどんなものがあるの?という疑問にお答えするべく記事を書きました。
株価暴落で損をするどころか利益を出すためには、ぜひこちらを参考にしてみてください!
アメリカのREIT系ETF:おすすめ度3(リスク低、リターン小)
アメリカのREIT(リート:不動産投資信託)系のETFに投資するのも悪くありません。
有名どころで言うと、iシェアーズの米国リートETF【1659】ですね。
単純な不況だと不動産の価格も下落しますが、もしインフレが起こった場合、このETFは強い力を発揮します。
不動産はインフレ時に価値が上昇し、不動産を借りる人から徴収する賃料も上昇します。
そのため、インフレが起こって大不況になりそうな状況のときはかなりいい投資と言えます。
日本のREIT、いわゆるJ-REITもありますが…最近の不動産業界の騒動を見てる感じ、あまり買うタイミングとは思えません。
スルガや西京銀行、かぼちゃの馬車やTATERU騒動などは氷山の一角だと考えると、かなり根深いものがあるはず。
本来の返済能力を超えたローンを組んだ素人不動産投資家が、赤字に耐えきれずに物件の投げ売りをはじめたらどうなるでしょう?
売る人ばかりで買う人がいないと、価格はどんどん下がりますよね。
さらに不動産ローンの厳格化によって融資を受けれない人が増えると、さらに買い手がいなくなります。
それが不動産市場全体に影響して、日本の不動産価格が暴落する引き金になる可能性もあると思っています。
そういった点を考慮すると、日本のリートよりもアメリカのリートのほうがオススメということになるのは自明の理!(言ってみたかった)
恐怖指数系のETF:おすすめ度2.5(リスク中、リターン中)
恐怖指数というのは、正式にはボラティリティ指数(VIX指数)と呼ばれています。
この指数が高まるときは投資家の不安や恐怖が上がってると言われているため、別名恐怖指数と呼ばれています。
(実際、ボラティリティが高まるのは上昇局面よりも下降局面が多い)
例えば、日経平均VI先物指数ETN(2035)だと、日経平均株価が大きく動くと急上昇します。
なにかものすごい理由で急激に大暴落したときにこのETFを持っていると、爆益になります。
…が、ちょっと先を予想しずらいのであんまりオススメしません。
これを投資のメインにするのはやめておきましょう。
金(ゴールド):おすすめ度2.5(リスク中、リターン不明)
不況時に強いと言われるゴールド。
果たして本当にそうでしょうか?
アメリカ市場(S&P500)と比べてみます。
うーん…?
青がS&P500で、オレンジがゴールドなんですけど、確かに相関関係はないような…でも、価格が予測不可能すぎます。
しかも2009年のサブプライムローン暴落のときは、一緒に価格が落ちてますw
うーん、あんまりいい投資先とは言えないかも…。
ゴールドを買っても上がるか下がるかわからないので、不況時に買うのは得策とは言えなさそうです。
というか全然価格の予想ができないので、不況でも好景気でもぼくは買わないようにしています。
仮想通貨:おすすめ度2(リスク大、リターン特大)
現在進行系で下落中の仮想通貨全般。
一番鉄板なのはやはりビットコイン(BTC)で、ほかの通貨はとんでもなく大暴落しています。
株式市場が暴落したら、仮想通貨に投資家が集まるのでは…?という予想はできますが、果たして当たるかは定かではありません。
と、いいつつ僕個人は仮想通貨を買って所有しています。
可能性があるジャンルなのは確かなので…ただ、可能性があるからと言って、今の仮想通貨が価値を上げてくるかというとそれは誰にもわかりません。
人にススメられる投資かと言えば、あまりにもリスクが大きすぎるのでオススメしていません。
不動産:おすすめ度1(リスク大、リターン小)
日本の不動産を持つのは一番オススメしていません。
なぜなら、いい物件はそうそう市場には出てこないからの一言につきます。
とくにワンルーム投資とかそうそう儲からないでしょ…という感じ。
さらに言うとスルガの不適切融資の大問題があるので、不動産を買うためのローンもなかなか難しくなってきています。
よっぽど不動産関連に詳しい方ならいいと思いますが、営業マンにオススメされて買うのはやめておきましょう。
宝石:おすすめ度1(リスク大、リターン小)
ダイヤモンドは価値が高いなんて言われてますが、これもオススメできません。
宝石は売買手数料が高すぎますし、偽物を掴まされる可能性だってあります。
ブランドものの指輪やネックレスなどで買っても、売るときは半額なんてことも珍しくありません。
さらにお店によって査定額がめちゃくちゃ幅広いのもめんどくさいポイントの1つ。
ダイヤモンドを売るにしても、ある店舗は35万円、別な店舗は5万円とかなりの差がでてきています。
参考外部リンク:価格差23倍も 宝石の買い取り価格はこんなに違う
宝石はいつまでも美しいから価値がある、と考えていると痛い目をみることになりそうです。
まとめ:オススメはやっぱり長期目線でのETF
結局のところ、長期目線で考えたらアメリカの鉄板系ETFを買うのが一番リスクが低くリターンが高いそうです。
インデックス投資、最強説…。
さすがバフェットがオススメしてるだけありますね。
というわけで、結局S&P500系ETFを買うのが一番良いという結論になりました。
参考:バフェットもおすすめのS&P500インデックス投資をしてみる
確実に暴落が来る!という場合は、ブル系ETFでレバレッジをかけるのもアリです。
状況に応じて、投資先を変えてみましょう。
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
よかったらこちらも…
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日本市場の暴落はいくつかの要因があると思っています。
詳しくは、日本株の暴落を引き起こす理由4つ【予想】で書きましたのでよかったらぜひ!