2019年(平成31年)10月1日から始まる消費税の増税。
8%から10%になるとどんなことが起こるか、そして投資家としてどういう心構えをしたらいいのかを考えてみました。
結論として、消費税増税は不景気になる引き金、そして株価暴落の理由になる可能性が高いと思います。
たった2%の違いですが、されど2%です。
ぼくら消費者の負担も大きいですが、実は企業の負担はさらにとんでもないものになってしまいます。
なぜ増税がヤバいか、そしてそもそもなぜ増税しなければいけないのかを解説していきたいと思います~。
簡単な目次
増税のデメリットを見越した投資戦略【不景気で儲けるために】
増税しなければならない理由は少子高齢化
2020年には、日本人口のうち女性の半数がなんと50才以上になります。
さらに2024年には、全国民の3人に1人が65才以上という予測が出ています。
3人に1人が高齢者ってめちゃくちゃヤバいですよね…。
最近、病院に行かれたことがある方はわかると思いますが、待合室は老人でごった返しています。
今ですらそんな状態なのに、これから更にどんどん高齢者が増えていけば病院がパンクすることは目に見えています。
そして高齢者が多くなればなるほど、国が支払う保険料の負担が急激に増えていきます。
病院に行く高齢者の保険料を負担しているのは国ですが、その国の財源は税金です。
ぼくらが税金を今以上に払わなければ、国として立ち行かなくなってしまいます。
そのうえ少子化によって労働者人口が激減し、ぼくら一人ひとりの税金の負担は増えていきます。
今まで少子化対策ができていなかったために、そのツケを払うことに…。
ちなみに労働人口の確保を移民に頼ろうとしてますが、これはこれでめちゃくちゃ問題があります。
その話は長くなるのでまた今度にしますが、平和ボケしてるままではいられないはず…。
そんなわけで、少子高齢が増税の主な理由となっています。
増税のメリットはあるの?
メリットは…メリットは…(遠い目)
国としてのメリットは、税収が安定するというのがあります。
あとは高齢者にとっては、保険料がちゃんともらえるってことかな。
労働している年代にはとくにメリットはありません。
強いて言うなら、高齢者の役にたってる…ということくらいかな?
増税のデメリットその1:企業の負担がめちゃくちゃ増える
メリットはありませんが、デメリットはかなりありますw
まず一番の問題は、企業の負担が増えるということ。
年間の売上が1,000万円以上ある企業は、消費税を支払わなくてはなりません。
5,000万円の売上がある会社は、500万円もの消費税を支払うことになります。
もちろんそのほかにも法人税や所得税、固定資産税など様々な税金を払うので、薄利多売の会社ほど倒産の可能性が増えてしまいます。
会社の利益が税金で消えるとどうなるでしょう?
答えは、従業員の給料が減るorリストラがはじまる、ということになります。
増税のデメリットその2:消費者の購買意欲が減る
8%から10%だとたった2%しか違わないように思いますが、年間に支払う税金の額としては結構な違いになります。
1ヶ月間で20万円使ったとすると、消費税は2万円。
1年間で24万円ほど消費税に消えることになります。
いままでは20万円使ったら1万6千円だったので、年間でいうと19万2千円。
消費税が2%上がると、年間で4万8千円もの差になってきます。
結構な差ですよね…。
そういえば何故か、新聞は軽減税率が適応されるので10%になりません。
いやいや、今どき大して信用できない新聞なんて読まんて…って感じですよねw(ウォール・ストリート・ジャーナルは読んでるけど、国外なので関係なし)
あとは、酒類・外食を除く飲食品は8%のままになります。
つまりスーパーで買うものは8%で、ファミレスでご飯を食べると10%ということなんですが、めちゃくちゃややこしいですよね。
マクドナルドの店内で食べると10%だけど、テイクアウトすると8%とか混乱しますw
外食だけ消費税が高くなるということは、節約したいファミリー層は自炊が増えるはず。
それを考えると、外食産業の株はしばらく買わないほうが賢明かも。
増税のデメリットその3:駆け込み需要の反動がくる
消費税が上がる前に大きな買い物をしよう!と2019年の夏くらいに買い物をする人は多くなります。
いわゆる駆け込み需要ってヤツですね。
そしてその反動で、2019年の後半から2020年にかけて物が売れなくなることが予想されます。
さらに2020年と言えばオリンピックが開催されます。
オリンピックもまた不景気の原因となる要因が多いので、こちらも要注意です。
参考:【治安悪化】東京オリンピック前・中・後で景気・株価はどうなるのか
増税で不景気になったとき、投資戦略はどうするか
いったい、2年後、3年後はどうなってしまうのか…考えるほどに不安になってきます。
ここはひとつ、前向きに考えてみましょう。
ぼくらができることは、日本が不景気になるのを見越して投資をするしかありません。
投資は1万円からでも全然できますし、リターンは思った以上に大きくなります。
「そうは言っても投資なんてしたことない…」という方は、【初心者でカモられない】投資のはじめどきの考え方を参考にしてください。
株式投資をすでにしたことがある方にオススメなのは、日経ダブルインバース上場投信【1357】です。
詳しくは、株価暴落で損をするどころか利益を出すためにはという記事で書きました。
ぼくはこれらの投資戦略で、日本の不景気に打ち勝つ…つもりです!w
ホントに、自分のことは自分でしっかり考えておかないとダメな時代なのかもしれません…。
ぼくらが高齢者になったとき、もらえる年金が月々5万円ちょいっていうのは本気で焦りました。
しかも一体何歳になったら支給されるのかも謎です…。(支給年齢がどんどん上がっていってるため)
増税に負けず、シアワセに過ごせるようにがんばっていきましょう!
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
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実は、ぼくらの世代は年金もほとんどアテにできません。
それほどまでに少子高齢化はヤバいところまで来てしまっています…。
実際にデータとしてどれだけヤバいのかを検証してみました。
参考:年金、大丈夫じゃない!と不安な場合の対策法
驚愕の事実すぎて、引き笑いしかでないかもw