株式投資をしたいけど、どこに投資したらいいのかさっぱりわからん…というあなたに朗報です。
企業分析なしでも低リスクな「生活必需品インデックス」の投資について書きたいと思います。
生活必需品関連のETFのキモは、
消費者(ぼくたち)は気に入った日用品を使い続ける傾向にある。
ということ。
例えば、コーラっていろんな企業が出してますけど、コカ・コーラとペプシ・コーラの2強には誰もかないませんよね?
ということは、生活必需品のそれぞれのジャンルで、確率したブランドを持つ企業が揃うインデックスだったら、めっちゃ低リスクで儲かるのでは…?というのが今回の趣旨です。
生活密着型!生活必需品インデックス投資ETF【VDC】
緩やか~に右肩上がりです。
停滞してるとも言えるかも…。
バンガード米国トータル債権市場ETF【BND】
おすすめ度 | |
概要 | どんなときでも必要な生活必需品。超安定した会社に投資したいならこのETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | 8.74% |
3年トータルリターン | 6.79% |
経費率(費用) | 0.1% |
銘柄の数 | 約99銘柄(すごく少ない) |
PER | 17.04倍 |
銘柄の代表的な市場 | 米国 |
予想されるリスク | 米国経済が暴落になるとマイナスになる可能性が高い |
ベンチマーク指数 | MSCI USインベスタブル・マーケット一般消費財インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VT、VOO |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
不況に強い!生活必需品の企業
景気が悪いときでも、それほど株価が下がらない生活必需品関連の企業。
不況だからと言って、お菓子を買うのをやめたりジュースを買わなかったりしませんよね?
逆に、お金がないときは「表参道のパンケーキ屋さん行きたいけどお金がないから、スーパーでお菓子買って食べよ…」ってなります。
このようにどんなときも日常的に消費されていく生活必需品。
生活必需品関連のいいところをまとめると2つに集約されます。
- 毎日、誰もが日常的に安定して消費する商品を売っている。
- 消費者は気に入ったブランド(もしくは名の知れたブランド)を好んで使う傾向が強いため、歴史のある企業が強い。
このことから、不況に強くて、もともとある大企業が安定して利益をあげれるということが言えます。
なんか調べるほどに低リスクな気がしてきました。
そんな生活必需品関連のETFでオススメと言えば…やっぱりぼくらのバンガードですw
※バンガード社のETFは経費がめっちゃ安い(0.1%とか)ので、ほとんど気にせずETFを買うことができます。
バンガードの生活必需品ETFは、バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)と言う名称になります。
バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)の良さを調べてみた
米国生活必需品セクターETF(VDC)の特徴
- アメリカの生活必需品関連の大型株、中型株、小型株に投資。(ほとんど大型株)
- 企業は、食品・飲料・タバコなどがメイン。景気に左右されづらいという特徴。
- MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスと連動。
期間ごとの年間リターン(利益)は、3年だと8.59%、5年だと11.72%、10年だと9.72%となっています。
※過去の実績を元にしています。
うーん、そんなにリターンは多くないですね。
低リスクなだけにリターンも低めです。
米国生活必需品セクターETF(VDC)の主要銘柄
銘柄 | 割合 |
プロクター・アンド・ギャンブル | 10.4% |
コカ・コーラ | 8.9% |
ペプシ・コーラ | 7.8% |
フィリップモリス | 7.8% |
ウォルマート | 6.6% |
アルトリア・グループ | 4.5% |
コストコ | 4.4% |
モンデリーズ | 3.5% |
1番多いプロクター・アンド・ギャンブルは、P&Gという名前だと聞いたことがある人も多いかも。
今、ぼくの家にあるP&G商品を探してみたところ、洗濯洗剤(アリエール)と台所洗剤(ジョイ)、ファブリーズがありました。
P&Gはほかにもおむつだとパンパース、シャンプーだとヴィダルサスーン、パンテーンなどがあります。
化粧品だと、なんとSK-ⅡがP&Gだったんですね…知らなかった…。
電気シェーバー、カミソリは、ブラウン、ジレットがP&Gです。
結構、普通に身の回りにありますね。
さすが生活必需品!w
コカ・コーラ、ペプシは言うまでもなく、どこのスーパー、どこのコンビニに行ってもかならずあります。
フィリップモリスは、たばこ関連の大企業で、アイコスもここです。
ウォルマートは、アメリカで最大規模のスーパーです。
日本ではあんまり聞き覚えがないかもしれませんが…実は西友(SEIYU)を子会社化してます。
アメリカの会社は規模がハンパないですね…。
アルトリア・グループは、アメリカでトップを走るたばこの会社ですが、ワイン等の食品も取扱いがあります。
たばこのブランドで言うと、マールボロ(マルボロ)やラークなど。
日本のAGFもアルトリア・グループが買収しました。
AGFはインスタントコーヒーで有名です(ブレンディなど)
コストコは知ってる人が多いかも。
会員制の超大型倉庫的スーパーです。
やたらとデカい商品が多く、コアなファンがたくさんいるコストコ。
「コストコ行こーぜ!」っていうのが、エンターテイメントっぽくて好きですw
スーパーに行くだけなのに、なぜかコストコだとわくわく感がある…というのに共感してくれる方もいるはず…たぶんw
モンデリーズは聞いたことがあまりないかも知れません。
…が、意外と多くの人がモンデリーズ商品を買ってるかも。
クロレッツ、リカルデントなどのガムは実はモンデリーズです。
たばこ産業は、禁煙の流れもあってあんまり成長は期待できそうにないかも…。
でも、アイコスとか電子タバコは順調に利用者を増やしている印象がありますよね。
米国生活必需品セクターの主要銘柄はアメリカの企業だけど、日本にも多く浸透している
上で紹介したメインの銘柄を見てみると、アメリカの企業なのに、日本でも普通に売られている商品が多いことに気が付きます。
もちろん日本だけじゃなく各国に展開しているので、ほぼ全世界で売られていると言っても過言じゃないような…。
いろんな国で使われる生活必需品って考えると、たしかに低リスクなのかなーという感じがますますしてきます。
例えば日本が超不景気で、生活必需品すら売上が落ちたとします。
でも、ほかの国が好景気で生活必需品の売上が上がれば、それはそれでいいわけですよね。
そう考えると、国家の経済状態が悪くなっても影響を受けづらいと言えます。
米国生活必需品セクターETF(VDC)のジャンル別の構成
ジャンル | 割合 |
清涼飲料 | 19.4% |
家庭用品 | 18.5% |
包装食品・肉 | 16.7% |
タバコ | 12.6% |
スーパー | 11.2 |
薬品小売り | 6.5% |
パーソナル用品 | 3.8% |
蒸留酒・ワイン | 3.0% |
農産物 | 2.9% |
食品流通 | 2.5% |
清涼飲料が一番多くの割合をしめています。
利益率めっちゃいいですもんね…。
ちなみにコカ・コーラの原液は、原価が5円未満だそうです。
安すぎるw
これだけ利益率がいいのであれば、ほかの企業も真似して当然…なわけですが、ぼくらはやっぱりコカ・コーラやペプシを飲んでいます。
いかにブランドとして強いかがわかりますね。
スーパーで、コカ・コーラが98円!安い!って買うときあるけど、原価を考えたらそれでも利益はめっちゃ出てますね…w
生活必需品関連のETFのデメリット
さて、どんなものにもメリットだけってことはありません。
生活必需品ETFにもデメリットはあります。
それは、企業としての成長が安定していることです。
安定しているならいいんじゃない?と思いますが、企業というのはどんどん成長していかないと株価も上がりません。
例えばコカ・コーラなんかは、どこでも買えるしどこでも飲めます。
これ以上、どうやったら売上が増えるのか…なかなか難しそうですよね。
もちろん企業もいろいろ考えていて、コカ・コーラ社の場合はほかにもいろんな飲料を出しています。
いろはす、綾鷹、ジョージア、リアルゴールド、ニミッツメイド…。
さらにコカ・コーラ自体のバリエーションも増えています。
カフェインがないコカ・コーラゼロカフェイン。
透明なコカ・コーラクリア
トクホのコカ・コーラプラスなどなど…。
こういった新たな取組み次第で、業績が上がるのか、横ばいなのか(もしくは下がるのか)が変わってきます。
ほかにもデメリットを上げるとすると、いくら生活必需品と言えども、超不況のときには売上が下がります。
当たり前と言えば当たり前なんですけど、一応書いとかないと…w
こうしたデメリットも含めて総合的に見ても、インデックス投資の中でも低リスクなものだと思います。
そもそもインデックス投資自体が低リスクなので、さらにその中でも低リスクが見込める、という感じ。
日本企業のインデックスよりも安定してそうな気もする…。
まとめ:生活必需品インデックス投資【ETF】
ぼくらの生活に浸透している生活必需品。
さらにその中でも確固たる地位をもつブランドが、新しい企業に負けることはそうそうなさそうです。
飲食系の商品はネット販売とのまだ相性が悪いので、ウォルマートやコストコのようなスーパーはまだまだ売上が伸びそうな予感もしてます。
この前、Amazonフレッシュという食料品をすぐに送ってくれるサービスを使ってみたんですけど、うーん、使い心地は正直イマイチ…。
月額500円かかるし、6000円以下だと送料が500円もかかるんですよね。
その時は「デザートチーズが食べたい!でも近くのスーパーに売ってないんご…」って思ってAmazonフレッシュを使ったんですけど、1,000円くらいの買い物に送料が500円かかっちゃいました。
それ以来、Amazonフレッシュは利用してませんw
ぼくは普段から月に5回くらいはAmazonを利用するコア派なんですけど、食料品はやっぱりスーパーで買ったほうがいいという結論に達しました。
そんなわけで、ウォルマートやコストコはまだまだ強いし、コカ・コーラやペプシもこれからも残り続けると思います。
それら企業がまるっと入ってるETFは…そう、バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)!w
ETFは証券会社に口座開設すればすぐに買うことができます。
3万円くらいあれば大抵のETFは買えるので、一緒にやってみましょー!
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海外ETFを簡単に買う方法【初体験の方向け】
「ETFの素晴らしさはわかった!でも買い方がわからん!」
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インデックスがよくわからないという方は、
参考記事:超わかる!インデックス投資とは?【初心者向け】をご覧ください!