とにかくリスクを減らして、なるべく安全性の高めな投資したい…という方にオススメなトータル・ワールド・ストックETF【VT】。
いろんな国(約47カ国)の企業が入っているETFで、構成株式銘柄数はなんと8,122ほど。
めちゃくちゃ多いです。
世界的に経済が上向きだったら儲かるという感じのETF。
まさに、「なにも考えないで全部に投資」できちゃいますw
ただ、最初に弱点というかデメリットを書いちゃうんですけど、アメリカ企業だけのS&P500のほうがリターン(利益)はいまのところ高いんですよね…。
国別で見ると、やっぱりアメリカの成長率はハンパなくてずっと右肩上がりです。
それに乗っかってS&P500系のETFにするか、それとも「アメリカもいつかはバブルが崩壊する!」と思ってトータル・ワールド・ストックETFにするか…。
悩みどころではありますが、とりあえずこのETFを知ってて損はないはずです!
簡単な目次
世界に分散して投資をするトータル・ワールド・ストックETF【VT】
2008年あたりはアレ?って感じですが、それ以降は概ね右肩上がりです。
ちょっと下がったとしても、数年で回復してさらに上を目指しています。
おすすめ度 | |
概要 | 全世界の市場を対象としたETF。いい感じっぽいけど、アメリカの比率が高いので結局アメリカが不況になったらダメな可能性が高い。 |
1年トータルリターン(利益) | 13.53%(参考値なのでマイナスになる可能性もあります) |
経費率(費用) | 0.1% |
銘柄の数 | 約8,122銘柄 |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
バンガードのトータル・ワールド・ストックETF【VT】
おなじみのバンガード社のETFです。
毎回バンガードばっかですけど、やっぱり経費が安いんですよね…。
これも0.1%です。
そして直近1年間のトータル・リターンは、13.53%。
5%をかなり超えているので全然悪くないです。
というかむしろいい感じ。
リスクを抑えめにしてるのに10%を超える利益って悪くないですよね。
10,000ドルで買ってたら、1年で11,300ドルになってたというと…利益の1,300ドル(約11万円)でめっちゃ豪華な旅行いけちゃう…。
バンガードのトータル・ワールド・ストックETF【VT】の上位10カ国
さて、バンガードのトータル・ワールド・ストックETFに組み込まれた約47カ国のうち、どの国が上位に入っているのか見てみましょう。
国名 | 割合 |
アメリカ | 51.7% |
日本 | 8.5% |
イギリス | 5.8% |
中国 | 3.2% |
フランス | 3.1% |
カナダ | 3.0% |
ドイツ | 3.0% |
スイス | 2.4% |
オーストラリア | 2.2% |
韓国 | 1.9% |
アメリカが51.7%と、全体の半分以上になっています。
うーん…。
これを見ると、普通にS&P500系のETFでいいんじゃね?的な感じもしますが…w
参考:バフェットもおすすめのS&P500インデックス投資をしてみる
日本では買いづらい中国の株が入ってるのは僕的にはいいと思います。
バンガードのトータル・ワールド・ストックETF【VT】の上位10銘柄
次に、約8000銘柄あるうちの上位10銘柄を見ていきます。
銘柄 | 割合 |
アップル | 1.81% |
マイクロソフト | 1.41% |
アマゾン・ドット・コム | 1.25% |
フェイスブック | 0.86% |
JPモルガン・チェース | 0.7% |
バークシャー・ハサウェイ | 0.7% |
ジョンソンアンドジョンソン | 0.7% |
エクソンモービル | 0.6% |
テンセントホールディングス | 0.6% |
見事に9位までアメリカ企業で、10位に中国のテンセントが入っています。
日本の存在感のなさw
銘柄自体は、割とほかのETFでもよく見るものが多い印象です。
ここで注目すべきは、中国のテンセントホールディングスです。
ほかのETFではなかなか入ってきません。
テンセントは、中国の深センに本拠を持つ会社で、売上高では世界最大のゲーム会社です。
そしてアプリの収益は世界一ィ!
世界五大企業のうちの一つで、めちゃくちゃスゴい会社です。
世界五大企業は、アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、テンセント!
ほとんどがアメリカの企業です。
バンガードのトータル・ワールド・ストックETF【VT】のいいところは、こんな感じでアメリカじゃない国の大企業が入ってるところかな…。
それでも、アメリカ企業の割合が多すぎるのはちょっと気になるところです。
バンガードのトータル・ワールド・ストックETF【VT】はいいのか悪いのか
組み込まれている銘柄数は約8,000社とめちゃくちゃ多く、それだけリスク分散がされているとも言えます。
直近1年のリターンも10%を超えていて悪くないですし、積極的にダメ!という理由はない感じ。
ただなんというか…約47カ国の銘柄を組み込んでいる割には、アメリカが多いのが気になるところ。
アメリカが不況になったら、結局このトータル・ワールド・ストックETFもマイナスになっちゃいそうな気がします。
それだったら、いっそのことアメリカオンリーなS&P500ETFにしてもっとリターンを良くするほうが効率的だとも言えます。
そしてアメリカ以外の先進国でまとめたETFと分割して投資をするというのも手です。
例えば資産が100万円だったら、40万円をS&P500系ETFに、60万円をアメリカ以外の先進国ETFにするという感じ。
それでいくとぼくのオススメは、バンガードS&P500ETF【VOO】と、FTSE先進国市場(米国以外)ETF【VEA】になります。
ただリターンの多さで言うと、やっぱりアメリカメインにしたほうが断然いいんですよね…。
そう考えたら素直にS&P500メインで行ってもいいような…(結局そこw)
アメリカの景気がまだまだ大丈夫そうなうちはS&P500で行って、ヤバそうだなと思ったら利益があるうちに別な国のETFにするのも一つの手だと思います。
「でもいちいちETFを買ったり売ったりするのはめんどうじゃ!」という方は、トータル・ワールド・ストックETF【VT】を買って超長期投資をする(ほったらかし戦法)のもアリかもしれません。
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アップルとかマイクロソフト、JPモルガン、ジョンソンアンドジョンソンなんてどのETFにも入ってるような気がするw