リスクヘッジになる?バンガードのオールワールド(米国以外)ETF【VEU】の投資評価

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30代でのセミリタイアを目標に頑張る30代(就職氷河期末期の世代)。 派遣社員から転職を5回して、年収1000万円を超えた(副業含め)のちに起業。 バカを行動力で補うタイプ。 最近は投資をようやく覚えて、そっちにハマりぎみ。 お金に悩まない生活を目指して勉強してます! 運用実績はこちらで公表しています。【累計利益1,367,444円】 追記:この前、週間SPA!に投資家として取材されました~!



米国以外の国の中型、大型株で構成されたバンガードのオールワールド(除く米国)ETF【VEU】

米国株が飛び抜けて強い今、果たして米国以外の国に投資するメリットはあるかというと…。

結論としては、「米国株が強い時期なら素直に米国株にかけたほうがいい。米国株がダメになったら、世界的に影響が及ぶのでVEUも下がる」ということになります。

個人的にはVEUにはあんまり期待できないかな…。

ただ、もし世界的な暴落が来た場合、そこからいち早く立ち直るのはこのVEUという可能性もあります。

それを考えたらとりあえず知っておいて損はないETFです。

ちなみに、米国以外の世界各国の小型株をメインにしたETFは、オールワールド(除く米国)スモールキャップETF【VSS】というのがあります。

リスクヘッジになる?バンガードのオールワールド(米国以外)ETF【VEU】

おすすめ度  

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概要 米国以外の国の中型・大型株を集めたETF
リスクの低さ
リターンの期待値
1年トータルリターン -1.61%(過去の参考値)
3年トータルリターン 7.49%(過去の参考値)
経費率(費用) 0.11%(少し安め)
銘柄の数 約2,714銘柄(かなり多め)
PER 13.1倍
銘柄の代表的な市場 日本、英国、中国、フランス、ドイツ、カナダ、スイス、オーストラリア、韓国、台湾
予想されるリスク 米国が不況になったらその影響を受ける可能性が高い。色んな国が入りすぎて上がるか下がるか判断が難しい。
ベンチマーク指数 FTSEオールワールド(除米国)インデックス
リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 VOOQQQ

※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。

【VEU】のチャート

参考:ブルームバーグ

このチャート、実はVSSのチャートとほぼ同じカタチをしています。

大型株と小型株、どちらを選んでもチャートの動き方は同じなんですね…。

VEUもかなり予測しづらい形をしているので、買い時が難しいところです。

【VEU】の配当利回り

直近の配当利回りは2.17%です。

VSSは0.16%なのでそれよりはかなり良い感じ。

しかも米国の代表的なETF【VOO】が1.82%なので、それと比べてもいい感じです。

ただ、利回りが良くても価格そのものが下がってるから結局はVOOのほうが利益でてるというのがツラいところ…。

【VEU】の上位銘柄

銘柄 割合
ネスレ(スイス) 1.18%
テンセント(中国) 1.12%
アリババ・グループ(中国) 0.87%
ノバルティス(スイス) 0.83%
HSBCホールディングス(英国) 0.8%
ロシュ・ホールディング(スイス) 0.79%
トヨタ自動車(日本) 0.73%
トタル(フランス) 0.72%
サムスン電子(韓国) 0.69%
ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ) 0.69%

上位銘柄は中国やスイスが多めになっています。

うーん、中国…。

米国との貿易戦争で中国がどうなるか、今のところは中国の株価が下落しています。

今後どうなるかな~。

米国の国家情報会議が発行した「グローバルトレンド2030年」と「グローバルトレンド2035年」にはどちらにも「中国はまだまだ成長する」という予想が乗っています。

直近の中国株は買う要素がないけど、長期で見たら上がる確率は高そうですね。

韓国のサムスンは、株価も下がり続けていてちょっといらないかなぁという感じもします。

【VEU】の信託報酬・手数料

1年間の経費率(信託報酬などの費用)は0.11%です。

VSSより0.02%だけ安い!w

銀行の窓口などで進められる投資信託は手数料2%とかザラにあるので、それに比べたら激安です。

【VEU】のPER

PERは13.1倍と結構低めになっています。

これはいい感じですよね。

VSSと同じく10倍を切ったら買うのもアリかも…と思えてきます。

とはいえこれを買うくらいだったら、米国債を買ったほうがリターンが望めて、米国株のリスクヘッジにもなると思ったりもして…w

【VEU】の出来高

10月6日の出来高はおよそ200万売買でした。

これだけ出来高が多ければ、売りそこなったり買えなかったりすることはありません。

VSSのおよそ10倍の出来高があり、みんな小型株よりも大型株のほうが好きなことがわかります。

まとめ:オールワールド(米国以外)ETF【VEU】は無理に買わなくてもOK

そもそもの話しになっちゃうんですけど、米国以外の国を寄せ集めるメリットはない気がします。

これってつまり、米国が不況になってそれ以外の国が好調になるような世界経済じゃないと、このETFを買う意味がないわけです。

そんなことってありえるかな…?というのが正直な感想です。

米国が不況になったらだいたいどこの国も道連れです。

長期(10年~20年)で考えれば、米国よりも中国・インドが経済大国になる可能性は非常に高いので、それくらい先になればこのETFもいい感じに利益がでるかも。

おそらくですけど、そのときにはVEUの組入れ銘柄も中国・インド銘柄がガンガン入ってくると思います。

とりあえず今は、たまーにチャートをチェックする感じでいいかな~というのが結論です!

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