5GNRバブルに乗る!?米国通信サービスセクターETF【VOX】の投資評価

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



通信(ネット)サービス、通信インフラ企業を網羅したのが、米国通信サービスセクターETF【VOX】です。

銘柄はかなり厳選されているので、構成銘柄は約79と結構少なめ。

2019年から2020年にかけてどんどん商業化されると言われている次世代通信規格5G NR(NRはNew Radioの略)がこのETFにとってはかなり好材料となります。

5Gとはなんなのかも含めて、まるっと解説していきます!

5GNRバブルに乗る!?米国通信サービスセクターETF【VOX】

おすすめ度  

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概要 米国の情報サービス、インフラ系の企業をまとめたETF。
リスクの低さ
リターンの期待値
1年トータルリターン -9.99%(過去の参考値)
3年トータルリターン 3.3%(過去の参考値)
経費率(費用) 0.10%(少し安め)
銘柄の数 約79銘柄(ものすごく少なめ)
PER 20.44倍
銘柄の代表的な市場 米国
予想されるリスク すでに5Gのことが織り込んである価格だった場合、今後下落も考えられる。
ベンチマーク指数 MSCI USインベスタブル・マーケット通信サービス25/50トランジション・インデックス
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 VOOQQQVT

※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。

【VOX】のチャート

参考:ブルームバーグ

2017年を境にめちゃくちゃ下がってますね…。

もし2017年のときがすでに5G需要を織り込んだ価格だとしたら、もうすでに一番最初の波は終わった感があります。

が、そうは言ってもこれは結構下がりすぎな気も…。

これから5GNRが幅広く使われるようになることを考えると、逆に今は買い時な感じもします。

【VOX】の配当利回り

直近の配当は3.17%とすごく好調。

さすがインフラ系、配当は高めになっています。

これであとは価格も上昇してくれたら言うことナシなんだけどな…w

【VOX】の上位銘柄

銘柄 割合
フェイスブック 14.39%
アルファベット 11.18%
AT&T 7.51%
コムキャスト 4.52%
ネットフリックス 4.49%
ウォルト・ディズニー 4.44%
ベライゾン・コミュニケーションズ 4.40%
チャーターコミュニケーションズ 2.13%
アクティビジョン・ブリザード 1.97%

通信事業者のAT&Tやベライゾンよりも、ネットサービス系のフェイスブックやアルファベット(Google)がメインになっています。

ネットサービス系の主力ETFはVGTで、ぼくも保有しているんですが、VOXも良さそう感ありますね…。

フェイスブックは、VRデバイスのOculusシリーズを出しているためそっちでも期待ができます。

現在の日本ではVRと言えばまだオタクな人たちが使ったり一部のアミューズメント施設で使われているだけですよね。

ぼくもオタクなので、VRデバイスはOculusを含めて2つ所有していますw

数年前からVRの動向を観察しているのですが、進化の速度も早くて今後に期待できる分野だと思っています。

つまり…長期目線だと買いなのでは!?

【VOX】の信託報酬・手数料

1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.1%です。

安い!

銘柄も国も少ないので、かなり安めですね。

【VOX】のPER

PERはちょっと高くて20.44倍になります。

うーん、フェイスブックとかGoogleとかディズニーとか鉄板の企業が多いから仕方ないかな…。

でもPERが高いのに価格が落ちまくってるのは、ちょっと気になるところです。

PERが20倍もあるので、まだまだ下落の余地があるとも言えます。

買い時が、難しい!w

【VOX】の出来高

10月12日の出来高はおよそ397万売買でした。

普通に売り買いされてるETFなので問題ありません。

そもそもバンガード社のETFはだいたいどれも大丈夫という前提もあります…w

簡単な5G NRとは?の解説

全世界で使われる通信規格の第5世代目を5G NRといいます。

現在は4Gと呼ばれていて、スマホで通信をするときはだいたいこれになってますよね。

5G NRはどれくらいスゴいのかというと、4Gの数十倍以上もの速度で通信することができます。

さらに回線の混雑時にも強くて、4Gのときに混雑した場所で「スマホがネットにつながらない!」ということがなくなります。

ただ、5G NRにも弱点があり、4Gよりも壁の透過率が高くないのと、電波の届く範囲も狭くなっています。

そのため、最初は4Gの改良版と5G NRの両方を使うシステムになっていくと思われます。

通信速度が早いと、なにがいいの?

通信速度が早くなると、いままで不可能だったことも可能になります。

例えば、遠隔地でのリモートコントロール手術。

お医者さんがロボットハンドを操作して、遠隔地にいる患者さんをロボットハンドでリアルタイムに手術するということが可能になってきます。

エンターテイメントでも4K画質の動画を瞬時に送れるようになるため、ブルーレイディスクのレンタルは必要なくなってきます。

さらに今後の発展が予想されるVR(仮想現実)やMR(複合現実)にも高速通信はかかせません。

仮想現実・・・自分がいまいる場所とは全然違う空間に入り込める技術。

複合現実・・・自分が今見ている現実世界に、仮想の物体が入り込んだように見える技術。

日本では、オリンピックに向けて2020年までには東京都心で5Gが整備される…はずです。

4Gのときは株価は上がったの?

さて、4Gが登場したときは株価が上がったのか気になりますよね?

4Gが出た当時の日本の情報通信サービス上場投信(野村のNEXT FUNDS)のチャートを調べてみました。

2012年の2月あたりから4Gが本格化しています。

…めっちゃ上がってる!!

これは5Gも上がるのか!?と思うかも知れませんが、ちょっと待ってください。

この当時の日経平均も見てみましょう。

日経平均株価も同じ様に上がってますね…。

つまりこれは「4Gというか、日本が全体的に好景気だった」というだけな気もします。

アベノミクスが始まったのが2012年12月なのでそれとも合致してますね…。

4Gのときはこのように経済全体が上昇基調だったので、あんまり参考にはなりませんでした。

ただ、5Gのインパクトは4Gのときよりも大きいと思っています。

3Gから4Gになったときは速度も数倍(実測値2~4倍程度)しか変わらなかったので、それに比べたら5Gは数十倍以上変わる(と言われている)ので、かなり期待できそうです。

まとめ:バンガード米国通信サービス・セクターETF【VOX】は未来を見据えるといい感じ

5G NRは電波が短いため、基地局をたくさん置かなくてはいけません。

ということは、通信インフラ系の企業が儲かるということ。

それを考えると、VOXは割といい投資先なんじゃないかな~と思います。

あとは買い時をどうするかですね…。

チャート的には買っても良さそうなんですけど、PERが高いのが気になるんだよなぁ…。

米国政府の考え方次第で、何事もなかったかのように上昇基調に戻るかも知れないですし、下がるかも知れません。

なかなかに難しいので、とりあえず少し買ってみるのがいいかも知れませんね。

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