エネルギー…というか、石油市場をメインとしたETFの一つが、バンガードの米国エネルギー株ETF【VDE】です。
直近のリターンは悪くないし、すぐに石油を使わなくなるってこともなさそうなので、そういった意味ではリスクが低めな気もします。
ただ、将来的に石油以外のエネルギー源が出てきたときはどうなるんだろうという不安もあったり…。
ほかにも、原油は生産国である中東との政治的な思惑があったりで、政治リスクがほかのETFより多くなる感じは否めません。
とはいえ、長期のグラフを見てると今が買いっぽい感じもするんですよね…!w
簡単な目次
エネルギー株のインデックス投資は安定なのか?米国エネルギー株ETF【VDE】
上がっては下がり、上がっては下がりを繰り返しています。
てことは、上がり途中の今はまさに買いのチャンスなのでは…!?
おすすめ度 | |
概要 | 米国の債権市場全体へ幅広く分散したETF |
リスクの低さ | |
リターンの期待値 | |
1年トータルリターン | 3.34% |
3年トータルリターン | 1.87% |
経費率(費用) | 0.1% |
銘柄の数 | 約142銘柄(すごく少ない) |
PER | 18.77倍 |
銘柄の代表的な市場 | 米国 |
予想されるリスク | 将来的にどうなるかちょっと不安。 |
ベンチマーク指数 | MSCI USインベスタブル・マーケット・エネルギー・インデックス |
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VT、VOO |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
バンガード米国エネルギーセクターETF【VDE】の特徴
銘柄のほとんどは、石油・ガス関連の企業で構成されています。
上位10銘柄を見てみましょう。
銘柄 | 割合 |
エクソンモービル | 20.18% |
シェブロン | 13.92% |
シュルンベルジェ | 5.57% |
コノコフィリップス | 4.64% |
EOGリソーシズ | 4% |
オクシデンタル・ペトロリウム | 3.78% |
バレロエナジー | 3.08% |
フィリップス66 | 3.03% |
ハリバートン | 2.55% |
マラソン・ペトローリアム | 2.21% |
エクソンモービルは、石油メジャーの最大手で、スーパーメジャーと呼ばれる6社のうちの1社。四天王的なアレです。世界200カ国以上で事業展開をしていて、21カ国に38の石油精製所を持ち、現在の生産量で14年以上も持つと言われています。
シェブロンもスーパーメジャーのうちの1社です。過去には1970年まで世界の石油をほぼ独占していたセブンシスターズ7社のうちの1社でもあります。石油関連の事業を一括で行い、さらには化学薬品の販売、発電業務なども手がけています。シェブロンも180カ国以上でビジネスをしており、非常に大規模な多国籍企業となっています。
シュルンベルジェは、油田探査や油田測定機器の開発製造を主なビジネスとしている多国籍企業です。石油精製所を持つ企業には欠かせないですね。ぼくらがこの会社の商品を買うことはなさそうですけど…。
コノコフィリップスは、石油会社の中ではかなり積極的に次世代エネルギーへの投資を進めている会社です。この会社もスーパーメジャーのうちの1社。日本にいると聞いたことがない方も多いと思いますが、超大企業です。
EOGリソーシズは、アメリカとカナダで天然ガスや原油の探鉱、開発、製造、販売を一手に行っています。
オクシデンタル・ペトロリウムは、スーパーメジャー…の次に大きい規模の石油会社です。
バレロエナジーは、アメリカ、カナダ、イギリス、アルバ、アイルランドで製油所を経営しています。ガソリン、ディーゼル燃料、ジェット燃料、アスファルトなどを製造。日本ではあまり見かけない感じですね。
フィリップス66は、石油精製と石油製品の会社です。2012年にコノコフィリップスから分離独立してできました。
ハリバートンは、120カ国で営業している多国籍企業です。石油・天然ガス関連が主な事業ですが、アメリカ軍のケータリングサービスなども手がけています。日本ではなぜか新潟に事務所を構えています。
マラソン・ペトロリアムは、アメリカの大手エネルギー会社です。ここもメインは石油関連になります。
という感じで、ほぼ石油関係です。
石油が使われなくなることは当分なさそうですが、政治判断次第で価格が上がったり下がったりしやすいリスクがちょっと心配。
でもチャートのカタチはいいんですよね…悩みどころですw
バンガード米国エネルギーセクターETF【VDE】は買い?
チャートを見る感じでは、2.3年くらいの期間で持つのは悪くなさそうです。
ただそこから先は落ちてもおかしくない感じがします。
さらに先になると、石油以外のエネルギー革命が起こる可能性だってあります。
もちろん今の大手石油会社が次世代のエネルギー市場にも参入することはあると思いますが、どうなるかわからんですよね…。
というわけで、5年や10年持つのはオススメしませんが、2.3年ならいいのでは、と思います!
ちなみにぼくがオススメするとしたら、エネルギーセクターよりも情報技術セクター(テクノロジー)のほうが今後も間違いなく伸びていく分野なので推してます。
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10年くらいの超長期で見るとどうなるかわからないですが、直近だと買いのチャンスな気がする米国エネルギー株ETF【VDE】。
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参考:超わかる!インデックス投資とは?【初心者向け】