投資を始めてよかったこと…それは、恋人ができたこと!なんてことはありません。
ばっちり彼女いないので、誰かなんとかしてください。
思えば最初に投資をはじめたのは20歳ぐらいだったと思います。
「楽してお金持ちになりてぇな~~」という誰もが思うアホな考えからFXに20万円ツッコんだのが始まりでした。
今にして考えればFXは投資というよりは投機、つまりギャンブルでしかなかったんですけど、ビギナーズラックで300万円以上になったんです。
でも、そこで「さ、儲かったからやめよう」なんて思うわけがありません。
その3日後くらいには300万円ちょっとのマイナスを出してしまいました。
FX関連の本を2.3冊読んだくらいじゃこんなもんです…。
で、そこから10年ちょっと経ち、株式、仮想通貨、投資信託、海外ETF、IPO投資などをやって、なんとか利益を出しています。
そんなぼくが、投資をしてよかったと思ったことは、
- リスクの考え方を知ったこと。
- お金を稼ぐのは労働だけじゃないと知ったこと。
- 素人が負けるのは、ギャンブル思考になってることが主な原因と知ったこと。
- 長期的な視点を持てるようになったこと。
- 行動経済学や投資知識など、今までにない知識を楽しんで身につけられたこと。
ほかにもありますが、メインはこんな感じです。
逆によくなかったことは…うーん、最初にFXでガッツリ減らしてしまったことかな…それも今となっては勉強だったと割り切れるようにはなりました。(二度としたくないけどw)
簡単な目次
投資を始めて本当によかったと思うこと
【人生観】リスクについて、広い意味で考えれるようになった
投資をする上で重要なのが、「どれだけのリスクとリターンを想定するか」です。
投資は、元本が保証されているものではありません。
つまり、10万円入れたら9万円になっちゃう可能性もあるということです。
どれだけマイナスになるリスクがあるのかしっかりと考えることで、最終的に莫大なプラスをもたらすことができます。
まずはリスクについていろいろ調べてみたところ、そもそも「人生を生きている上で、誰しもがなんらかのリスクは負っている」という当たり前なことに気が付きました。
例えば、イケメン、美女が揃うBBQパーティに誘われたとします。
ウェーイ、たーのし~!ってはっちゃけながら食べたお肉が、実は生焼けで、後日ものすごい腹痛に襲われる…ということもないわけではありません。
BBQ会場など、お酒で判断力が鈍っているときに焼くお肉は、生焼けのリスクがある…とも言えますよね。
ほかにも、道を歩いているだけで交通事故に合うリスクは0%ではありません。
好きな人とデートできる!と思ったら、なぜか幸運のツボを30万円ローンで買わされていた…なんてこともあるかもしれません。
このように、我々は無意識のうちにリスクのある生活をしているのです。
特に、「高リスクでリターンが不明」な選択を誰もがしています。
それはなにかというと…就職です。
就職のリスクとは、
- 入社する会社が今後も潰れないか。
- 給料はちゃんと上がるのか。
- 残業は本当に少ないのか。
- 上司はヤバいヤツじゃないか。
- 同期で足の引っ張りあいにならないか。
- めんどくさいお局様はいないか。
- 宴会芸とかやらないですむか。
- 昇進の見込みはあるか。
- そもそも自分はその仕事に向いているのか…。
など、リスクとなり得ることは多数あります。
その割に、長期的なリターンは不明です。
短期で言ったら給与の額は明確にわかりますが、それがどれだけ長期的に増えていくのかはなかなか判断できないですよね。
そして、「こんなはずじゃなかった…」と思った人は、どんどん転職をしていくわけです。
エラそうに書いていますが、ぼくも5回ほど転職してますw
今にして思えば、最初に会社選びをするとき、この会社に就職したらどんなリスクがあるのか?を明確にしておけば、入社後の後悔は少なかったのではないかなと思います。
これから就職・転職をされる方は、ぜひ「会社に入ったらどんなリスクが想定されるのか」をしっかりと考え、それに対して覚悟を決めるようにしてみてください。
投資をしてわかった大切なことの1つは、
リスクは覚悟を決めていると、ダメージが少ない。
ということです。
例えば、「サービス残業はありません!」って言ってる会社に就職したとします。
ネットの会社評判では、「サービス残業ないって言ってるけど普通にあるよ」みたいな意見をあなたは見つけました。
ここで、あなたは2つの考え方をすることができます。
- サービス残業がないって会社が言ってるんだからないに決まってるじゃん!
- 会社はないって言ってるけど、現場で働いている人があるって言ってるんだから、実際はあるかもな…覚悟しとくか。
1の考え方は、リスク(サービス残業)に対して覚悟をしていません。
2の考え方は、リスク(サービス残業)に対して覚悟をしています。
さて、実際にサービス残業があったとき、精神的なダメージを受けてしまうのはどちらでしょうか?
もちろん1の人です。
そもそも、サービス残業なんてないよ!って言った会社が嘘つきなわけですけど、現実はこういったことが往々にしてあります。
世の中、正直者は少ないのです…。
こういったリスクに対する考え方は、投資をしてなかったらぼくはできていませんでした。
そういった意味でも、投資をしてよかったと思っています。
【労働収入】お金を稼ぐのは労働だけじゃないと知ったこと
サラリーマンも、コンビニバイトも、どちらも労働者です。
昭和な一般的価値観でいうと、「お金は働いてコツコツ貯めるもの」というのがセオリーになっています。
でも、労働の対価としてコツコツ貯めたところで、富裕層になることはなかなかできません。
そもそも、コツコツ貯めてなにかいいことがあるでしょうか?
銀行に貯金したって、金利は0.001%くらい、まさに雀の涙です。
正直、貯金だけしてもあんまり意味ないよな…というのが僕の持論です。
もちろん貯金がゼロというのは危ないことなので、最低限の貯金は必要です。
老後の必要資金は、一説によると5,000万円必要と言われています。
例えば、年収500万円の人だと手取りは約400万円で、毎月の給料は25万円だとします。
25万円だと、貯金に回せる額はがんばっても5万円くらいでしょうか。
毎月5万円を貯金して、老後資金5,000万円分貯めるには、1,000ヶ月必要です。
1000ヶ月w
つまり83年www
もう老後終わってるやんけ…って話ですよね。
ちなみに、「年金があるから大丈夫に決まってるだろw」という意見もあると思います。
それについては、年金、大丈夫じゃない!と不安な場合の対策法こちらで詳しく書いたので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
貯金するだけで老後も快適に過ごすなんていうのは、無理な話なのかもしれません…。
【宝くじはなぜ売れるのか】素人が負けるのは、ギャンブル思考になってることが主な原因と知ったこと
夏休みや年末になると、売れに売れるジャンボ宝くじ。
あれって全部買い占めたとしても、必ず損をするってご存知でしたか?
※宝くじの売上の半分くらいしか賞金になってません。儲かるのは胴元です。
宝くじの当たる確率は、1/10,000,000くらいです。
これは、100キロのお米の中からあたりの1粒をつまむのと同じくらいの確率と言われています。
…まぁ普通に考えて無理ですよね。
ではそれなのになぜみんな買ってしまうのでしょう?
それは、雰囲気で買ってるからです。
サマージャンボ宝くじのCMを見てるとそれがよくわかります。
7億7億~と連呼して、なんかすごそう感があったり、◯◯人に当たる!とデカデカと書いて「もしかしたら自分にも当たるかも」と思う人も多いはず。
ちゃんと考えたことないけど、当たったらお金持ちになれる、というくらいの理由で買ってる人が大半です。
投資の世界では、こういった考え方をする人は格好のカモになります。
ぼくも実際、20代前半はこの考え方でした…。
投資をやり始めて、この考え方に気づけたのは幸いです。
少なくとも宝くじ売り場に行列を作ってる人たちよりは、リスクに対する考え方は深くなったと思っています。
【格差】長期的な視点を持てるようになったこと
ぼくはもともと、貯金をほぼしないで毎月ギリギリまで遊ぶタイプでした。
それが現在は1,000万円以上を投資に使えるようになっています。
こうなれたのも、やっぱり投資をしっかり勉強してきたからかも、と思います。
投資は基本的に長期の視点が大切です。
短期的にマイナスでも、もっと長期で考えるとめちゃくちゃプラスになったりするのが投資の世界。
そして、少子高齢化がまじでヤバいということに気がついたのも理由の1つです。
20代前半で長期的に物事を考えれる人は少ないですが、30代になってみて思ったことが「20代からしっかりと長期的な視点を身につけることは大事」ということ。
特に投資など、個人のマネタイズをどう考えていくかは非常に大切です。
本来なら、中学校くらいの義務教育でやったほうがいいくらい。
投資を知ってる人と知らないまま過ごしている人は、そのまま経済格差につながっていると言っても過言ではないと思います。
ちなみに、今後も格差はどんどん広がっていくのは間違いなさそうです。
個人で億単位を稼ぐ人もどんどん出てきて、さらにベンチャー的な少人数でゴリゴリ稼ぐ企業も増えてきています。
しかもみんな若いんですよ…。
30代はおろか、20代で数千万円の資産を作ってる人もザラにいます。
今の20代は格差が特にスゴいんじゃないかな…。
投資の勉強をしなければ、そういった社会の流れを知ることもありませんでした。
【知識】行動経済学や投資知識など、今までにない知識を楽しんで身につけられたこと
いままで自分が読んでいた本と言えば、漫画や推理小説ばかりでした。
ビジネス書とか「意識高いwww」とバカにしていたんです。
でも、いつの間にかビジネス書を普通に読むようになり、しかも勉強になることがわかりました。
オススメをいくつか紹介します。
経済学ではなく、行動経済学についてわかりやすく書かれた本です。
かなり面白く、めちゃくちゃ勉強になるので好き。
先程の行動経済学の逆襲が面白かったら、このファスト&スローも面白いはずです。
こっちのほうがちょっと読むのが大変だったかな…。
エンジェル投資家ってなに?という方でも読める本。
すごく読み応えがあって、面白かったです。
これを読んで、日本の現実的な未来を考えることができました。
甘く考えてると、ちょっとヤバイかもな…という危機感が出てきます。
まとめ:投資は自分にいろいろなことを学ばせてくれるツール
投資をやってなかったら、全然知らないことだらけだったな、というのが正直なところです。
何も知らない人がどうやってカモにされるのか、そして賢い人たちはどう行動しているのか…。
そういったことを知るきっかけが投資でした。
もちろん、資産を増やしたいというのは大前提でありますが、知識が増えていくのも結構好きだったりします。
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