一般消費財(娯楽要素)な銘柄を集めたのが、バンガード米国一般消費財・サービスセクターETF【VCR】です。
似たような感じのETFで、バンガード生活必需品インデックス【VDC】というのもあります。
一般消費財と生活必需品…。
本来の意味だと、生活必需品は”生活になくてはならないもの”で、一般消費財は”普段そこそこ使うもの”ですよね。
ただなぜか、コカコーラは生活必需品に分類されていますw
アメリカ人にとってコーラは生活になくてはならないもの…たしかに理解はできるかも…。
そしてタバコも生活必需品になっています。
これは今後の禁煙の流れ次第では生活必需品ETF【VDC】から消えていくかも知れません。
話しがソレましたが、一般消費財ETFのVCRは、ネットでの買い物サービス(Amazonとか)、レストラン(ファーストフードも含む)さらには映像コンテンツ(ディズニーやらネットフリックスなど)がメインになっています。
正直、けっこういいETFなんじゃないかな…。
特に、米国の景気がよくなって中間層のお財布が潤ってきたらこのETFもかなり恩恵を受けるはずです。
逆に中間層の所得が上がらないまま景気が良くなる(今の日本みたいな感じ)だと、そんなに伸びないかも…。
米国国民の生活水準に密接な関係があるETFだと思います。
簡単な目次
娯楽関連は米国一般消費財・サービスセクターETF【VCR】にお任せ!
おすすめ度 | |
概要 | 米国の娯楽要素がある銘柄を集めたETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | 13.97%(過去の参考値) |
3年トータルリターン | 11.39%(過去の参考値) |
経費率(費用) | 0.10%(少し安め) |
銘柄の数 | 約372銘柄(かなり少なめ) |
PER | 21.42倍 |
銘柄の代表的な市場 | 米国 |
予想されるリスク | 米国が不況になったらその影響を受ける可能性がかなり高い。生活必需品に比べて、不況時の影響は大きくでる。 |
ベンチマーク指数 | MSCI USインベスタブル・マーケット・一般消費財・サービス25/50トランジション・インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VDC |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【VCR】のチャート
参考:ブルームバーグ
いい感じで右肩上がりです。
基本的に米国の代表的な指数S&P500が伸びてる(好景気)な間はVCRも順調って感じですね。
ということは、S&P500系のETF(VOOなど)を持っていても、リスクヘッジにはならないので気をつけましょう。
【VCR】の配当利回り
直近の配当は1.35%と普通な感じ。
高くもなく、安すぎるわけでもなく…。
生活必需品のVDCは2.43%なので、それに比べると低めな感じもします。
【VCR】と【VDC】の上位銘柄
一般消費財のVCRと生活必需品のVDCを比べてみます。
VCRの上位銘柄 | VDCの上位銘柄 |
アマゾン・ドット・コム | プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) |
ホームデポ | コカ・コーラ |
マクドナルド | ペプシコ |
ナイキ | ウォルマート |
ブッキング・ホールディングス | フィリップ・モリス・インターナショナル |
ロウズ | コストコホールセール |
スターバックス | アルトリア・グループ |
TJX | モンデリーズ・インターナショナル |
ゼネラルモーターズ | ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス |
ターゲット | コルゲート・バルモリーブ |
こうして比べてみると結構違いますね。
VCRはレストランなどの外食産業、VDCはスーパーなどの中食・内食産業。
VCRはAmazonやホームデポのようにものを売るお店に対して、VDCはコーラや洗剤(P&G)などがメインになっています。
どっちも一長一短で、それぞれにリスクがある感じがしますね。
VCRは、米国が不景気になったらそのあおりをモロに受けて下落率が高そう。
VDCは、タバコ関連企業が多くて、禁煙やマリファナ解禁の流れで売上が下がりそう。
ただどちらも鉄板な企業が多く入っているので、そうそうヤバイ下落はしなさそうです。
【VCR】の信託報酬・手数料
1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.10%です。
VDCと同じで、かなり安めです。
いいですね~。
さすがバンガード!
【VCR】のPER
PERは21.42倍と割と高い感じ。
高すぎってわけじゃないと思うんですけど、ちょっとやっぱり高いですよね。
ただ、AmazonのPERが驚きの272.05倍なので、それに引っ張られてる感もあります。
Amazon高すぎィ!
【VCR】の出来高
10月12日の出来高はおよそ395万売買でした。
とくに問題なく、売ったり買ったりできます。
バンガードのETFとしては普通な感じですね。
まとめ:バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF【VCR】は米国の景気がさらに良くなりそうなら買い!
生活必需品とは違う一般消費財ですが、なんだかんだで”国民の生活になくてはならないもの”になってる気もします。
つまり、これはこれで生活密着タイプの企業がまとまっているETFという感じです。
そう考えるとかなり手堅いETFなので、ぼくとしてはかなりアリ!
これと一緒にVDCを買っておけば、さらに鉄板な感じがします。(米国の景気が下がったら一緒に下がっちゃいますけど)
お金がたくさんあれば、VCR、VDCにプラスして、リスクヘッジで米国債のETFを買っておけばリスクヘッジもできて結構いいんじゃないかな…。
VCR単体でも、買う価値のあるETFだと思います!
ETFのおすすめランキングも作ってみました
海外ETFを簡単に買う方法【初体験の方向け】
「ETFの素晴らしさはわかった!でも買い方がわからん!」
というあなたのために、わかりやすい記事を書きました。
この記事では、実際にぼくが100万円でETFを買っています。
スマホ・PCどちらも対応していて2.3分で読めちゃいます!
そらすけの運用実績もまるっと公開しています!
ぼくが始めて資産運用をしてからの月別実績も正直に公開しています。
よかったらこちらも…
あの、こちらのボタンを押してもらえると、読んでくれてる方がいるんだ!とぼくの励みになります…。
匿名の人気投票的なもので、これをクリックするだけでOKです。ぜひ、よろしくお願いします!
ETF、なんか全部良さそうでわからなくなってきたぞ…というときにぜひ!笑
参考:【自腹研究】おすすめETFランキング!