米国の小型株へ投資したい方にぴったりな、バンガード・ラッセル2000ETF【VTWO】。
基準となるラッセル2000というのは、米国市場に上場する銘柄の時価総額1000位から30000位までの銘柄を集めた指数です。
※時価総額1位～2000位ではないので注意してください！
米国の小型株に投資するとどうなるかというと…正直、過去のデータをみる限りそんなにオススメできません。
ただ、小型株は大型株よりも成長性がある企業が多いので、それにかけるのはアリかも…。
簡単な目次
バンガード・ラッセル2000ETF【VTWO】の投資評価
| おすすめ度 | |
| 概要 | 米国の小型株を集めたETF |
| リスクの低さ | |
| リターンの期待値 | |
| 1年トータルリターン | 1.72％（過去の参考値） |
| 3年トータルリターン | 10.29%（過去の参考値） |
| 経費率（費用） | 0.15％（安め） |
| 銘柄の数 | 約2,096銘柄（かなり多め） |
| PER | 17.33倍 |
| 銘柄の代表的な市場 | 米国 |
| 予想されるリスク | 米国市場の株価下落の影響を顕著に受ける。 |
| ベンチマーク指数 | ラッセル2000インデックス |
| リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VT |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【VTWO】のチャート
参考：ブルームバーグ
チャートは一応右肩上がりできています。
2018年10月は中間選挙と米中の経済戦争があるので下がってますが、概ねいい感じ。
ラッセル2000ETF【VTWO】とS&P500ETF【VOO】の比較
青線がラッセル2000ETF【VTWO】
オレンジ線がS&P500ETF【VOO】です。
小型株がメインのVTWOに対し、大型株がメインのVOOを比べてみると、いい勝負ではあるものの、小型株のほうが下落率が高めになっていますね。
大型株よりも小型株のほうが景気の影響をモロに受けるので、これは仕方ないとはいえ、ちょっと不安な点でもあります。
うーん、ぼくはいまのところはこれよりもS&P500ETF【VOO】を買うかなぁ…。
【VTWO】の配当利回り
直近の配当は1.55％と普通な感じ。
特別高いわけでも、安いわけでもありません。
大型株メインのS&P500ETF【VOO】ともあんまり変わらないのは意外…！
【VTWO】の上位銘柄
| 銘柄 | 割合 |
| ファイブビロウ | 0.31％ |
| エッツィ | 0.27％ |
| インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー | 0.26％ |
| リバノバ | 0.26％ |
| ヘモネティクス | 0.26％ |
| テラドック・ヘルス | 0.25％ |
| リガンド・ファーマシューティカルズ | 0.25％ |
| ハブスポット | 0.24％ |
| プリメリカ | 0.22％ |
| ヘルスエクイティ | 0.22％ |
ほとんどが知らない企業だと思いますが、2000銘柄もあるうちのごく一部なので、特に各社を勉強する必要はありません。
どれか１社が突出して高利益を出したとしても、ETF内の割合が少なすぎて、ほとんど影響はないためです。
それよりも米国市場の景気がどうかに左右されるので、個別銘柄を追うよりも米国全体の動きをみたほうが、このETFの買い時がわかりやすいはずです。
【VTWO】の信託報酬・手数料
１年間の経費率（信託報酬などの費用）は0.15％です。
費用は安めですが、激安というほどではありません。
まぁこんなもんかな…という感じ。
【VTWO】のPER
PERは17.33倍と微妙なところです。
高いと言えば高いし、米国株式の中では普通といえば普通…。
僕の個人的な意見としては、「ちょっと高いのでは？」と思っています。
これが今このETFを買わない理由の一つでもあるんですよね…。
【VTWO】の出来高
10月26日の出来高はおよそ16万売買でした。
ちょっと少なめかな～。
あんまり人気のないETFみたいです。
まとめ：米国の小型株メインに買えるけど、イマイチな成績。ラッセル2000ETF【VTWO】
米国の小型株（と少しの中型株）をメインにしたいのであれば、このETFはアリだと思います。
ただ、小型株をメインにする理由があるかというと…。
大暴落のあとは、小型株のほうが先に上がりやすいというのが定説ですが、実際の過去チャートを見てみると一概にそうとも言い切れません。
なかなかに買い時が難しいETFだと思います。
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