米国の短期社債(1-5年)をメインにしたETFが、バンガード米国短期社債ETF【VCSH】です。
短期国債よりも少しだけリスクを取りつつリターンを大きくしたいときにこれがオススメになります。
リスクを取ると言っても、株式ETFよりは全然値動きがないので、どのみち低リスクには代わりありません。
短期債権ETFの中では結構人気のETFです。
簡単な目次
バンガード米国短期社債ETF【VCSH】の投資評価
おすすめ度 | |
概要 | 米国社債(1-5年超)をメインとしたETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | -0.15% |
3年トータルリターン | 2.94% |
経費率(費用) | 0.07% |
銘柄の数 | 約2,197銘柄(かなり多い) |
PER | なし |
銘柄の代表的な市場 | 米国 |
予想されるリスク | 米国経済が絶好調になるとマイナスになる可能性が高い |
ベンチマーク指数 | ブルームバーグ・バークレイズ米国社債(1-5年)インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VT、VOO |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【VCSH】のチャート
一見すると、米国短期国債ETF【VGSH】とあんまり変わりません。
米国債権ETFってどれもだいたいこんな形なんですよね…。
というわけで、比較してみました。
米国短期社債ETF【VCSH】と米国短期国債ETF【VGSH】の比較
青線が米国短期社債ETF【VCSH】
オレンジ線が米国短期国債ETF【VGSH】です。
国債のほうが安定してますね!
でも、社債のほうがリターンは高くなっています。
2010年からの株式が好調なときがこんな感じなので、逆に株式が不調になったときは国債のほうがリターンが高くなりそう。
安定を取るなら国債ETFで、ちょっとリスクを取って少しリターンを高めるなら社債ETFということになります。
【VCSH】の配当利回り
直近の配当は2.94%とそこそこ高め。
うーん、いいなぁ。
同じ時期の短期国債は2.14%なので、やっぱり社債のほうが高くなっています。
【VCSH】の格付け別構成比率
格付け | 比率 |
Aaa | 1.2% |
Aa | 11.8% |
A | 44.2% |
Baa | 42.8% |
格付けの目安としては、
- Aaa・・・信用力がもっとも高くて、リスクはそんなにない。
- Aa・・・そこそこ信用度が高くてい、リスクが少ない。
- A・・・信用があるかな~くらい。
- Baa・・・まぁ信用あるかな、くらい。投機的な要素を含む。
という感じ。
割とリスキーな社債も入ってます。
とはいえ社債なので、いきなり暴落したりすることはなさそうですけどね…。
【VCSH】の信託報酬・手数料
1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.07%です。
債権ETFはだいたい同じくらい安いので、比較の際にここは気にしなくて大丈夫です。
【VCSH】の出来高
11/5日の出来高はおよそ244万売買でした。
すごい人気!
やっぱり社債、いいのかな…。
でも元手が数億円くらいないとリターンが少なすぎるので、あんまり一般人が持っても意味ない感じもします。
まとめ:国債よりはリスキーだけど低リスクにはかわりなし。バンガード米国社債ETF【VCSH】
社債なので、国債よりはボラティリティ(価格の上下)が激しいものの、株式と比べたら微々たるものです。
低リスクな投資の中でも、好景気には少しリターンが欲しいな…というときにVCSHはいいかも。
数億円、数十億円あったら債権ETFはポートフォリオに入れたいですね。
それまでは鉄板のS&P500ETF【VOO】などで資産を増やしたいと思います!
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