10日からの関税引き上げは確実になってしまいそうです。
市場の動きとしては、「関税引き上げ」と「交渉の決裂」というシナリオがさらに明確になってくればガンガン下がっていくはず。
逆に「交渉がうまく合意した」「交渉の延期が決まった」となれば急反発もありえます。
はたしてどっちに転ぶのか…。
様々なところに影響がでそうな米中貿易交渉、まったく先がわからないのでボラティリティが高いVGT(ETFのVGTとは)は一度ここで利確することにしました。
流れによっては世界経済の形が大きく変わるかもしれないので、長期投資以外は静観しようと思います。
簡単な目次
【米国】対中関税25%のリスクとして、Apple株関連を利確しました
Appleにも大打撃?中国での生産をなかなかやめられない理由
Appleの主力製品であるiPhoneは、生産のほとんどを中国でしています。
中国からの輸入品にかかる関税が25%になったとき、iPhoneもその影響を受けてしまう可能性があります。
そうなるとAppleがとる行動は、
- 関税の価格がiPhoneの販売価格に上乗せされる(値上がりして販売台数は下がりそう)
- iPhoneの価格はそのままで、利益が大幅に減る(販売台数は維持できるが大切な利益が減る)
この2つのどちらを選んでもAppleとしては厳しい局面になりそうです。
Apple株が15%もあるETF、VGTはリスクが高い
ぼくのイチオシなETFのVGTは、こういった局面に対してちょっと弱いのがネックです。
特にApple株はファンド全体の15%ほどを占めているため、関税の影響で下がる可能性は高そう。
それなら利益が少しでも出ているいまのうちに利確しちゃえばいいや…というのが今回の判断です。
今後、中国での生産は少なくなり、第三国での生産が増えるかも
今までは、中国で商品の生産をするのは理にかなっていました。
少ないコスト&品質の安定した工場を持つ中国で生産された商品は全世界に広がっています。
しかし中国があまりにも巨大になってきた今、政治的な理由で関税が増える可能性がでてきたわけです。
今回の関税25%はもしかしたら最終的に撤廃されるかもしれませんが、今後もないとは限りません。
中国に工場を持つ企業としては、リスク回避のためにほかの国に工場を移す可能性があります。
日本で売られている製品のほとんどに「メイドインチャイナ」がついていましたが、これが「メイドインメキシコ」「メイドインインディア」に変わる日も遠くないかも…。
日本の人件費も世界と比べれば相対的に安くなってるので、「メイドインジャパン」も増えるかも知れません。
上海総合指数とS&P500チャート
まずは上海総合指数を見ています。
うーん、やっぱりというか、結構下がっていますね。
6ヶ月単位で見ても、あんまりいい流れではありません。
ぼくのスタンスとしては「中国企業は買わない」というのがあるので、正解でした。
米国のS&P500はというと、
こんな感じになっています。
そこそこ下がっていますが、まだ利益は出ているので良しとします。
とはいっても、貿易交渉が決裂となったら更に下がるんだろうなぁ…。
まとめ:貿易、交流は政治的な色が濃くなってきた
今までは経済的な理由から中国と米国はうまくやってきていたように思えます。
しかし表面的に問題になったのは、ファーウェイの製品がスパイ活動の手段になると懸念されはじめたときではないでしょうか。
参考記事:ファーウェイのCFOが逮捕!米中経済戦争は激化する?
世界一の大国としての米国に迫る中国。
これからは政治的な理由で中国と米国の分断があらゆるところで起こるかも知れません。
日本もその影響を受ける可能性は高く、楽観時はできなさそうです。
2020年前後で世界的に経済はヤバくなりそうという予想をしていましたが、思ったより早くなるのかも…。
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マイナスになったときは、温かい目で見守っていただけるとさいわいです…。