バンガード米国長期債権ETF【BLV】の投資評価

米国の長期債権（10年超）を対象としたETFがバンガード米国長期債権ETF【BLV】です。

これにかぎらず債権ETFって、株式が暴落したときのリスクヘッジで持つ人が多いと思うんですけど、少ない金額だと果たして意味があるのかな…？という気もしてます。

ウェルスナビだと、自動的に債権にも投資するんですが、

• 株式が良好なときは、債権ETFがマイナスになって足を引っ張る。
• 株式が不調なときは、債権ETFがプラスになるけど微々たるもの。

というあんまり効果的じゃない感じがしてます。

長期で見たらそれでもプラスになると思うので放置してますが、ちゃんと債権ETFを活かすにはもっとしっかり売り買いのタイミングを見極めないとダメかも。

結論としては「普通の人は別にもたなくていい。大不況時代になったら買いのETF」です。

バンガード米国長期債権ETF【BLV】

※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。

【BLV】のチャート

ほかの債権と同じく、米国株式が好調なときは低調なチャートになります。

米国長期債権ETF【BLV】と米国超長期債権ETF【EDV】とS&P500ETF【VOO】の比較

青線が米国長期債権ETF【BLV】

オレンジ線が米国超長期債権ETF【EDV】

緑線がS&P500ETF【VOO】です。

米国株式が好調なときは、債権を持ってないほうが良さそうなチャートになっています。

安定度で言えば、超長期債権よりも長期債権のほうが安定してる感じ…。

【BLV】の配当利回り

直近の配当は4.17％とすごく高め。

配当が4％を超えてるのに、直近１年のトータルリターン（価格の動きや配当などを合わせたリターン）はマイナス…。

やっぱり株式が好調なときに買ってはいけませんね。

【BLV】の発行体別構成比率

かなりの割合が米国関連の債権になってるので、安定してます。

【BLV】の格付け別構成比率

格付けの目安としては、

• Aaa・・・信用力がもっとも高くて、リスクはそんなにない。
• Aa・・・そこそこ信用度が高くてい、リスクが少ない。
• A・・・信用があるかな～くらい。
• Baa・・・まぁ信用あるかな、くらい。投機的な要素を含む。

という感じ。

Baaが30％近くあるものの、全体的にはリスク低めとなっています。

【BLV】の信託報酬・手数料

１年間の経費率（信託報酬などの費用）は0.07％です。

バンガードの債権はだいたいこれくらいですね。

安いので文句ありません。

【BLV】の出来高

11/2日の出来高はおよそ10万売買でした。

そんなに人気はないかな…。

出来高で行ったら、米国中期社債ETF【VCIT】のほうが人気があります。

まとめ：現状は買わなくていいかも。バンガード長期債権ETF【BLV】

債権ETFなので、株式が好調なときに買ってもあんまり意味がありません。

不況になる時期が明確にわかれば、買って仕込んでおくのはいいと思いますがその時期を判断するのが難しいという…ｗ

ぼくが買うタイミングは、株式市場が暴落して低迷が長引きそうだな、となって、株式ETFから債権ETFに投資のメインを変更するときです。

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