資産運用をしている中、ちょっとほかの人はどうなんだろう?と気になったので調べてみました。
データは、金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査というものです。
元データはエクセルなんですけど、やたらと見づらいので欲しいとこだけグラフにしてみました。
あなたの貯蓄は平均以上なのか、ぜひ確認してみてください~!
【あなたも平均以上?】30代、40代の貯蓄をグラフ化してみた
毎月の給料からどれくらい貯金に回してる?
毎月もらう給与から、どれくらいの割合を貯金してるかというデータになります。
果たしてどれくらいが普通なのでしょうか…!
30代の貯金に回す割合
30代は手取りの10~15%を貯蓄している人が多いようです。
なるほど…!
ちなみに30代の年収(中央値)はこんな感じ。
- 30代前半・・・387万円(手取りおよそ300万円ほど)
- 30代後半・・・443万円(手取りおよそ350万円ほど)
だいたい400万円くらいの年収で、手取りが320万円くらいが多いみたいですね。
とすると、ボーナスがない場合(中小でかなり多いです)は、月に26万円ほどの手取りになります。
26万円の10%だから2.6万円くらいを毎月、貯蓄してるという感じ。
まったく貯蓄してない人も13.3%ほどいるので、格差はものすごく開いてそう…。
40代の貯金に回す割合
40代はこんな感じになります。
30代と似たような傾向になっていますね。
やっぱりダントツで多いのが手取りの10%~15%を貯蓄にまわしている方。
そして驚いたことに貯蓄をまったくしてない人が15%以上もいます。
貯蓄に回すだけの余裕がない方も多いということかもしれませんね…。
40代の年収(中央値)はこんな感じ。
- 40代前半・・・510万円(手取りおよそ400万円ほど)
- 40代後半・・・550万円(手取りおよそ430万円ほど)
だいたい520万円くらいの年収で、手取りが410万円くらいが多いみたいですね。
30代と比べると100万円くらい上がっています。
貯蓄に回す割合を30代と40代で比べてみましょう。
30代と40代、手取り収入からどれだけ貯蓄してるか比較
2割以上貯蓄をしてる人は40代になると減っていますね。
これはおそらく、子供の養育費などで貯蓄に回す分が減ってるからなのかもしれません。
そして40代になると「少しでも貯蓄しなきゃ!」という人が増えている一方で、まったくしてない人も増えています。
その日暮らしに近い人が増えているのかもしれません…。
貯蓄してる人はどれくらいお金持ってるの?
30代の資産保有額グラフ
(縦軸は%)
500~700万円くらい持ってる人が多いですね。
平均すると735万円になります。
そして驚くべきことに3000万円以上もある人が3%ちょっといます。
その一方で100万円未満の人も9%近くいます。
これに加えて金融資産ナシの人(全体の33%ほど)を合わせると、中央値が200万円ほどに激下がりします。
平均値ですら470万円ほどに下がるので、いかに金融資産ナシの人が多いかということでもあります。
すでに30代でかなりの差がついてくるわけですね…。
40代の資産保有額グラフ
(縦軸は%)
40代になると、1000~1500万円が一番多くなってきます。
さすがに年齢的にそうなりますよね。
平均でいうと、1014万円です。
しかし、金融資産ナシの人をあわせた平均値は643万円になります。
平均値をがっつり押し下げるほど、金融資産ナシの人が多いということですね。
中央値に至っては220万円になります。
かたや1000万円以上の資産をもつ人が20%もいるのに対し、中央値はわずか220万円…。
33%ほどの人が金融資産ナシという両極化が起こっています。
30代と比較してみましょう。
30代40代の資産保有額比較
(縦軸は%)
やはり、40代になると1000万円以上の資産を持ってる人が増えています。
なんだかんだ言って、多くの人は貯蓄をちゃんとしてるって感じですね。
まぁ、まったく貯蓄してない人はこのグラフには1ミリも出てこないのでそう見えるだけかもしれませんが…。
次に、どんな形で資産を持っているのかもグラフにしてみました。
みんな資産はなにで持ってる?貯金?株式?
30代、種類別の資産割合
(縦軸は万円)
多くの人が貯金をメインにしています。
うーん、そういうものか…。
これ、米国だとまったく違う結果になりそうですね(金融リテラシーが日本より高いので、投資が多くなります)
投資信託なんてたった35万円ほどです。
ぼくはすでに200万円以上いれてるのに…!w
正直、長期で見たら貯金するより投資信託のほうがいいと思います。
貯金しててもお金増えないですもんね…。
参考記事:【100万投資してわかった】イーマクシス スリムの本当の評価【eMAXIS Slim】
40代、種類別の資産割合
(縦軸は万円)
40代になっても投資信託をしてる人はほとんどいませんね。
株式をやってる人がちょこっと増えたかなーくらい。
まぁ日本の投資信託って、高齢者を丸め込んで手数料が高いものを買わせるようなイメージがあるので、あんまり流行ってないのもうなずけます。
いい投資信託、増えてきてるのになぁ…。
ちなみに財形貯蓄というのが多いですが、これは、「勤めてる企業が、毎月の給与の一部を自動的に貯蓄に回す」というシステムのことです。
40万円の給与があったら、そのうちの4万円が自動定期に貯蓄になるという感じ。
正直、これをするくらいなら自分で投資信託を選んだほうがいい気がします。
財形貯蓄をしてる人はおそらくほとんどの人が投資の知識がまったくない人なのかなーという感じですね。
30代と40代の種類別の資産割合比較
(縦軸は万円)
比較してみるとこんな感じになります。
30代の感覚でそのまま40代もやってる人が多いみたいですね。
生命保険がすごく多いけど、そんなに必要な年代かな…という感じがしなくもないです。
30代、40代の貯蓄の致命的な欠陥。それは「資産活用をしていない」ということ
貯蓄のほとんどを貯金してるだけという現実
日本は先進国の中でも驚くほど金融リテラシーの低い国です。
義務教育でほとんど金融のことをやらないのが主な原因ですが、それが貯金オンリーの国民性にあらわれていますよね。
- 金持ちは悪い人
- 金持ちからもっと税金を取れ!
- 金を稼ぎまくるのは悪いこと
- 投資はギャンブルだからやるべきじゃない
という発想を多くの人がしていますが、これでは国は豊かになりません。
現在、貧富の差が広がり続けている元凶でもあります。
年収が平均そこそこでも貯蓄が数千万円を超えてる人と、年収が平均以上なのに貯蓄が数百万円の人ではなにが違うでしょうか?
それは、「資産活用をしてるかどうか」です。
貯金をしているだけでは、ほとんどお金は増えません。
貯蓄が多い人はもれなく「お金でお金を増やす」ことが上手な人たちです。
そういった人たちはうまく貯蓄を増やせているのに対し、貯金をしてるだけでは稼いだ分しか増やすことができません。
これから日本は大不況の時代にはいる可能性がどんどん高くなっています。
そうした中、自分で資産活用ができるかどうかは大きな運命の分かれ道になってくるはずです。
資産活用の定番は、「投資信託」「ETF」
資産をできるだけ低リスクでそこそこ増やしたい…というのであれば、やはり投資信託やETFがオススメです。
参考記事:ETFとは?【初心者向け40秒でわかる】投資信託との違いも解説
これなら個別株を買うのと違い、緻密な情報精査は必要ありません。
買って、長期保有してればいいだけです。
初心者がしてはいけない投資
逆にオススメできないのは、「不動産投資」「FX」です。
不動産投資は弱肉強食の世界で、魑魅魍魎が跋扈するとてもシビアな中、利益を出さなくてはいけません。
生半可な知識で挑むと、大きな借金をする場合もあります。
特に営業マンがオススメしてくる不動産投資はまったくオススメしません。
そもそも儲かるのがわかりきってる不動産なら、誰にも進めないで自分で買うか、仲間同士で買って儲けを分け合いますよね…。
FXはギャンブルなのでこれもオススメしません。
パチコンをやるのと同じで、投資ではないと思っています。
個別株も素人で儲かり続けてる人はいないんじゃないかな…。
なんだかんだで投資信託やETFは投資初心者の味方
長期保有をするのであれば、投資信託やETFにまさるものはありません。
ちなみに投資信託は、イーマクシススリム バランス8資産均等型を僕は買っています。
ETFだったらやっぱりVOOが一番安心できるかな…。
いままで貯金しかしてなかったあなた、ぜひ、投資信託やETFにも興味を向けてみてください!
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マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。