米国の短期債権をメインとしたETFがバンガード米国短期債権ETF【BSV】です。
国債で手堅いのも欲しいけど、社債も持っておきたいな…という方にはいいETFだと思います。
ただ、そんな人が一般庶民の中でいるかというと、いないような気もするけど…ｗ
安定度でいったら米国短期国債ETF【VGSH】のほうがいいと思います。
リターンでいうと、BSVもVGSHもさほど変わりがないような…。
BSVは、出来高で見ると地味に人気があるETFとなっています。
簡単な目次
バンガード米国短期債権ETF【BSV】の投資評価
| おすすめ度 | |
| 概要 | 米国債権(1-5年超)をメインとしたETF |
| リスクの低さ | |
| リターンの期待値 | |
| 1年トータルリターン | -0.37％ |
| 3年トータルリターン | 0.71％ |
| 経費率（費用） | 0.07％ |
| 銘柄の数 | 約2,528銘柄（かなり多い） |
| PER | なし |
| 銘柄の代表的な市場 | 米国 |
| 予想されるリスク | 米国経済が絶好調になるとマイナスになる可能性が高い |
| ベンチマーク指数 | ブルームバーグ・バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整（1-5年）インデックス |
| リスクヘッジとしてほかに持っておきたい銘柄 | VT、VOO |
※記事を書いたときのデータになります。現在の情報は、バンガードの公式サイトをご覧ください。
【BSV】のチャート
2014年から2016年まで安定してましたが、そこから2018年にかけて下がっています。
米中貿易戦争の影響もあるのかな…。
ほかのETFと比較してみましょう。
米国短期債権ETF【BSV】と米国短期国債ETF【VGSH】の比較
青線が米国短期債権ETF【BSV】
オレンジ線が米国短期国債ETF【VGSH】です。
うーん、やっぱり安定しているのはVGSHな感じがしますね。
【BSV】の配当利回り
直近の配当は2.22％とまぁまぁ悪くない感じ。
同じ時期のVGSHとほぼ変わりません。
【BSV】の格付け別構成比率
| 格付け | 比率 |
| 米国政府 | 64.6％ |
| Aaa | 5.7％ |
| Aa | 4.7％ |
| A | 12.8％ |
| Baa | 12.2 |
格付けの目安としては、
- Aaa・・・信用力がもっとも高くて、リスクはそんなにない。
- Aa・・・そこそこ信用度が高くてい、リスクが少ない。
- A・・・信用があるかな～くらい。
- Baa・・・まぁ信用あるかな、くらい。投機的な要素を含む。
という感じ。
米国政府以外（Aaa～Baaまで）は、工業や金融の債権がほとんどになります。
【BSV】の信託報酬・手数料
１年間の経費率（信託報酬などの費用）は0.07％です。
これもVGSHと変わりません。
【BSV】の出来高
11/5日の出来高はおよそ133万売買でした。
かなり活発に売買されています。
まとめ：そこそこ安定してるけど、国債で良い気もするバンガード短期債権ETF【BSV】
債権ETFなのでそれなりに安定していて、守りに徹する投資としては悪くありません。
ただ、守りに徹するのであれば、米国短期国債ETF【VGSH】のほうがより硬いと思います。
BSVは格付けBaaの債権が12％ほど含まれているので、国債ETFに比べてほんの少しリスクが上がってるんですよね。
そこをいいと見るか悪いと見るか…。
どちらにせよかなりの元手がないと、得も損もしないETFとなっています。
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